怖い絵 の商品レビュー
描かれた絵にまつわる歴史、世相、神話。 画家の生涯への言及もまた、一興。 どうせなら、もう少し大きい版型で、心おきなく絵を眺められたなら。
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美術館に行く前に読みたい本ですね。現在では日常に寓話とか宗教とかが溶け込んでいないから画家の人はモチーフを探すのが難しいだろうなぁと思いました。
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1は文句なくおもしろく、2であれっと思い、3で完結してよかったと思った。 1は本当に、絵画のすみずみに散らばっている「現在の無知ではわかりようもないこと」を物語調たっぷりに書いていて斬新で、また作者の知識が惜しげもなく披露されていて読み物として最高だった。 しかし2となると、ネタ...
1は文句なくおもしろく、2であれっと思い、3で完結してよかったと思った。 1は本当に、絵画のすみずみに散らばっている「現在の無知ではわかりようもないこと」を物語調たっぷりに書いていて斬新で、また作者の知識が惜しげもなく披露されていて読み物として最高だった。 しかし2となると、ネタ切れなのか本当は作者はこういうことをやりたかったのかは わからんが、絵画の描かれた時代背景にばかりこだわり、「絵」そのものの恐怖感はうすれた。 3では、「…と思うと、いっそう恐怖感は増さないだろうか」とか「…という仮説がある」ばかりで、ほんとうに怖いものを出すのではなく、文章の力で怖がらせようとする、ただの三文小説になってしまった。絵はいらんのじゃないか。 たぶん作者もわかってて3で打ち止めにしたのは賢明と思う。彼女は専門分野で 充分食べていける人なのだから。 「ギャラリーフェイク」読んでるといろいろかぶるところがあるが、それにしても細野はほんとうに勉強してるんだなとわかる、へんなところで納得もするシリーズでした。
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面白いです!! この本は、絵とその歴史的背景の説明、 そして書いた画家の説明が細かく書いてあります。 絵、一枚一枚に込められている意味合いなどを著者が自分の意見も込めて書いてあり 怖いけれど面白く読むことができます。
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つるつる読めて、ふーんなるほどと思う部分もあるんだけど、その絵について自分に知識がないため、著者の誘導にそのまま乗っかってる感が消えず。そういう解釈もできるんだろうけど、別の解釈だってありそうな。まあ専門でもないので、暇なときに読むにはよい本かなぁ。
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こわい。 うわべだけでしか今まで見ていなかったから、新しい見方を教えてもらった。 そしたら、裏の意味ばかり考えて見るようになってしまった。 絵画・芸術と歴史は切っても切れない関係。 そりゃかっこいい絵、きれいな絵ばかりではないよなぁ。
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未来に対する予見性? それで怖いとは思わなかった。 なんで怖いのかを外に求めても退屈なのかな。 次のも読むけど。
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西洋画の描かれた時代背景や絵に隠されたメッセージ等が細かく書いてあります。 そういう絵のバックグラウンドにとても興味のある私にとってはとっても 面白い。 絵もカラーで出ているのできれいです。 美術館の説明より詳しくわかります。 ただ普通に面白いんだから、わざわざ「怖い」に結び...
西洋画の描かれた時代背景や絵に隠されたメッセージ等が細かく書いてあります。 そういう絵のバックグラウンドにとても興味のある私にとってはとっても 面白い。 絵もカラーで出ているのできれいです。 美術館の説明より詳しくわかります。 ただ普通に面白いんだから、わざわざ「怖い」に結びつけなくてもよかったのに。 巻数を重ねていくごとに「怖い」ネタがなくなってきたのか「怖い」にこじつけ してる感じが残念。 でも人間って「怖い」に惹かれるからキャッチーにするためなのかな。 実際私もそれで興味を持ったわけだし。
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恐怖というよりこんな裏があったのか!と思います。 時代背景を頭に入れてから絵を見ると全く違うように見えます 絵の多面性を見せてくれる美術エッセイです。
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おぉ〜、怖っ。 というよりは、こんな風に絵をみるという視点があったんだと、目からウロコ。 描かれた時代の価値観、作者の生い立ちなどを掘り下げる。 ちょっと妄想癖が過ぎる感もあるけど。 なんか騙し絵をみた後のようでおもしろい。 美術館ではノールックパスばりに絵をみなかったけど、これ...
おぉ〜、怖っ。 というよりは、こんな風に絵をみるという視点があったんだと、目からウロコ。 描かれた時代の価値観、作者の生い立ちなどを掘り下げる。 ちょっと妄想癖が過ぎる感もあるけど。 なんか騙し絵をみた後のようでおもしろい。 美術館ではノールックパスばりに絵をみなかったけど、これからは楽しめそうだ。
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