キノの旅(Ⅰ) の商品レビュー

時雨沢恵一(著者),黒星紅白(著者)

2014/11/16

キノの旅、ラノベの文庫として図書館などでは雑に扱われているのがもったいない気がする。これが二冊目なので三巻以降はよくわからないけど、ハードカバーにして児童文学・YA棚に置けば長く読まれていい本だと思うんだよな。説明の少ない架空世界の設定がいつまでも古くならなくて、雰囲気がよい。短編連作なので、いつでもどこからでも読め、素っ気無い文章が気分転換に効く。

2014/10/05

再読。コロシアムの話が一番好き。風刺も入っていてとてもユニーク。一話ごとに完結していてサックリと読みやすい。イラストも可愛い。ライトノベル入門には良いと思います。

2014/08/17

中学校の図書室にあった。普段図書室なんて行かなかったんだが、中3の夏休みに図書室で作業する機会があってその時に読んでみたらはまった。今はもう読んでない。

2014/07/03

中学生か高校生の頃に読んでいたら、がっつりはまっただろうなぁ。世の中の不条理、意図不明な決まり、法律、流される周りと自分、そんなものに反発していたあの頃を思い出してしまった。
この歳になると世の中の規則は実は、そんなに信念がある人が決めたのですらない規則自体が守られていないことに嫌気がさす。嫌気がさしても、自由に生きるだけの経済力と力量をもつのは難しい。持ってるひとは規則を守らない。

もうこんなpureな世界は生まれないようなきがしました。

2014/06/21

たまにはライトノベルを。パースエイダー（拳銃）使いの少女キノが、言葉を話すことの出来るバイクのエルメスに乗って旅をする小説。一章につき一国、という構成で、どの話も起承転結有り、とても読みやすい。意外とこういう世界観も好きだ。
ファンタジー小説なんだけど、キノは結構ドライで、人を撃ち殺すシーンもあったりする。弱冠だが、星新一のショートショートを思わせるシニカルさ、ブラックさも感じた。そして何だか人間の汚い部分を感じる。
本で読んでも良いけど、アニメにも展開しているよう。見てみたくなった。
ライトノベル、今後読んでみようかな。嫌いじゃないと思った。

2014/05/19

ラノベも読まなければ！と思って読んだけれども、やっぱり良さがよくわからない。
一番最初の「人の痛みが分かる国」はおもしろいと思ったので、ラノベってＳＦとどう違うのか？と思ったのだけれど、読み進むにつれちょっと好みとは違うと思った。
「多数決の国」「レールの上の三人の男」はありがちな結末。
あとの話はグロくて無理だった。

2014/04/24

久々に読んだ。さすがに何回か読んでるからか、覚えちゃってて飛ばし読みしたくなる。情景描写とか飛ばしちゃう人は結構きついだろうな…。旅の初期はずいぶんシンプルで、キノが怒ったりなんかもしてて、時間の経過を感じる。

2014/04/06

たまにタイトルを耳にすることがあって、気にはなっていた。アニメなのか、ゲームなのか、それとも小説なのかわからなかったのだが、なるほどライトノベル？だったのね。

正直、子供だましの印象。寓話としても底は浅い。文章も稚拙で読み続けるのは苦痛だった。

2014/03/18

図書館で借りた本。

エルメスという名のモトラド（注　二輪車。空を飛ばないものだけを指す）と一緒に旅をするキノの話。

銀河鉄道999の小説バージョンのような感じで、キノは一つの国の滞在時間はその国の３日だけと決め、いろいろな国を旅する話の短編集。
「人の痛みが分かる国」「多数決の国」「レールの上の三人の男」「コロシアム」「大人の国」「平和な国」の六つを収録。

2014/03/06

【図書館本】初読み作者。かなり苦手な文体。序盤で挫折しかけた。続きはリクエストしてまで読みたいと思わないのでやめておく。アニメDVDがレンタル済なので、これからそちらを見る。
最後まで読んでもキノ自身が見えなくて、結局訳わかんなかった。難しい・深い問題も淡々とした文章でアッサリしたものになっていて、それが効果的なのか逆効果なのかはわからないが、自分的には後者。……とりあえず、ただ苦手だっただけ。