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宇宙の戦士 の商品レビュー

3.8

74件のお客様レビュー

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この本に対して、なん…

この本に対して、なんと誤読する人が多いことか! 本書で主張しているのは「自立」です。他人に依存せず、自分の頭で考え、自分の格律に従って行動する個人主義を、この小説は説いています。これは現在で言う「リバタリアニズム」に通じるものがあります。この点で、ハインラインはJ.P.ホーガンに...

この本に対して、なんと誤読する人が多いことか! 本書で主張しているのは「自立」です。他人に依存せず、自分の頭で考え、自分の格律に従って行動する個人主義を、この小説は説いています。これは現在で言う「リバタリアニズム」に通じるものがあります。この点で、ハインラインはJ.P.ホーガンに通じる所があります。みなさんもこの本を読んで、われわれが戦争と平和に関する議論の的をいかに外しているか熟考してみてください。

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ハインラインの古典的…

ハインラインの古典的名作SF。色々と考えさせられる内容ですが、表紙や挿絵の機動歩兵の絵だけ見ても楽しめます。

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私自身は別に極端な国…

私自身は別に極端な国家主義でも軍国主義でもありませんが,なんだか説得されてしまう小説内の社会機構。読後に妙な高揚感を持ってしまった自分に少々危機感を持ってしまったのでした。

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ご存じスターシップツ…

ご存じスターシップツルーパーズの原作です書かれた時代が少々古いことは抜きにしても考えさせられる内容が多々あります鵜呑みにはできないにしても 一度は考えてみる必要があるかも・・

文庫OFF

ヒューゴー賞受賞。映…

ヒューゴー賞受賞。映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作。戦争賛美・コミュニズム肯定・ファシズム肯定、のように解釈できる内容が発表当時はSF界に大問題を引き起こしたらしい。自分はその問題とされる要素が徹底的にカリカチュアライズされた映画を先に観ているので原作に対してもそのよう...

ヒューゴー賞受賞。映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作。戦争賛美・コミュニズム肯定・ファシズム肯定、のように解釈できる内容が発表当時はSF界に大問題を引き起こしたらしい。自分はその問題とされる要素が徹底的にカリカチュアライズされた映画を先に観ているので原作に対してもそのようなスタンスで取り組んだ。結果、「戦争賛美ってことはなかろう」とやはり感じた。時代の差かもしれない。

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戦争について考えさせ…

戦争について考えさせられる深い内容に感銘を受けた。ガンダムを影響を受けているというのもわかりました。

文庫OFF

「ジョニーは戦場に行…

「ジョニーは戦場に行った」やその他の反戦小説を読んだ後だったので、物凄く嫌悪感が生じてしまった。

文庫OFF

表も裏も

どちらかと言うと右翼傾倒の小説です。光あれば影ありで、反戦小説とあわせて 読んでみたら戦いに対する見方も変わるかも。

けろん

2024/08/17

アーサー・ジョージ・スミス軍曹に捧げる 兵士、市民、科学者のあなたに ――そして、いつの時代であろうと 子供たちを真の男に鍛え上げてくれた すべての軍曹に(前文より) はい、R.A.ハインラインの名作にして問題作『宇宙の戦士』です 思想的なところは一旦置いておいてSFとしてま...

アーサー・ジョージ・スミス軍曹に捧げる 兵士、市民、科学者のあなたに ――そして、いつの時代であろうと 子供たちを真の男に鍛え上げてくれた すべての軍曹に(前文より) はい、R.A.ハインラインの名作にして問題作『宇宙の戦士』です 思想的なところは一旦置いておいてSFとしてまず面白かったです SF的なところ少なくない?って意見もあるでしょうけど とりあえず1個確実に言えることは『夏への扉』が大好き!でハインラインに興味を持ったって人は迂闊に足を踏み入れない方が良いです 間違いなく同姓同名の別人が書いてます(嘘しか言わない) わいはどっちも好きだけどね はい、じゃあどのへんが問題作なのか、どのへんが迂闊に足を踏み入れない方がいいのか ものすごい簡単に言うと「暴力の肯定」なんよね 前文にある「軍曹」なんですが、軍隊における「軍曹」の役割ってのは、新兵の教育係であり、お目付け役であり、その小隊の規律を維持するための役割を担っていることが多いんですね でその手法ってのが主に暴力なんです ぶん殴って分からせるって奴ですね 日本にも「鬼軍曹」なんて言葉がありますよね つまり子どもたちを暴力によって育てあげた人たちを称賛してるわけですね 時代背景もあるんですが、なかなか賛否別れる話ですよね しかもこれ1960年のヒューゴー賞受賞作なんですよ ヒューゴー賞ってのはアメリカのかなり権威のあるSFの文学賞なんですが、つまり当時のアメリカ人の多くが、一般社会における「軍曹」の存在をあまり否定的には捉えていなかったとも言えると思うんです まぁ、今の日本でも度々議論になる体罰の是非についての話にもなるんですが、ハインラインは体罰を法律で規制していない州での少年犯罪の発生率の低さなども交えて必要だと主張してるわけですね 社会に「鬼軍曹」は絶対必要だ!ってわけです なので体罰否定派の人は読んでいてあまり気分は良くないかもです 気分は良くないかもしれないけど、読んでみてもいいのかな?って思います 反対の意見を完全にシャットアウトするのもどうかと思うのでね (まぁ、そういうの切り離して読んでも面白いと思うんだけど) で、ひまわりめろんの意見はどうなのか?ってところなんですが…意見どうこうの前に現実に鬼軍曹が家にいるんでね 受け入れるしかないのですよ!。゚(゚´Д`゚)゚。 (すぐ嫁をオチに使う)

Posted byブクログ

2024/06/11

2024.5.28 読了 Ma.K好きなら一度は読んでおくべき、というのはよく言われることだが、その通りやね。あとがきでは、ファシズムとかの議論に終始して、読了の感慨が台無しだが・・・

Posted byブクログ