作家小説 の商品レビュー
有栖川氏いわく『ミステリでもホラーでも冒険小説でもなく、SFでもファンタジーでも漫才でもない』"物書き"がモチーフになった短編集。作品ごとに趣向が違うのでだれることなくサクサク読めます。星新一氏のようなブラックユーモア的な作品を書かれているのが意外でした。
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かなりの頻度で作中に作家が登場している有栖川先生ならではの作品 「作家小説」という題名の通り作家だらけの連作小説集 火村シリーズの方が馴染み深い人が多いと思うが、ブラックユーモア溢れる本書のような作品もまた別の角度から作家を書いていて面白いと思う
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「作家」をテーマにした連作短篇集。 切れ味するどいものもあれば、それほどでもないものもある。 つくづく星新一は偉大だつたと思ふ。 2004年9月4日讀了
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ベストセラーを生む作家の秘密は……。書かないでくれと言われた話を他人に話した後、行方不明になった男は……。ミステリよりミステリアスな「作家」という職業を描く、有栖川裏ミステリ集。
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タイトル通り、作家が出てきて色々な目に合う短編小説集。まあ冗談小説の範疇だけど、ミザリーがそうであるように、ホラーにもなるし、作家という仕事は頭の中で物語を生む作業が中心になるせいで、一種の幻想小説みたいな感じにもなる。中では、コメディホラーとして上出来な「殺しにくるもの」や「書...
タイトル通り、作家が出てきて色々な目に合う短編小説集。まあ冗談小説の範疇だけど、ミザリーがそうであるように、ホラーにもなるし、作家という仕事は頭の中で物語を生む作業が中心になるせいで、一種の幻想小説みたいな感じにもなる。中では、コメディホラーとして上出来な「殺しにくるもの」や「書かないでくれます?」、間抜けネタの「締切二日前」「作家漫才」が好き。最後の「夢物語」は日本人作家とは思えないくらい成功した奇妙な味の短編。有栖川有栖って、「ジュリエットの悲鳴」とか、氷村シリーズの短いものとか、短編が上手くて面白いと思うんだけど。
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