私が語りはじめた彼は の商品レビュー
まず、タイトルと表紙の写真に惹かれた。 作風としても、一つのことに対して周りの人視点で捉えていく形で、東野圭吾の白夜行に少し似ている。 事情があって一息で読みきれなかったせいもあってか、間をおいてから読んだ後半部に対しての衝撃は薄かったが、前半部に関して言えば、とても魅力的な作品...
まず、タイトルと表紙の写真に惹かれた。 作風としても、一つのことに対して周りの人視点で捉えていく形で、東野圭吾の白夜行に少し似ている。 事情があって一息で読みきれなかったせいもあってか、間をおいてから読んだ後半部に対しての衝撃は薄かったが、前半部に関して言えば、とても魅力的な作品であったと思う。 視点ごとの章立てになっているが、その中でもある高校生視点からの「予言」での心理描写には感服させられた。 ミステリー小説に片足突っ込んでます。おすすめです。
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ひとりの大学教授を巡る人々の人間模様。 話を読み進むにつれ、浮き彫りにされていく男。 三浦しをんさんはこれで4冊目ですが、毎回飽きさせない展開で、又読みたくなる作家さんですね。
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人が、何かすることにより他者に、何かしらの影響を与える、って、当たり前なんだけど、ああそうかあ。。と。 連鎖の短編はどれも巧み。
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~100112 人間関係の絡み方が複雑、でも面白い。愚かというか、正直というか、ただ誰しもが心のどこかに持っているんだろうな という感覚。
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うまいなあと。芥川の藪の中みたいな構造になっていて、どれが真実でどれが虚構なのかわからなくなっていく。くり返し読むとまた違う側面が見えてきそうな作品。
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比喩がすばらしく美しい。読んでいて恍惚のため息が出るほどであった。 個人的想像だが、しをんさんではないひとがこういった物語を書いたら読後の気分は地を這うのだろうとおもうが、彼女が書く文章の繊細さと美しさに不思議なほど清々しい気分で読み終えることができた。 ひととひとのつながりは不...
比喩がすばらしく美しい。読んでいて恍惚のため息が出るほどであった。 個人的想像だが、しをんさんではないひとがこういった物語を書いたら読後の気分は地を這うのだろうとおもうが、彼女が書く文章の繊細さと美しさに不思議なほど清々しい気分で読み終えることができた。 ひととひとのつながりは不確かで曖昧、しかしそれゆえに雰囲気や思い込みでどうとでも変化すると思え、ぞっとしながらもとてもおもしろいと感じた。 http://beautifulone.jugem.jp/?eid=268/
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一つ一つの話の完成度がとても高い。 人が愛について思う時の気持ちの奥底を見詰め、的確な文章で書き記されている気がする。それゆえに読み終わったときになんだかぞわーっとくるものがあった。おもしろいと言うよりも、うまい!とかすごい!といったかんじ。 解説を読んだ瞬間、「私もそう思うの...
一つ一つの話の完成度がとても高い。 人が愛について思う時の気持ちの奥底を見詰め、的確な文章で書き記されている気がする。それゆえに読み終わったときになんだかぞわーっとくるものがあった。おもしろいと言うよりも、うまい!とかすごい!といったかんじ。 解説を読んだ瞬間、「私もそう思うのよ!」と言いたくなった。「まほろ駅前」も好きだけどそれよりこっちに賞あげてほしかったよね、と。 本当にすごい小説だなぁと思うけど、これを人に勧めるかといいわれると人を選びそうで微妙かも。
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私には合わないらしく、つい先日読み終わったところなのに読んだ事実すら忘れてしまいました。 登場人物に全く共感できなかったのね。 どーでもいいと思ってしまいました。すみません。
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愛ってなんだろうって思った。嫁入り前なのに結婚が怖くなっちゃったよ(・ω・) 頭の中にうまく相関図を作れず…もう一度読む必要あり。 解説にもあったけど、しをんさんの書く文章は本当に綺麗で洗練されてて素敵★
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私とはあまり相性が良くなかったかな… 三浦さんの作品、ほとんど好きになれるんだけどなあ 不倫だの何だのって興味がないからまあ仕方ない。 次はまほろを読む!
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