作家小説 の商品レビュー
おすすめは『書く機械…
おすすめは『書く機械』『書かないでくれますか?』です。短編なのでスラスラとても読みやすくなっていると想います。
文庫OFF
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2024/2/21読了(再読) 作家をテーマにした連作短編集。 ミステリだけでなく、ファンタジー、ホラー、お笑い(?)調の作品あり、〈学生アリス〉〈火村・アリス〉シリーズだけではない、作者の振り幅が楽しめる。 今回、再読して、『締切二日前』の〈ゴジラと東京タワー〉のトリビアに爆笑したこととか、『書かないでくれます?』の触角のくだりで本当にゾクッとしたこととかを懐かしく思いだした。文庫版あとがきで、作者は、収載作『作家漫才』の〈スランプに苦しむ阪神ファンの作家〉のエピソードに触れつつ、アレは'03年の阪神優勝以前に書いたもので、また阪神が20年ほど優勝から遠離るようなら修正が必要かも、みたいなことを書いていたが、まぁ……本当にまた20年遠離るとはねぇ……。
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作家さんの小説を産み出す苦しみを描いた短編。コメディ有りファンタジー有りそして全体に漂うブラック感。とても面白かったです。「殺しにくるもの」と「サイン会の憂鬱」が特にも好き。
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ホラーっぽいテイストの話もあれば、ギャグチックな話もある。小説家をモチーフにした短編集ってことでのほほんとした感じの話かな?と思っていたら、割と怖めの話が多くて驚いた。背筋がスっと凍るタイプの怖さ。 特に印象に残っているのは、『殺しにくるもの』と『書かないでくれます?』。どちらも怖い。オチはある程度読めていたけれど、それでも怖かった。『書かないでくれます?』の金魚のくだりは想像しただけで別の意味で恐怖。
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「世にも奇妙な物語」のような、不可思議な世界観と、どこか不吉なエンドが後味に残る話だった。 ジャンル分けが難しいけれど、個人的にこの本を読んでよかったなと思っている。 短編集のため、区切りのいい時間で読み切れるのがよかった。 第一話の「書く機械」が好きです。 作家という生き物は、...
「世にも奇妙な物語」のような、不可思議な世界観と、どこか不吉なエンドが後味に残る話だった。 ジャンル分けが難しいけれど、個人的にこの本を読んでよかったなと思っている。 短編集のため、区切りのいい時間で読み切れるのがよかった。 第一話の「書く機械」が好きです。 作家という生き物は、狂いながら小説を書くのだろう。 正気を失わないと、10万字を超えるような文章は紡げないのだ。
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奇妙な味、というのか、世にも奇妙な、というのか。最も印象に残っているのは編集者が作家先生に言う「お原稿」という言葉だったりする。
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(連作短篇集) 書く機械(ライティング·マシン) 殺しにくるもの 締切二日前 奇骨先生 サイン会の憂鬱 作家漫才 書かないでくれます? 夢物語 あとがき 文庫版あとがき 解説 末國善己
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作家にまつわる短編集。悩んだり笑ったり怒ったり壊れたりした色々な作家が出てくるが、どの話も作家という職業の業に囚われた人たちばかりで面白い。ミステリ要素はそんなにないけれど十分楽しめた。好みなのは「書く機械」「殺しにくるもの」「夢物語」かな。
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ブラックユーモア集みたいで面白かった。 「殺しにくるもの」オチは読めるけど、こういうの好き。 「締切二日前」雑学が良かったw
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