スローターハウス5 の商品レビュー
大学の卒論の時にテーマにした小説 (実際にドレスデンにも行ってしまいました。空襲の跡がはっきり残っていました) 人が死んだ時に発せられる「そういうものだ」というフレーズの重み。
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SFを読むつもりで手に取ったけど、これはたぶん反戦小説。とっても静かで、なんだか不思議で、すこし怖い。もっともっと、この著者の作品を読んでみたくなった。
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昔、図書館で借りて読んだとき、 非常に面白くて夢中になって読んだ。 以来。ほんとうは、文庫版なんかじゃなくって、ハードカバー版が欲しいんです。 作品は大好きだけど、、、 これほどの大作名作。文庫版じゃぁ満足できません。。。なので、マイナス☆1つです。
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繰り返される「そういうものだ」の一言は村上春樹の世界観を彷彿させる。SFなんて初めて読んだけど、私にとっては近代アメリカ文学の導入になったと思う。 なんと驚きなのが、今読んでるアーヴィングはアイオワ大学でヴォネガットに師事していたそうだ。びっくり。文学は果てしなくつながっている。
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奇想天外さにヤラレた。戦争を描いたものとして、ヘタにドキュメンタリータッチでいくより、よっぽどリアルにその狂気を伝えてる。でもなんだろう、根底にはやっぱり愛とモラルがある気がする。
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個人的にはタイタンの幼女のほうが好きだけど、いろいろとリンクしている部分があって楽しめた。「そういうものだ」。たった七文字だけど、すんごい。なんかすごい。
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カート・ボネガットのスローターハウス5を読みました。30年前に読んで、とても感動したSF小説です。今回、このSF小説に関する話題を日記に書いたことから、仙台に戻ったついでに文庫本を持ち帰ってきて読み直しました。筆致は軽いのですが、戦争は互いに殺しあうものだ、という当然のことが重く...
カート・ボネガットのスローターハウス5を読みました。30年前に読んで、とても感動したSF小説です。今回、このSF小説に関する話題を日記に書いたことから、仙台に戻ったついでに文庫本を持ち帰ってきて読み直しました。筆致は軽いのですが、戦争は互いに殺しあうものだ、という当然のことが重く物語の底に流れています。この小説は私の人生観を変えた小説で、トラルファマドール星人の時間についての考え方は今でも私の人生に対する考え方の基本です。うるさいくらいに出てくる「そういうものだ(So it goes.)」という言葉も忘れられなくなります。ぜひ、一度は読んでみていただきたい小説です。""
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変えられない物事を受け入れる落ち着き。 時間旅行を通じて、過去に経験してきた多くのつらい瞬間を、繰り返し体験しなければならなかった主人公は、「タイタンの妖女」にて、無意味な時の流れに逆らえない人生を送ることを強いられたコンスタントを思わせる。 人間の卑小さを訴える作品は多くある。...
変えられない物事を受け入れる落ち着き。 時間旅行を通じて、過去に経験してきた多くのつらい瞬間を、繰り返し体験しなければならなかった主人公は、「タイタンの妖女」にて、無意味な時の流れに逆らえない人生を送ることを強いられたコンスタントを思わせる。 人間の卑小さを訴える作品は多くある。その中でも、この作品は、そんなちっぽけな存在に生まれた者へ向けて、それにふさわしい生き方を提示しようとしているんじゃないかな。
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人間てこんなもの。それを分からせてくれただけでもすごい傑作だと思う。戦争に対面する勇気のないわたしが知れる精一杯。でもそれでも、ほんとに馬鹿みたいで悲惨でどうしようもないことは分かってしまう。
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こりゃ一回じゃ読めない小説だわ。最初全然面白くなくて、仕方ないから、何度も出てくる「そういうものだ。」の回数を数えながら何とか半分読んで一旦やめた(たぶん全部で50回弱)。で、読み始めたら前半のストーリーさっぱりなのに急に面白くなったんだけど、やっぱりよくわかんなくなってまた数え...
こりゃ一回じゃ読めない小説だわ。最初全然面白くなくて、仕方ないから、何度も出てくる「そういうものだ。」の回数を数えながら何とか半分読んで一旦やめた(たぶん全部で50回弱)。で、読み始めたら前半のストーリーさっぱりなのに急に面白くなったんだけど、やっぱりよくわかんなくなってまた数え出してそのまま終わった。うーむ、村上春樹に影響を与えたとよく言われるから、少し期待してたんだがよくわからん。未完成の文体実験につき合わされているような感じがして読みづらい。でも妙に印象に残る小説ではある。爆笑問題太田のお気に入りの「タイタンの妖女」を読んで見極める。
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