キノの旅(Ⅰ) の商品レビュー
あんまり本読んでないラノベ読みが喜んでそう、まったく面白くないし、こんな話ならずっと前に星新一がたくさん書いてるからそっち読んだ方がいい、これで累計1000万部近く刷れちゃうからラノベ全体が舐められてるんだろうと思う、主人公が人を殺すところだけ評価できる、それとナイトライダー
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短編の連作でサクサク読みやすい。 それぞれの話に風刺や教訓が込められていて、考えさせられる。 キノもエルメスも淡々としていて、出会った人や国に深く干渉しないところがいいな、と思う。 何事もほどほどが大事。 続きも読みたい。
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物語は時系列もばらばらの短編集。物語は哲学的なものが多いでしょうか。 キノが一国旅するのに1話ずつという短編集です。 人は儚い。醜い。それでも美しい。そんなお話。
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キノという名の少女と、その相棒でモトラドのエルメスが、いろいろな国を旅してまわる連作短編集です。第1巻には、「人の痛みが分かる国」「多数決の国」「レールの上の三人の男」「コロシアム」「大人の国」「平和な国」の6編が収められており、このうち第5話の「大人の国」はキノが旅に出るきっか...
キノという名の少女と、その相棒でモトラドのエルメスが、いろいろな国を旅してまわる連作短編集です。第1巻には、「人の痛みが分かる国」「多数決の国」「レールの上の三人の男」「コロシアム」「大人の国」「平和な国」の6編が収められており、このうち第5話の「大人の国」はキノが旅に出るきっかけについてのエピソードです。 キノのとる行動にいつも共感できるわけではなく、それなりに重い問題を乾いた描写で戯画化するやり方に飽き足りなく感じるのも事実です。とはいえ、それはどんなに綿密に問題の細部にまで分け入っていく作品でも同じことであるように思います。この本で著者は、1つに国に3日間だけ滞在するキノにも似て、読者に「問いかけ」だけを置き残して、淡々と次のエピソードに移っていくというスタイルをけっして崩そうとしません。そこに、この世界には容易に解決することのできない問題があることを知りながらも、ずっと一つの場所にとどまることのできないと感じている自分たちの姿を重ねてみたくなってしまいます。 黒星紅白の瀟洒なイラストも、作品の雰囲気とマッチしているように感じました。
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前から気になっていた本作。一話一話が短いので読みやすいが、寓話的要素が強く一回読むだけではこの作品の良さをわかりづらい。いろんな知識があればより面白く感じられる。たまに伏字になっているのが読みづらい。
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ルールに縛られ、自分を見失って生きる人たち。 自分で考えることをやめた人たち。 この世界には人間が溢れているようで、その実誰もいないのかもしれない。
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狂った国をめぐる旅。 どいつもこいつも狂っているが、狂っていると断じはしない。 教訓を暗示させるような書き方が昔話っぽいと思った。 銃へのこだわりがすごい。
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2003年、WOWWOWの無料放送枠で放送していた「キノの旅」というアニメを見ていた。 人間のエゴや悪や弱さに対する痛烈なメッセージを感じる作品で、印象に残っている。 主人公のキノとエルメスにもう一度会いたくなって再読。
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再読。 読んだのが昔過ぎて、ひとつひとつの話は綺麗に忘れてたけれど、静かな、クールな中に、時々ぽんと包まれてるあったかい感じは記憶のまんまだった。 にしても、『大人の国』の話は衝撃だった…今のキノは、こうやって生まれたのか…
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凄腕ガンマン(ガンガールか?)と人語を話し解する自動二輪車とが織りなす連作短編の紀行譚。 主人公のキノの性格に熱さがないわけではなく、また、童話めいた書きぶりは牧歌的な雰囲気を醸し出す。 しかし、醒めた筆致で現実をシビアに活写する上、所詮は旅人=傍観者の冷やかさも兼ね備えているのは、どことなく「銀河鉄道999」を彷彿とさせるファンタジー小説だ。
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