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ファウンデーション の商品レビュー

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52件のお客様レビュー

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2024/01/06

人類史に重ね合わさるストーリーのスケールとSF要素としての技術描写の興味深さが合わさり、子供から大人まで幅広く色々な観点から楽しめる作品。 「心理歴史学」2020年代の技術を持ってしても、まだまだ実現は難しいかもしれないが、近しい理論や方法論が見つかるのではとワクワクしつつも、も...

人類史に重ね合わさるストーリーのスケールとSF要素としての技術描写の興味深さが合わさり、子供から大人まで幅広く色々な観点から楽しめる作品。 「心理歴史学」2020年代の技術を持ってしても、まだまだ実現は難しいかもしれないが、近しい理論や方法論が見つかるのではとワクワクしつつも、もし本当に実現されれば、それはそれで気味が悪いだろう。

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2023/12/01

「第一銀河帝国は崩壊しつつあった。だが、その事実を完全に理解している人間は、帝国の生んだ最後の天才科学者のハリ・セルダンただ一人であった! 彼は来たるべき暗黒時代にそなえ、第二帝国樹立のためのファウンデーションを設立したのだが……巨匠が壮大なスケールで描く宇宙叙事詩!」

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2023/10/12

アイザック・アシモフ「ファウンデーション」読了。壮大で緻密に設計されたSFに心底引き込まれた。1940年代の作品で宇宙をここまで表現できた事に驚いた。ギボンのローマ帝国衰亡史をモチーフにした群像劇でハーディン等登場人物達の生々しい駆け引きが素晴らしかった。続きを読みたいので創元社...

アイザック・アシモフ「ファウンデーション」読了。壮大で緻密に設計されたSFに心底引き込まれた。1940年代の作品で宇宙をここまで表現できた事に驚いた。ギボンのローマ帝国衰亡史をモチーフにした群像劇でハーディン等登場人物達の生々しい駆け引きが素晴らしかった。続きを読みたいので創元社版かな

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2023/04/19

何人かのSF作家が絶賛していたので気になっていたファウンデーションシリーズ、案の定入院中読書でガッツリはまる。1942年の著作なのに三体的世界観バリバリ。ミクロの決死隊の著者でもあったのね。先に結論を予感させる記述がちらっとあり、その後詳細に展開される書き方が論文っぽくて好き。今...

何人かのSF作家が絶賛していたので気になっていたファウンデーションシリーズ、案の定入院中読書でガッツリはまる。1942年の著作なのに三体的世界観バリバリ。ミクロの決死隊の著者でもあったのね。先に結論を予感させる記述がちらっとあり、その後詳細に展開される書き方が論文っぽくて好き。今後重要になるだろう「数学者ハリ・セルダン」の部分はずいぶんとあっけなく展開したが、おそらく何度かここを読み返すことになるんだろうなあという予感が残った。

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2022/07/21

中学生のころはまり、数学・心理学・統計学の専門家になりたいと進路をまじめに考えたことを思い出す。 全編読んだあとに再読すると隠された謎など考えながら読めて改めて面白い。

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2022/06/12

昔のSF 心理歴史学者が銀河帝国の滅亡を予言することから始まる。 ハリ・セルダンの先見の明がすごい。 人と時がどんどん変わっていく、昔の翻訳だからかなー、少し読みづらかった。 心理歴史学の内容がおもしろかった。実際にこんな学問があったらおもしろいのに!

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2022/05/01

23冊目 心理歴史学が予想した銀河帝国滅亡。その後の暗黒時代を短縮するための対策は百科事典を編纂するファウンデーション(財団)の設立。「百科事典の編纂で帝国が救えるの?」って思いますが、真意は民衆にも我々読者にも明かされないのです。まさに三体の面識者計画。 財団の教えは宗教...

23冊目 心理歴史学が予想した銀河帝国滅亡。その後の暗黒時代を短縮するための対策は百科事典を編纂するファウンデーション(財団)の設立。「百科事典の編纂で帝国が救えるの?」って思いますが、真意は民衆にも我々読者にも明かされないのです。まさに三体の面識者計画。 財団の教えは宗教となり、布教により近隣の惑星都市を支配します。やがて経済の力が強まると宗教の力が弱くなり、商人が影響力を強め貿易によって支配力を拡大させていきます。 地球人による世界の運営が続く限り、世界史でみられた歴史の興亡は宇宙に出ても繰りかえされるのでしょう

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2021/12/28

資源の乏しいターミナスが小型技術と貿易により、古めかしい巨大技術と軍事力を持つコレルに勝利するくだりが面白い。読んでる時はアメリカから見た日本への危機意識の表れとして書かれたのだと想像したが、1940年代に書かれた小説のため当然そんなはずはない。 異なる文明の衝突を俯瞰的に捉えた...

資源の乏しいターミナスが小型技術と貿易により、古めかしい巨大技術と軍事力を持つコレルに勝利するくだりが面白い。読んでる時はアメリカから見た日本への危機意識の表れとして書かれたのだと想像したが、1940年代に書かれた小説のため当然そんなはずはない。 異なる文明の衝突を俯瞰的に捉えた、未来予知的な視点に驚いた。

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2021/09/18

SFではレジェンド的存在という事で読んでみましたが、非常に面白かったです。前世代の革新的成功が、次世代の打破すべき課題となる。盛者必衰のことわりを楽しみながら、実感できる本です。

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2021/07/24

もっと早く読んでおけばよかった。面白い。学生の頃に延々と漫画を読み返していた時間がもったいなかった。 宗教と科学、各自の理解を超えたところでは区別がつかなくなるのではないか。興味深くもあり、怖くもある。 この後の展開はわからないが、高い科学には倫理が要求されることがよくわかった...

もっと早く読んでおけばよかった。面白い。学生の頃に延々と漫画を読み返していた時間がもったいなかった。 宗教と科学、各自の理解を超えたところでは区別がつかなくなるのではないか。興味深くもあり、怖くもある。 この後の展開はわからないが、高い科学には倫理が要求されることがよくわかった。科学技術をほぼ独占していたら、周辺を支配しようと思えば容易だなと思う。 心理歴史学、三体につながる話であったと思う。

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