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五分後の世界 の商品レビュー

3.9

329件のお客様レビュー

  1. 5つ

    105

  2. 4つ

    98

  3. 3つ

    74

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    3

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2014/07/13

世界観が面白かった。 戦場での描写や、ワカマツが言っていた組み合わせ云々の話がよかった。 敵の土俵で勝負する。

Posted byブクログ

2014/07/02

向井理さんが、王様のブランチで紹介されていた本。 村上龍はじめて読みました。 描写がとても細かく、また戦争シーンということで読み進めるのが私にはなかなか困難で、きちんと一語一語読み砕いたわけではありません。 でも、それでも気持ちにせまってくるものがあり、続きが気になって気になって...

向井理さんが、王様のブランチで紹介されていた本。 村上龍はじめて読みました。 描写がとても細かく、また戦争シーンということで読み進めるのが私にはなかなか困難で、きちんと一語一語読み砕いたわけではありません。 でも、それでも気持ちにせまってくるものがあり、続きが気になって気になって、あっという間に読み終えてしまいました。 こんなにコンパクトなのに、すごい重厚。濃厚なダークチョコレートを一粒食べたみたい、というのかな。 ダンサーのシーン、とりはだもの。 「生きのびていくために必要なものは食料と水と空気と武器、そういうものだけではありません。 勇気とプライドが必要です。 われわれは、この五十年間、一人の戦争ノイローゼも、自殺者も出していません。 」 パラレルワールドだって気がつかなくて、未来の話なのかと思って読んでいたので、

Posted byブクログ

2014/06/13

5分後のパラレルワールドに主人公が飛ぶストーリー。一気には読めるけど、面白さがわからなかった。終わり方も中途半端だし。

Posted byブクログ

2014/05/04

重厚な設定、そして、戦闘の描写が読者をどんどん作品の中の世界に引き込んでいきます。 小説のラスト一行がとても魅力的でした。

Posted byブクログ

2014/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

TV番組か何かでちらりと紹介されていて興味をもったのでブクオフで購入。 「第2次世界大戦で降伏しなかった日本」という設定のパラレルワールド物という前知識を持って読んだ。 村上龍の作品はこれが初読。 5分後のパラレルワールドの日本の置かれた設定に???となる。日本以外は普通の世界だと思ってていいんだろうか?そんなわけないか。 あと、戦闘時の地形描写も理解しきれず?マークが浮かんだが、そのあたりは私個人の読み取りの弱さのせいかも。 とはいえ、冒頭からぐいぐいと引き込まれ、一気に読んだ。 引き込まれ具合を実感したのは、小田桐が別世界に来て監禁されてから最初にシャワーを浴びるまで、「いいから一度シャワーを浴びさせてくれないかなぁ」とずっと思い続けていたこと(笑 そのくらい小田桐の存在をリアルに感じていた。 戦闘時の細かな描写については、グロい表現をしていてもそこは想像の加減で調節し(笑)、特に苦にならなかった。 というか、文字とは思えない迫力と息もつけないようなスリルを感じることができて、村上龍ってすごい人だったんだ!と遅ればせながら認識しました。 戦闘以外のシーンでは、ゲリラ戦士の集団となった「国民」の合理性を追求する姿勢が今の私の生活に余計な枝葉が多すぎることに気づかせてくれたと思う。 当然ながら周囲と戦っているわけではないけど、いい意味でもっとシンプルに物事を捉えたり、行動してもいいんじゃないかと考えさせられた。 星が少ないのは、戦闘シーンやコンサートのシーンなど、微に入り細に入り書いてページ数を割き、2回目の戦闘シーンを読みながら「残りのページ数も少ないのにどう決着をつけるんだろう」と思っていたら突然終わってしまったため。 移入して読んでいた分、あららら感がハンパなかった。 続編が出ていてもたいてい面白くないので続編の購入は考えていなかったが、この終わり方では続編を読まないわけにはいかないでしょう(笑 小田桐のその後がとても気になる。

Posted byブクログ

2014/03/29

冒頭から強烈に物語に引き込まれた、小田桐が迷いこんだ5分ずれた世界の情勢、国民ゲリラ、第二次世界大戦で降伏しなかった日本。 5分ずれた世界をあっと言う間に読み駆け抜ける!、その描写が次のページへと追いたてる!、面白い!。 勇気と誇り、5分時計を進めたくなった(笑)。

Posted byブクログ

2014/02/12

少しボリューム不足。 最高傑作ということでハードルを上げすぎてしまったな。血なまぐささはあったけどもっとこの人のドロドロした感じの世界観を楽しみたかった。

Posted byブクログ

2014/02/03

「もし、本土決戦を行なわずに、沖縄を犠牲にしただけで、大日本帝国が降伏していたら、日本人は 無知 のままで、生命を尊重できないまま、何も学べなかったかもしれません。」 二発の原爆で降伏せず最後まで戦った平行世界の日本にずれ込んでしまった小田桐は理不尽に銃を握らされる。 そこは敵...

「もし、本土決戦を行なわずに、沖縄を犠牲にしただけで、大日本帝国が降伏していたら、日本人は 無知 のままで、生命を尊重できないまま、何も学べなかったかもしれません。」 二発の原爆で降伏せず最後まで戦った平行世界の日本にずれ込んでしまった小田桐は理不尽に銃を握らされる。 そこは敵と戦いと誇りだけがあるシンプルな世界。

Posted byブクログ

2014/01/13

全編通じて、戦闘の描写ですごく疲れる。描写力はさすがと思うが面白くない。おそらく戦争を知らない世代に戦争を見せるという意図と思うがいまいち感情移入が出来なかった

Posted byブクログ

2014/02/26

のめり込んで読める痛快さと何度も読み返したくなる社会批判の両立村上龍のストイックさが伝わってくる良作。『ブルー』や『ベイビーズ』で感じた、世代差故の共感し辛さは今作には無かった。この時期周辺の他作品も読んでみたいと思わされる。異常な平行世界でも認められる才能を持つ主人公に爽快感を...

のめり込んで読める痛快さと何度も読み返したくなる社会批判の両立村上龍のストイックさが伝わってくる良作。『ブルー』や『ベイビーズ』で感じた、世代差故の共感し辛さは今作には無かった。この時期周辺の他作品も読んでみたいと思わされる。異常な平行世界でも認められる才能を持つ主人公に爽快感を覚える部分があり、どうしようもない血腥さの中で「時計を5分進める」という表現が光る。

Posted byブクログ