ブラームスはお好き の商品レビュー
愛しているのに、孤独。愛しているから、孤独。 しかし、もう愛する人なしには、そしてその孤独なしには生きられない。
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サガンの書く恋愛は激しいように思えてどこか寂しさそ伴い、読んでいてとても悲しい気分になる。ねっとりとした所謂昼ドラ的展開を見せることもしばしばあるのに、嫌気を感じさせないのがサガンの凄いところ。何冊でも読める気がする。でも、やっぱり一番戻りたくなるのは悲しみよ、こんにちは。
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なんで、なんで、とか文句言いながら、何故か最後まで読まされる。結末はずっと暗示され続けていて、別にどんでん返しを期待するのでもないのに、何故か読み離せない。10以上も上のヒロインを、どうしてここまで描けたのだろう。
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学生時代ぶりに それでもまだまだ分からない 若さを羨む気持ち まだ若いからだろうが。 独占したい
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これは、これは、せつない。最初はなんだかダルいなあ、こういう物語を女性が書くってなんだか都合がよくないか?と思いながら読み進めていくと後半にすぶずぶと文章の深みに嵌りだして、ああ、やばいやばいと感じながらも引きずり込まれてしまった。主人公は39歳、しかしこれをサガンが20代のとき...
これは、これは、せつない。最初はなんだかダルいなあ、こういう物語を女性が書くってなんだか都合がよくないか?と思いながら読み進めていくと後半にすぶずぶと文章の深みに嵌りだして、ああ、やばいやばいと感じながらも引きずり込まれてしまった。主人公は39歳、しかしこれをサガンが20代のときに書いたという事実に打ちのめされそうだ。 ラストシーンの台詞、ポールがシモンに階段の上から声をかけるシーンがえぐい。これは立ち直れない。
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久しぶりに読んじゃった。カバーがビュッフェでなお嬉し。あまり元気じゃない時のがサガンがしっくりくるらしい。。
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ロジェ、シモンと二人に愛されながらも孤独から逃れることのできないポールの気持ちはなんとなく分かる気がする。 シモンのほうに愛情が傾いても年齢差と将来それにより捨てられてしまうことの恐ろしさ、ロジェの浮気性が治らないであろうこと、どちらを選んでも孤独の予感はついてくる。 若いころ...
ロジェ、シモンと二人に愛されながらも孤独から逃れることのできないポールの気持ちはなんとなく分かる気がする。 シモンのほうに愛情が傾いても年齢差と将来それにより捨てられてしまうことの恐ろしさ、ロジェの浮気性が治らないであろうこと、どちらを選んでも孤独の予感はついてくる。 若いころのように幸せを求めて、動き回るほどの年でもないという自覚。 孤独と悲しみを読後感に残すところはサガンらしいところだと思う。
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「悲しみよこんにちは」から、サガンの表現が好きで手を延ばした第二弾。 んーーー、ついシモンを応援してしまうw ポールの気持ちは分かるんけど。
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台北本その2。 「悲しみよこんにちは」につづき、サガン2作目です。 さっきの「変身」とはうってかわって男女のもつれ話。 アラフォー女性の繊細な心の動きを、しつこくない文体で巧に書いていてます。 シモンは25歳の設定ですが、ちと幼なすぎな印象やなー。でも恋に狂うとこうなってしま...
台北本その2。 「悲しみよこんにちは」につづき、サガン2作目です。 さっきの「変身」とはうってかわって男女のもつれ話。 アラフォー女性の繊細な心の動きを、しつこくない文体で巧に書いていてます。 シモンは25歳の設定ですが、ちと幼なすぎな印象やなー。でも恋に狂うとこうなってしまうのか。。。 誰かに愛されたい欲求って、愛がたまる容器があって(人によって大きさは違うのかもしれまへんが)、それが一杯になると満足するのかな。それを満たす愛は必ずしも1人の恋人でなくてもよいのかも。いや、1人のひとにむちゃくちゃ愛されないと埋まらないものなのか。 それはいわゆる承認欲求とは別なのかなー。なんてことを考えつつ結局わかりませんw とりあえず、年上好きを公言している僕としてはシモン君に幸せになってほしいです。
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サガンはたぶん高校生くらいのときにはまって読んでいた。でもこの作品はそのとき良さがわからなかった。主人公の女性の年齢にはまだ遠い私だけど、今読むと若さや年齢ということにテーマを絞っているこの作品は、女性の微妙な気持ちの変化をとてもよく描いていると思った。そして主人公の最後に出した...
サガンはたぶん高校生くらいのときにはまって読んでいた。でもこの作品はそのとき良さがわからなかった。主人公の女性の年齢にはまだ遠い私だけど、今読むと若さや年齢ということにテーマを絞っているこの作品は、女性の微妙な気持ちの変化をとてもよく描いていると思った。そして主人公の最後に出した答えにも初めて納得・・・それに気づいたとき、自分の変化にも気づいてとても面白いと感じた。でも悲しいというより、痛みとせつなさの残る小説!
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