冷たい校舎の時は止まる(上) の商品レビュー
長文で物語がなかなか進まず疲弊する。300ページ超えたあたりからやっと物語が動き出す。やれやれ…と言うのが上巻を読み終えた正直な感想。この評価は下巻で変わるのだろうか?? しかし、架空の話・架空の登場人物を創造し、これだけの長文文章を書ける作家の能力は凄いと思った。
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『かがみの孤城』でハマった辻村深月さん。 他の作品も気になって、順番に読むことにした1作目。 とりあえずデビュー作から… とにかく読むのが遅く(何十冊も併読しながら) じっくり少しずつ…なんと上巻だけで半年かかって読んだ。 かがみの孤城に比べると、表現の仕方とか「ん?」って疑...
『かがみの孤城』でハマった辻村深月さん。 他の作品も気になって、順番に読むことにした1作目。 とりあえずデビュー作から… とにかく読むのが遅く(何十冊も併読しながら) じっくり少しずつ…なんと上巻だけで半年かかって読んだ。 かがみの孤城に比べると、表現の仕方とか「ん?」って疑問に思うところも多々あって、あぁ〜デビュー作かぁと思うところもあるんけど、1作目からこんなに登場人物1人1人を掘り下げる書き方ができるのかと…。 バックグラウンドの壮絶な経験がすごい心に来る。 8人の学生+αに全部焦点を当てていく。 自分も校舎の中に取り残された1人になった気分になれる。 時間のわからない空間に入れられた時、 人間の体内時計って実際の時間よりも早く進むのかな?遅くなるのかな? そんなことを考えながら読んでた。 キンキンに冷えた校舎の描写が冬に読むのにぴったり。 (夏に読んでる時は、その描写が涼しく感じられて、それもまた一興…笑) 途中、結構なホラー展開が出てきてちょっとビビったけど、まぁでも読める。っていうか単純に続きが気になる。ここで終われない感…。頑張って読む。 2023/05/29-2023/12/15
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不思議な設定でハラハラドキドキ! いま感想書きながら早く続きが読みたい! なによりも高校生の登場人物の描写がすごい。 この作品が発行された2004年はまさに私も 高校生くらいだったのでその時代の高校生として すごくリアルだった。 8人それぞれの登場人物に対して 読んでる人も誰...
不思議な設定でハラハラドキドキ! いま感想書きながら早く続きが読みたい! なによりも高校生の登場人物の描写がすごい。 この作品が発行された2004年はまさに私も 高校生くらいだったのでその時代の高校生として すごくリアルだった。 8人それぞれの登場人物に対して 読んでる人も誰かしらに共感できるはず!
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これがデビュー作とはすごいな。 上下巻合わせて1,000ページ超えの長編 長編にありがちな中だるみもあるけど、下巻は結構サクサク進んだと思う。 結果、ミスリードを誘う小説は面白い。 よく考えて読めばミスリードに陥らないのかと思うけど、あたしはそうはいかないと思う。 まんまん騙さ...
これがデビュー作とはすごいな。 上下巻合わせて1,000ページ超えの長編 長編にありがちな中だるみもあるけど、下巻は結構サクサク進んだと思う。 結果、ミスリードを誘う小説は面白い。 よく考えて読めばミスリードに陥らないのかと思うけど、あたしはそうはいかないと思う。 まんまん騙された方が面白いし。
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絶叫して号泣する、 この作品は半端無さすぎです。夜寝る前に読む習慣の人は覚悟して読んでください。チビります。そして後半は泣きます。こんなに心が揺さぶれる作品を書く辻村深月さんは天才としか言いようがない。はやく下巻読みます。
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おぉ、これが処女作とは。 まだ上巻しか読んでませんが世界に入り込んでしまいました。 自殺した人は多分あの人。 あの人であれば、この世界に連れてこられた理由も先生が辞めようとした理由もなんとなく繋がる。 自殺者とホストは違う人だと思って読んでいってるんだけど…どうだろう。 下巻へ...
おぉ、これが処女作とは。 まだ上巻しか読んでませんが世界に入り込んでしまいました。 自殺した人は多分あの人。 あの人であれば、この世界に連れてこられた理由も先生が辞めようとした理由もなんとなく繋がる。 自殺者とホストは違う人だと思って読んでいってるんだけど…どうだろう。 下巻へ進みます。
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辻村深月のデビュー作でメフィスト賞受賞作。青南学院高校の生徒8人が校舎の中に閉じ込められ、文化祭の時に自殺した生徒を推理していくというストーリー。一人一人がいなくなる場面も不気味だったが、生徒たちが抱える悩みや問題などが痛ましかった。後編での解決編が楽しみ。
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辻村作品としての処女作。この作品を初めて読んだのは月刊マガジンだったと記憶しています。冷たい校舎の中で時が止まる…。その中で繰り広げられる物語。 遅読の私にとってはミステリーというジャンルは敬遠したい一ジャンルです。しかし、当作品は面白い。早く下巻を読みたいと思います。...
辻村作品としての処女作。この作品を初めて読んだのは月刊マガジンだったと記憶しています。冷たい校舎の中で時が止まる…。その中で繰り広げられる物語。 遅読の私にとってはミステリーというジャンルは敬遠したい一ジャンルです。しかし、当作品は面白い。早く下巻を読みたいと思います。'21.4/28 '2311/18
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自殺してしまった人によるある種仕返しの様な物語。色んな世界観を知りたい、興味がある人にオススメ。静かな図書館で想像力を働かせながらキャラ一人一人の視点に立ってそれが自分だったらどんな事を思うのか考えて熱中して読みたい。
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思春期の複雑な悩みが仲良しグループ間でここまで多様に揃うことはないにせよ、皆んなそれぞれが丁度中高生辺りで感じた、誰もが共感できるような悩みを抱えていて、なんというか、等身が凄くリアルだなと思った。 それぞれの悩みに対して、あ〜分かる分かるとか、あったあった、と、深く頷かずには...
思春期の複雑な悩みが仲良しグループ間でここまで多様に揃うことはないにせよ、皆んなそれぞれが丁度中高生辺りで感じた、誰もが共感できるような悩みを抱えていて、なんというか、等身が凄くリアルだなと思った。 それぞれの悩みに対して、あ〜分かる分かるとか、あったあった、と、深く頷かずにはいられない。 学校という環境が如何に閉鎖的で、当時の自分、何時その年代の子供にとっての世界の全てなんだと、思い出させられる。 ちょくちょく入る怖い描写には息苦しくなるし、描写のされ方的に何となく気になる人物はいるにせよ、まだ明確な真相までは分からない。 下巻、楽しみに読みます。
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