統計でウソをつく法 の商品レビュー
扱われる具体例が古いのはまあそれとして、内容は普遍的なもの。昨今の“信じあえない”世の中を前に、最低限本作で述べられている内容を心掛けておくことは、“騙されない”ための必修項目と思える。平均のウソ、グラフのウソなどなど。噛み砕いて説明されれば誰にでも分かることなんだけど、パッと見...
扱われる具体例が古いのはまあそれとして、内容は普遍的なもの。昨今の“信じあえない”世の中を前に、最低限本作で述べられている内容を心掛けておくことは、“騙されない”ための必修項目と思える。平均のウソ、グラフのウソなどなど。噛み砕いて説明されれば誰にでも分かることなんだけど、パッと見のインパクトは絶大ですよね~。特に、何気ない会話の中でふと繰り出される場合、いくら注意していても、見破るのはなかなか難しいと思います。もちろん、自身で思い当たる節があるからなんですが(苦笑)。騙されないための一助とし、肝に銘じていきたいです。
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タイトルの通り、統計でウソをつく(情報を操作する)方法が具体的に書かれています。 騙したくてウソをつくこともあるが、多くの場合は統計の仕方が悪い(愚か)。 最終章では「逆にウソを見抜く方法(5つのカギ)」も書かれており、質・量ともに良書だと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ファクトベース」と言っても、ファクトとして提示されている物が間違っている、または恣意的に作成されているケースは多い。 定量的なデータにおいて、そのような統計に惑わされないために読んでおくと役に立つ。 平均、標準、因果関係など、数学が苦手でも理解しやすいように書かれている。 算術平均、中央値、最頻値は、絶対知っておくべき。使える。
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統計学の入門書。訳が洒脱で読みやすい。例が1910年~1950年代なのも時代を感じさせてくれて良い。 さらっと読めて、面白く、役に立つ良書。
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統計。数字は説得力がある。 信じやすい、鵜呑みにする、騙される、ことのないように知っておくべき最低限の知識が学べる。 計算式も全くでてこないので理解しやすい。 昔の本なので、古臭いのは仕方ないな。
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統計学の入門書として薦められたので読んでみた。が、統計学をちょっとかじっている人ならば、もうすでに知っていることも書かれている。また、例として挙げられているものが、第二次世界大戦前~1950年代のアメリカのことなので、ピンとこないことが多い。あるいは、今現在の広告やマスコミではあ...
統計学の入門書として薦められたので読んでみた。が、統計学をちょっとかじっている人ならば、もうすでに知っていることも書かれている。また、例として挙げられているものが、第二次世界大戦前~1950年代のアメリカのことなので、ピンとこないことが多い。あるいは、今現在の広告やマスコミではあまりにも当たり前に使われていることなので、その手法はもう既知のものとなってしまっている。ただ、なぜ既知かとなっているのかといえば、まさしくこの本が啓蒙したからであろうからなので、だから、出版された当時のこの本のインパクトの大きさは想像できる。 そして、一番残念なのは、翻訳が古すぎること。今どきこんな訳では、中学生でも×をくらうような翻訳が散見され、そのためにわかりにくい内容になっている箇所がある。統計分野に明るい翻訳者さんなんていっぱいいるだろうに、なぜ新しい翻訳で出し直さないのだろう。統計学入門のバイブル的な本であれば、なおさら、この点が残念に思われる。
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ブックオフにて105円(当時)で購入。平易で読みやすい統計学入門の古典。マスコミや売り手側が大々的に発表する統計図やグラフなんて、十中八九印象操作がなされているはずなので、手口を知っておくことは重要。故に本書も順調に版を重ねてきたのだろう。サブタイトルにある通り"数式を...
ブックオフにて105円(当時)で購入。平易で読みやすい統計学入門の古典。マスコミや売り手側が大々的に発表する統計図やグラフなんて、十中八九印象操作がなされているはずなので、手口を知っておくことは重要。故に本書も順調に版を重ねてきたのだろう。サブタイトルにある通り"数式を使わない統計学入門"なのだが、少しは数式も勉強したいので、その辺りは別の書籍に機会を譲るということで。
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具体例を交えて、統計でウソを付く方法を解説する本。 ダマされないためにも、知識として知っておきたい。
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名著名著だと聞いていながら、あまりに古いので「まあいいか」と放っておいたんだけど、意を決して読んでみました。 いやまあ、確かに話題は古いものの、その語り口や着眼点に錆びついた感はなく、今でも十分に役立つ。 ま、逆に言えば、昔から似たような詐欺的手法がずっと繰り返されてきてるってこ...
名著名著だと聞いていながら、あまりに古いので「まあいいか」と放っておいたんだけど、意を決して読んでみました。 いやまあ、確かに話題は古いものの、その語り口や着眼点に錆びついた感はなく、今でも十分に役立つ。 ま、逆に言えば、昔から似たような詐欺的手法がずっと繰り返されてきてるってことで、ちょっと嘆息したりはする。
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「大事なことは、サンプルが全体を代表するものでなければならないということであり、それはつまり、かたよりのもとになるすべてのものを取り除いたサンプルということである。」 最近話題である統計がどのように人をミスリードするために使われるのかについて書かれた本。人は数字で言われると説得...
「大事なことは、サンプルが全体を代表するものでなければならないということであり、それはつまり、かたよりのもとになるすべてのものを取り除いたサンプルということである。」 最近話題である統計がどのように人をミスリードするために使われるのかについて書かれた本。人は数字で言われると説得されやすく、社会でも数字を使い物事を説明するよう求めれている。ここで大事なのは、その数字がどのように用いられているか知ることであり、そこを知らないと誤った考えを得てしまう。この本では様々な実例を挙げており、読んでいて面白いし、自分がそれを使うことができるようにもなる。 ただ、統計学の初心者用ではなく、少し統計を学んだ者が読む本だと思った。
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