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キノの旅(Ⅰ) の商品レビュー

4.1

473件のお客様レビュー

  1. 5つ

    177

  2. 4つ

    159

  3. 3つ

    82

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    4

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2023/12/24

ニヒルな世界観がベースにありながら、でもこの世がすきなんだろうなぁ。エルメスと他のモトラドの違いって何だろう?

Posted byブクログ

2023/08/23

アニメで知っていて、原作も読んでみた。 1話ずつ完結するので読みやすく、独特の世界感が面白い。 行く先々の国が歪んでいて、特に解決もしないてので、もやもやっと終わる。 この気持ち悪さが持ち味なんだろうが、キノはただその歪みを知るだけで、そこに何の思いもなく、淡々と次の旅へ。 こ...

アニメで知っていて、原作も読んでみた。 1話ずつ完結するので読みやすく、独特の世界感が面白い。 行く先々の国が歪んでいて、特に解決もしないてので、もやもやっと終わる。 この気持ち悪さが持ち味なんだろうが、キノはただその歪みを知るだけで、そこに何の思いもなく、淡々と次の旅へ。 これは早々飽きるかもしれないが、次を読んでみる。

Posted byブクログ

2023/06/11

私の青春。20年ぶりに、キノとエルメスと旅に出た。 汚くて、美しくて、優しくて、残酷な物語。 難しい言葉は使われていないので、あまり本を読まない私もじっくり考えながら読むことができた。 旅をするように、大切に読みたい本。

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2023/04/19

注:残酷・暴力的な描写が(少ないが)あるので、学校図書として置くかどうかは慎重に(例:人間の頭部に銃弾が当たり、顎から上だけが吹っ飛ぶ、脳が飛び散る等) 内容: 「「ひとつの国に滞在するのは3日間」というルールで様々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車のエルメス。...

注:残酷・暴力的な描写が(少ないが)あるので、学校図書として置くかどうかは慎重に(例:人間の頭部に銃弾が当たり、顎から上だけが吹っ飛ぶ、脳が飛び散る等) 内容: 「「ひとつの国に滞在するのは3日間」というルールで様々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車のエルメス。キノたちが訪れる国は個性豊な人たちが暮らし、キノと様々な形で出会い、そして別れていく。」 ベストセレクション、コミック・アニメもあり。 1巻は、発売日:2000年7月25日 登場人物:キノとエルメス、シズと陸 もくじ ●プロローグ「森の中で・b-Lost in the Forest・bー」 ●第一話 「人の痛みが分かる国ーI See You.ー」 ●第二話 「多数決の国ーOurselfish-」 ●第三話 「レールの上の三人の男ーOn the Rails-」 ●第四話 「コロシアムーAveners-」 ●第五話 「大人の国ーNatural Rights-」 ●第六話 「平和な国ーMother's Love-」 ●エピローグ「森の中で・aーLost in the Forest・aー」

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2022/11/25

懐かしき中学時代の思い出、電撃文庫。私の中では灼眼のシャナ等と並んで流行っていた(売れていた)のがこの「キノ」シリーズ。学校の図書館でも市の図書館でも本屋さんでも、シリーズがずらっと本棚に並んでいたなあ。 まだ続いてるんだ!と知り、久しぶりに読み直したくなりました。シズさん、1巻...

懐かしき中学時代の思い出、電撃文庫。私の中では灼眼のシャナ等と並んで流行っていた(売れていた)のがこの「キノ」シリーズ。学校の図書館でも市の図書館でも本屋さんでも、シリーズがずらっと本棚に並んでいたなあ。 まだ続いてるんだ!と知り、久しぶりに読み直したくなりました。シズさん、1巻から登場していたのか。当時の自分はキノの性別がどっちなんだろうとドキドキしていた記憶がぼんやりあるのだが、今読むとイラスト含め明確に、分かる。勝手に神秘を感じていたのかなあ…

Posted byブクログ

2022/10/30

3日ほど旅をしていた。旅の間、旅の知り合いが喋っている間は、彼の話に耳を傾け、それ以外は、本を読むことにしていた。長い間、気になっていて、積んでいた本だ。どこか、大きな書店の前に、ポスターが貼ってあってそれをずっと覚えている。正確に言うと、表紙のイラストだ。題名と表紙のイラスト。...

