冷たい校舎の時は止まる(上) の商品レビュー
辻村作品としての処女作。この作品を初めて読んだのは月刊マガジンだったと記憶しています。冷たい校舎の中で時が止まる…。その中で繰り広げられる物語。 遅読の私にとってはミステリーというジャンルは敬遠したい一ジャンルです。しかし、当作品は面白い。早く下巻を読みたいと思います。...
辻村作品としての処女作。この作品を初めて読んだのは月刊マガジンだったと記憶しています。冷たい校舎の中で時が止まる…。その中で繰り広げられる物語。 遅読の私にとってはミステリーというジャンルは敬遠したい一ジャンルです。しかし、当作品は面白い。早く下巻を読みたいと思います。'21.4/28 '2311/18
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自殺してしまった人によるある種仕返しの様な物語。色んな世界観を知りたい、興味がある人にオススメ。静かな図書館で想像力を働かせながらキャラ一人一人の視点に立ってそれが自分だったらどんな事を思うのか考えて熱中して読みたい。
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思春期の複雑な悩みが仲良しグループ間でここまで多様に揃うことはないにせよ、皆んなそれぞれが丁度中高生辺りで感じた、誰もが共感できるような悩みを抱えていて、なんというか、等身が凄くリアルだなと思った。 それぞれの悩みに対して、あ〜分かる分かるとか、あったあった、と、深く頷かずには...
思春期の複雑な悩みが仲良しグループ間でここまで多様に揃うことはないにせよ、皆んなそれぞれが丁度中高生辺りで感じた、誰もが共感できるような悩みを抱えていて、なんというか、等身が凄くリアルだなと思った。 それぞれの悩みに対して、あ〜分かる分かるとか、あったあった、と、深く頷かずにはいられない。 学校という環境が如何に閉鎖的で、当時の自分、何時その年代の子供にとっての世界の全てなんだと、思い出させられる。 ちょくちょく入る怖い描写には息苦しくなるし、描写のされ方的に何となく気になる人物はいるにせよ、まだ明確な真相までは分からない。 下巻、楽しみに読みます。
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なかなかの長編。 いくつかの本を併読読みしてると、なかなか読み終わらない。 まだ、下巻がある。 果たして、誰なのか、死んでしまったのは。
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私たちの時代はteenagerにとって学校という狭い世界が全てだった。今は学校以外やSNSの世界があるが、それでもやはり学校の友人関係が中心なのは変わっていない。そこにはさまざまな生徒がいて、ひとつの言葉で、出来事で傷つく繊細な人もいて千差万別。そんな心の傷を開かせようとする悪意...
私たちの時代はteenagerにとって学校という狭い世界が全てだった。今は学校以外やSNSの世界があるが、それでもやはり学校の友人関係が中心なのは変わっていない。そこにはさまざまな生徒がいて、ひとつの言葉で、出来事で傷つく繊細な人もいて千差万別。そんな心の傷を開かせようとする悪意のミステリー。 初めは長いなと感じたが、明彦の話には非常に考えさせられた。下巻では、いよいよ謎解きが待っているはずなので先に進みたい。
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長い、しかもまだ上巻。「鏡の孤城」を読み心が震え、「Another side of 辻村深月」を読み最初の執筆である本書を読みたくなった。でも最初に出した本がこんなに長いなんて…誰もいない校舎に閉じ込められた8人、しかしこれは『ホスト』が作り出したイメージだった。学園祭最終日に自殺したのは誰だったのか、思い出すまで一人ずつ姿を消されるのか、どのようにして元の世界に戻っていけるのか、早く下巻を読まなくては。
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自殺した人は一体誰?というのも気になり、あっという間に上巻読み終えました。読み出したら止まらない!登場人物の背景もリアルで、本の世界なのに情すら湧いてきて、みんないい子だなーと思いました。でもこの中に自殺した子がいて、そして自殺した子を追い詰めたみんながいる…今読んでる感じでは全...
自殺した人は一体誰?というのも気になり、あっという間に上巻読み終えました。読み出したら止まらない!登場人物の背景もリアルで、本の世界なのに情すら湧いてきて、みんないい子だなーと思いました。でもこの中に自殺した子がいて、そして自殺した子を追い詰めたみんながいる…今読んでる感じでは全くそんなふうには思えないのに。これからどうなっていくのか気になって仕方がない!下巻を読むのが楽しみな反面、あと半分で終わってしまうのかと思うと寂しくもあり。こんな想いになった小説はこれが初めてです。
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辻村深月さんの作品をデビューから追ってみたくて手に取った。 登場人物、多いな…とか思ってたけどどの人物も本当に魅力的で物語が進むにつれて明かされてく過去や抱えてるものにひたすら心を揺さぶられて、気づいたらみんな大好きになってた。 頭の中にひとつの映画のように情景が浮かぶのは辻村さ...
辻村深月さんの作品をデビューから追ってみたくて手に取った。 登場人物、多いな…とか思ってたけどどの人物も本当に魅力的で物語が進むにつれて明かされてく過去や抱えてるものにひたすら心を揺さぶられて、気づいたらみんな大好きになってた。 頭の中にひとつの映画のように情景が浮かぶのは辻村さんの手腕だなあと思った。 下巻踏まえるとまた違った見方ができると思った。 途中からかなりホラーなので注意!
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長くて若干くどいけど、逆に思春期の未完全な感じがでてる気がして好き。 下巻にいろいろ分かってから読み返すと、より面白い。
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辻村深月さんの本を読んだことがなかったため、デビュー作を手に取った。上巻は、とても続きが気になる展開で、とにかく真相を知りたい気持ちになった。
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