ブラームスはお好き の商品レビュー
4作目。 シモンの揺るぎないポールへの愛情に、若さを感じます。 ポールの慣れ親しんだ環境や関係を変えることへの不安や恐怖に共感します。 ロジェは・・・自分勝手な男です。 例えまた孤独な日々がポールに戻ってきて 他の人に目を奪われても それはロジェへの愛を再確認する...
4作目。 シモンの揺るぎないポールへの愛情に、若さを感じます。 ポールの慣れ親しんだ環境や関係を変えることへの不安や恐怖に共感します。 ロジェは・・・自分勝手な男です。 例えまた孤独な日々がポールに戻ってきて 他の人に目を奪われても それはロジェへの愛を再確認するための機会でしか無いのでしょう。 この部分は私もまだ分かりません。 40歳くらいになったら、ポールの気持ちが分かるようになるかな?
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だいぶ早い段階で落ちが読めてしまって、あとはルートだよな、と、先に最後を読んでしまったり。 文章がどうこうということではなくて、道筋として、あまり好きじゃないな。この、あとに何も残らない感じが。 読後感が何もない。 登場人物を好きになれなかった、というのもあるかもしれない。 身...
だいぶ早い段階で落ちが読めてしまって、あとはルートだよな、と、先に最後を読んでしまったり。 文章がどうこうということではなくて、道筋として、あまり好きじゃないな。この、あとに何も残らない感じが。 読後感が何もない。 登場人物を好きになれなかった、というのもあるかもしれない。 身勝手なのは別にいいんだけど、それが、無知ゆえのもので、かつ、自分の非を認めないものなので、歳食っててそれどうよ?って思ってしまったり。 余談ですが、アラフォー女性は少女恋愛に返りたくなるものかしら?と苦笑してしまいました。
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これで初めてサガンをまともに読んだ。 いかにもパリのブルジョワな感じですが、 いつまでも風化しない、感情のものがたりです。
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「ある可愛い子といたんですが、あんまりロマネスクなんでね。彼女は40代の人たちが青春にたいして持っているイメージそっくりなんですよ」「そうですね……その女の子は陰険そうな様子をして、歯を食いしばりながら小型ルノーをフルスピードで運転し、目をさますと安タバコをふかし……それから、ぼ...
「ある可愛い子といたんですが、あんまりロマネスクなんでね。彼女は40代の人たちが青春にたいして持っているイメージそっくりなんですよ」「そうですね……その女の子は陰険そうな様子をして、歯を食いしばりながら小型ルノーをフルスピードで運転し、目をさますと安タバコをふかし……それから、ぼくには、恋愛はふたりの皮膚の接触にすぎないといっていました」 「しかし、ポールは、正直さ、このどうにも抜けだしようのない人生にありうる唯一の正直さは、だれかを幸福にするためにその人を十分に愛することではないかと自問するのだった。場合によっては、自分の好きなものをあきらめても」
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「私もうオバーサンなの、」 自分の歳の数の若さを実感した そんな気分のときに読んだ コッチの方がすき。
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2009/1/22 若いシモンの不安定さと活力と、そして、溢れんばかりの愛情とが眩しい。 いずれ相手を苦しめることが分かっていながら、 若い情人とのひと時を過ごすポールのサディスティックな愛もいい。
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大学時代サガンが好きで、全部読んだ。 あれから10年、久しぶりに読んでみたら物語に引き込まれることなく途中で読むのをやめた。 大学時代はあんなに好きだったのに。
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年齢が自分とかなり差があるので、感情移入し辛かったところもあるけど、非常によかったと思う。やっぱり私、サガンが好きだなあ…。シモンがとってもかわいそうな気がするけれど、仕方がないのかな。日本語訳が古い感じが若干気になったな。新訳でないだろうか。
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読まなければならないから読むが、相変わらずフランス文学は得意になれない。 ただ、言葉の使い方が、きっとフランス語で読んだらとても美しいのだろうな、と思う。 「人生は女の日記じゃない」。心に突き刺さる……。
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最近サガンにはまってる。題名のセンスといい、平凡な物語を魅力的に表現している文章といい、読んでて気持ちいい。
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