3日ほど旅をしていた。旅の間、旅の知り合いが喋っている間は、彼の話に耳を傾け、それ以外は、本を読むことにしていた。長い間、気になっていて、積んでいた本だ。どこか、大きな書店の前に、ポスターが貼ってあってそれをずっと覚えている。正確に言うと、表紙のイラストだ。題名と表紙のイラスト。それが、印象的だった。少年の絵。バイクらしき乗り物の絵。少年は、拳銃を持っている。構えているというよりは、ポーズをとっているのかもしれない。しかし、本を開くと、バイクという単語も拳銃という単語もでてこない。乗り物のほうはモトラド、二輪車で空をとばないもの。武器のほうはパースエイダー、銃器のこと。モトラドのほうは、少年にエルメスと呼ばれている。時折少年は、物語のなかで、少女である。ただ、時系列が切り離されて少年だった旅人が少女に入れ替わったのか、はたまた、最初から少女だったものが別の少女に入れ替わったのかは、わからない。あらためて本の表紙を見る。少年のように見えていたものが、少女のように見える。旅をしている目的は、この巻ではほとんど語られない。旅先には、3日間だけ滞在する。不思議などことなく、現実にある町の極端にデフォルメされたような町。ふいに、住人との関わりが凝縮されて生々しく感じることがある。物語は短編の連作で書かれており、時系列は切り離されている。きっと、そのせいだ。しかし、旅とは、そういうものかもしれない。

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2022/08/27

105円文庫にあったんで勢いで購入。 文体が一貫していない文章は苦手だ。 一人称でかかれているかと思えば、第3者の目線で書かれているものもある。 内容は結構考えさせられる。 自分たちが思っている常識は、何を基準に決められるのか。 主人公のようにすべてを割り切って生き...

105円文庫にあったんで勢いで購入。 文体が一貫していない文章は苦手だ。 一人称でかかれているかと思えば、第3者の目線で書かれているものもある。 内容は結構考えさせられる。 自分たちが思っている常識は、何を基準に決められるのか。 主人公のようにすべてを割り切って生きることは、幸せなんだろうか。 とりあえず、シリーズものだから、続きも読んでみたくなった。 挿絵はいらない。

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2022/08/02

皮肉や風刺のきいたライトノベル。 考えさせる思考実験的な要素もたっぷり。 キノとエルメスの軽妙なやりとりも面白い。 余計な刺激もなく、ルールもあって、ある意味シンプルで読みやすい。 ライトノベルをはじめて読んだ。とても楽しめた。

Posted byブクログ

2022/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・「人の痛みが分かる国」  頭の中で思っていることが何でもかんでも人に伝わるのは、逆に不便で居心地が悪い。思っていることが伝わらずに、会話しているぐらいが丁度いいのかもしれない。伝えたいことはあるけど、何もかも知って欲しい訳じゃないし。 ・「多数決の国」  自分の意見が絶対正しいと思っている人はちょっと怖い。この人が権力者でなくて良かった。いや、多数決で決めるからタチが悪いのか? 多数の人に支持されてるってことは、正しいと思ってしまいがちだし。それだけ力を持ってるってことなのか。 ・「レールの上の三人の男」  無限ループって怖いな〜。でも面白いから好き! ・「コロシアム」  対戦相手にいろいろなタイプがいて面白い。皆、真面目に市民になるために戦ってる。キノは初めから王様を殺そうと思っていたのか、対戦中に思いついたのか。最終戦は(隙があれば)王様を殺そうと思って戦ってたよね(わざわざ弾丸作って準備してたし)。キノは真面目にやってるようで、楽しんでたのか。  奥さんは何を思っていたのか…。 ・「大人の国」  「キノ」とは三日程しか会ってないけど、すごく影響を受けてる(一つの国に三日滞在のルールとか)。キノは「キノ」と違ってそこまで優しくないのか。 ・「平和な国」  誰かが豊かなときは誰かが飢えてる。絶対に対抗できないからって、殺したり痛めつけたりするのは、現実にもありそうなことだと思う。 ・「森の中でa,b」  キノの旅する理由。

Posted byブクログ

2021/11/09

この作品は文章が短いから読み易い人もいるだろうけど、小説に慣れてると逆に読みにくかった。 どこからでも楽しく読める短編でした。 生きるとは、命とは、戦争とは。考えさせられる作品でした。

Posted byブクログ