人生論 の商品レビュー
この本は生命について書かれている。 幸福とは動物的個我を超え理性に従うことで達成される。 また、彼は愛を語り死をこの本の中で説いた。 「人」として生まれたこと、 そして理性を持っていること。 これがとても大切なことなのかもしれない。 本書にはたくさんラインマーカーで線引き...
この本は生命について書かれている。 幸福とは動物的個我を超え理性に従うことで達成される。 また、彼は愛を語り死をこの本の中で説いた。 「人」として生まれたこと、 そして理性を持っていること。 これがとても大切なことなのかもしれない。 本書にはたくさんラインマーカーで線引きをし、 ドッグイヤーで気になるところを目立たせました。 結果読み終わったころには思い出深い一冊になりました。 ところどころキリスト教徒の教えなどもでてきますが、 とても納得させられる作品です。 死については腑に落ちないところがあったので 何度も読み返してみたいと思います。
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一切の自己愛を捨て、理性的意識に生きることによってのみ、人間は真の幸福を獲得することができる──人間いかに生きるべきか?現世において人間を導く真理とは何か?永年にわたる苦悩と煩悶の末、トルストイ自身のこの永遠の問いは、その鋭い観察力による人生についての内面的、哲学的な考察として本...
一切の自己愛を捨て、理性的意識に生きることによってのみ、人間は真の幸福を獲得することができる──人間いかに生きるべきか?現世において人間を導く真理とは何か?永年にわたる苦悩と煩悶の末、トルストイ自身のこの永遠の問いは、その鋭い観察力による人生についての内面的、哲学的な考察として本書に結実する。 原書であっても難解であろうと思われるこうした哲学書は、翻訳されたものを読んでもやはり理解するまで時間がかかることが多い。 わかりやすく、そして原書から逸れずに読者に内容をを伝えるということが翻訳者にとっていかに大変かということを、個人的には感じた。
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要約する力は私にないが、トルストイの生き生きとした思想に心が揺さぶられた。 これは文学ではない、哲学だ。 トルストイは警告する、科学のもたらしうる厭世思想に身を委ねるな、動物的個我へ引き戻されるな、と。 これは愛だ。 そして、この愛は世俗的な愛ではなく、過去・現在・未来の人類一般...
要約する力は私にないが、トルストイの生き生きとした思想に心が揺さぶられた。 これは文学ではない、哲学だ。 トルストイは警告する、科学のもたらしうる厭世思想に身を委ねるな、動物的個我へ引き戻されるな、と。 これは愛だ。 そして、この愛は世俗的な愛ではなく、過去・現在・未来の人類一般に対する愛だ。 ただ、最後の三章あたりはキリスト教色がとても強く、罪の概念がほとんど語られていないので、内容がよく掴めなかった。 しかし、宗教に入っていようといまいと、「人生」について考えたい人には、この本を読む価値は七の七十倍はある。
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言いたいことは知っているけど解らない。そんな感じで読み進めていって。解るような気がしました。だけどそれを実行することもまた困難なのだな、と。
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正直トルストイがあんまり好きじゃない。 嫌いな人のありがたいお話を読んだところで、身につくわけがない。 と、言いつつ読んでしまった。 ボクとこの作者はそんな微妙な距離を保っています。
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深い気もするし、意味不明な気もするし・・・。わかったようでわからないので、こんなレビューしかかけませんw
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読むのに約一ヶ月半掛かった。 序盤の生命・個我の幸福の矛盾を突き、みな幸福になる世界実現の方法を説いているが、それは理想の桃源郷であり、何やトルストイ!!!と思っていたが、その考えは甘かった。 中盤以降の人生についての考察は共感出来る部分が多々あり、理解し易い。 苦し...
読むのに約一ヶ月半掛かった。 序盤の生命・個我の幸福の矛盾を突き、みな幸福になる世界実現の方法を説いているが、それは理想の桃源郷であり、何やトルストイ!!!と思っていたが、その考えは甘かった。 中盤以降の人生についての考察は共感出来る部分が多々あり、理解し易い。 苦しみがあるからこそ快楽を感じることが出来る。 こんな感覚の作家は稀じゃないかな?
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彼の奥さんは、いわゆるイタい奥さんで、嫉妬に狂って彼のことを超束縛しまくってた。 彼は死ぬ間際、家出をする。そして11日目くらいにホームで死んでしまう。 遺書にはこう書かれてたそうだ。 「妻を近づけないでくれ。」 そんな残念な彼が、出来もしなかったことを出来てたかのように語る人...
彼の奥さんは、いわゆるイタい奥さんで、嫉妬に狂って彼のことを超束縛しまくってた。 彼は死ぬ間際、家出をする。そして11日目くらいにホームで死んでしまう。 遺書にはこう書かれてたそうだ。 「妻を近づけないでくれ。」 そんな残念な彼が、出来もしなかったことを出来てたかのように語る人生論。 「個我の幸せなんかよりも隣人みんなの幸せを望むべきである。」 言ってることはおうさすがキリスト教ー的な感じだけど、 彼が言うからこそ重みが無い。 単純な主張をこねくり回して言う割りに、冗談が挟まれていないので読んでてつまらないし、読む価値は無い。
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書名から想像していた内容とは結構違っていた。解説にも書いてあるように『生命について』の方がより的確なタイトルだと思う。薄い本だけど哲学的な内容なので、じっくり時間をかけて理解する必要があり非常に読みごたえがある。
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むずかしい!!!ので、なかなか進まない。 人間の幸福について語っているのだが、確かにそうだ!とうなずける文言がいたる所で出てきます。
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