嵐が丘 の商品レビュー
読み終わって訳者の選択間違えた?と思ったけど、そんなことは少なからずあることで、たまには分裂気味な文章で語られている古典もいいのではないかと一人満足した。
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ALI PROJECTの歌を先に聴いてから読んだので、ストーリーが考えていたのとは違ったけど、楽しめました。 少なくとも120年は前に書かれたものなのに、どこか今にも通ずる斬新な言葉が出てきたりして、とても興味深かった。 アリカ様の歌詞によく使われている言葉や言い回しを発見したり...
ALI PROJECTの歌を先に聴いてから読んだので、ストーリーが考えていたのとは違ったけど、楽しめました。 少なくとも120年は前に書かれたものなのに、どこか今にも通ずる斬新な言葉が出てきたりして、とても興味深かった。 アリカ様の歌詞によく使われている言葉や言い回しを発見したり。 という楽しみ方も出来ました。 ほぼ一日で一気に読みましたが、分厚い本なので、もう一回読むのにはちょっと覚悟がいります(苦笑) だけど、いつまでも余韻に浸っていたいような、日を追うごとに心の中に浸透していくような、そんな気がします。 次に読む本も用意してあるのだけれど、しばらくは他の本を読みたくありません。 音楽も、しばらくはアリプロの『嵐が丘』しか聴かないと思います。
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親子2代に渡る物語、読み始めは時間がかかって2度挫折した。苦節5ヶ月積読してあったが目につくので頑張って読んでみた。「本格小説」の最初のモデルと言われるだけある、小説の構成が家政婦の語りで成り立っている。最初はつまらなかったが後半に向けてグッと引き込まれました。読んでいくごとに引...
親子2代に渡る物語、読み始めは時間がかかって2度挫折した。苦節5ヶ月積読してあったが目につくので頑張って読んでみた。「本格小説」の最初のモデルと言われるだけある、小説の構成が家政婦の語りで成り立っている。最初はつまらなかったが後半に向けてグッと引き込まれました。読んでいくごとに引き込むし、表現や情景が凄いことになっていく。途中まではそうは思わなかったが、「本格小説」と同じで、、、。恋愛と言うよりドロドロとしたおばちゃんの好きそうな昼ドラに近いだろう。それでも最後はハッピーエンド?なのかなぁ。
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「家政婦が見すぎ」。少し複雑な語りの構造と魅力的な筋。訳者が解説に書いているが、鶫の辻という訳はたしかに良いとおもう。
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分厚いけど一気に読めた。それくらい、読んでゆくうちに話が盛り上がって、その次の展開が気になって本が置けなかった。周囲が読んでるからという些細な理由で読み始めたけど正解でした。 背表紙には恋愛小説の最高傑作!みたいなこと書いてあるけど、恋愛というワードに含まれる甘酸っぱい感じは全...
分厚いけど一気に読めた。それくらい、読んでゆくうちに話が盛り上がって、その次の展開が気になって本が置けなかった。周囲が読んでるからという些細な理由で読み始めたけど正解でした。 背表紙には恋愛小説の最高傑作!みたいなこと書いてあるけど、恋愛というワードに含まれる甘酸っぱい感じは全くせず、情念のこもった愛と復讐の激しくドロッドロのストーリーでした。個人的にはやっぱりヒースクリフの人間離れした執念深さが読んでて一番面白かった。極悪非道の憎らしいやつだけどあの復讐計画には感嘆せざるをえん。 見所だと思います。
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これほどに強く激しい恋愛を描いた小説が他にあるでしょうか。他人の気持ちを顧みない、わがままで自己中心的な、しかし猛烈な恋。その結果が生むものは復讐と狂気、そして死。多分に芝居的で大げさでありえない世界であるからこそ面白い作品です。
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純愛偏執狂ヒースクリフw でも突きぬけちゃっててカッコいいんだよね。 トラウマとかコンプレックスでねじ曲がったと同時に得たものすごいエネルギー。 彼の思い続ける姿が凄まじいです。 嵐が丘というタイトル通りのストーリーだけど、 若干の晴れ間も見えるかな。 ヒースクリフの屈折して...
純愛偏執狂ヒースクリフw でも突きぬけちゃっててカッコいいんだよね。 トラウマとかコンプレックスでねじ曲がったと同時に得たものすごいエネルギー。 彼の思い続ける姿が凄まじいです。 嵐が丘というタイトル通りのストーリーだけど、 若干の晴れ間も見えるかな。 ヒースクリフの屈折しているけれど、 知的で逞しく、ダーティだけど悪じゃない感じ、 後からダニエル・デイ=ルイスが思い浮かびました。 デップじゃカッコよすぎるし、 エイドリアン・ブロディじゃなよっちいし、 ディカプリオやブラピじゃ知的には見えないからね(^_^;) 間違いなく名作!!
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図書館より拝借。 途中までは全部が少しずつずれてる感じ。 なんだか最後はハッピーエンドみたいな感じだけど。 …報われないなぁ。
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寒風吹きすさぶヨークシャーにそびえる〈嵐が丘〉の屋敷。その主人に拾われたヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに焦がれながら、若主人の虐待を耐え忍んできた。そんな彼にもたらされたキャサリンの結婚話。絶望に打ちひしがれて屋敷を去ったヒースクリフは、やがて莫大な富を得、復讐に燃えて戻っ...
寒風吹きすさぶヨークシャーにそびえる〈嵐が丘〉の屋敷。その主人に拾われたヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに焦がれながら、若主人の虐待を耐え忍んできた。そんな彼にもたらされたキャサリンの結婚話。絶望に打ちひしがれて屋敷を去ったヒースクリフは、やがて莫大な富を得、復讐に燃えて戻ってきた……。一世紀半にわたって世界の女性を虜にした恋愛小説の“新世紀決定版”。 古典作品も読まねば、ということで言わずと知れた古典「嵐が丘」。小説のジャンルとしては恋愛小説ということになっているが、ほんとにそうなのか?裏表紙のあらすじだと、いかにも悲劇の主人公のロマンチックな恋愛を想像してしまうが、実際には悪漢ヒースクリフの大復讐劇だった。1800年初頭イングランドの周囲と孤立した屋敷での主人の虐待や複雑な血縁関係、口を開けば出る罵倒の嵐と毒気が満載。そもそも作中にまともな人間が一人も出てこないところが恐ろしい。 物語は事情を知らない間借り人ロックウッドに使用人ネリー(この人は唯一まともっぽいが・・・)が語り聞かせる形で書かれている。この軽快な語り口で、ヒースクリフが起こす一連の悲劇も、少しだけドタバタ風味で重すぎることなく読むことができる。 この小説のジャンルは、私にとってゴシックサイコホラー/スリラーみたいなものでした。しかし、世界の女性を虜にした恋愛小説と銘打たれているということは、女性はヒースクリフの重戦車で突っ込んでくるような怒涛の恋愛が好きなのだろうか。 で、この翻訳。すごく上手い。逆に上手過ぎて作中の悪意がビシバシ当たる。どうやら訳者の鴻巣友季子さん、「嵐が丘」の新訳の為に嵐が丘まで実際に足を運んだそうです。注目の翻訳家さんです。
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すごく疲れた。こんな激しい感情を持ち続けることがまずムリ。 ヒースクリフの一途さと偏愛に恐怖を感じずにはいられない。 【2009/5/21読了】
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