宇宙の戦士 の商品レビュー
今年最初の読書は古典SFから。 「小説で読む『フルメタルジャケット』」というのが読んだ感想。私はこの映画が大好きなので、この小説も楽しく読めた。 敵のクモどもというのは、インディアンとジャップとベトコンを突き混ぜたようなものであり、なんというか、突っ込みどころはたくさんある。そ...
今年最初の読書は古典SFから。 「小説で読む『フルメタルジャケット』」というのが読んだ感想。私はこの映画が大好きなので、この小説も楽しく読めた。 敵のクモどもというのは、インディアンとジャップとベトコンを突き混ぜたようなものであり、なんというか、突っ込みどころはたくさんある。その第一は政治レベルでの戦う理由が丸で分からないことで、外交レベルで話がつかない理由が分からない。だってそれは、「歩兵」レベルで肉弾戦をしている理由であるからで、そこをごまかしているなあ、と思う。 「こういう視野の狭いファシストだからこそ、こういう意味のない戦争を延々と続けるのだ」というずいぶんとひねった話だと思っていたら、なにかそういうものでもないらしい。ハインラインは「大真面目にこういうのを主張」して、それについて「大論争」を巻き起こした「問題作」なんだそうな。 巻末にねっちりと載せられた40年前のレビューを読むと、「ネタにマジレスする男の人って・・・・」という感じがする。 昔の人は純朴だったんだなあ、と思う。 当時のこの人たちに2ちゃんのスレを差し上げたいと思う。 ネットはやっぱり、意味があるのだろう。
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なにより作中の講義「歴史と道徳哲学」とデュボア先生の存在感がすごいです。語られる道徳哲学について思考を巡らせざるを得ない作品でした。
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SFというか啓蒙本だった気がする。 ハインラインの本はこれが初めてだったけどもっと読みたいと思った。
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SF マガジン誌での石川喬司氏の、 本作についての新刊書評に対する反論投稿。 さらに 17 通の様々な投稿とその後の論争。 ネットの無い生真面目な時代がかつてあったのだと感じる。 今なら炎上状態で、にっちもさっちもいかなくなっていたのであろう。 ミリタリー SF として純粋に楽し...
SF マガジン誌での石川喬司氏の、 本作についての新刊書評に対する反論投稿。 さらに 17 通の様々な投稿とその後の論争。 ネットの無い生真面目な時代がかつてあったのだと感じる。 今なら炎上状態で、にっちもさっちもいかなくなっていたのであろう。 ミリタリー SF として純粋に楽しんでしまって申し訳ない。 モビルスーツに与えたパワードスーツの影響が、 計り知れない事は容易に想像される。 1960 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。
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20歳前後の頃の読了。 スタジオぬえの手によるパワードスーツの造形が格好いい! 内容はとても右翼的に感じた、表現したいことは多かったんだろうな?ずいぶん後に映画化されたけど、原作の空気が少しだけ感じられた気がする。 まぁ特撮メインのエンタテイメントで何も考えず楽しめたからいい...
20歳前後の頃の読了。 スタジオぬえの手によるパワードスーツの造形が格好いい! 内容はとても右翼的に感じた、表現したいことは多かったんだろうな?ずいぶん後に映画化されたけど、原作の空気が少しだけ感じられた気がする。 まぁ特撮メインのエンタテイメントで何も考えず楽しめたからいいんだけど。
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スターシップ・トゥルーパーズの原作 興奮SF映画の原作だ。 でも、アクションも青春もない。ただただ、ハインラインおじさんの愛国説教が続くだけだ。 それはそれでおもしろいのだが、原作を読まないで作ったという映画の方がよかったな。 やはりヒューゴー賞とはあわない。 ...
スターシップ・トゥルーパーズの原作 興奮SF映画の原作だ。 でも、アクションも青春もない。ただただ、ハインラインおじさんの愛国説教が続くだけだ。 それはそれでおもしろいのだが、原作を読まないで作ったという映画の方がよかったな。 やはりヒューゴー賞とはあわない。 主人公リコが志願して入隊し、下級士官になるまでを描いているんだが、主としてリコの訓練中の姿が描かれている。文中には教官のコメントがやたら長く、読者を洗脳しようとするがごとしだ。 映画のベース作品という意味で価値あるが、読書の価値はないなぁ。
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80012.140 内容についてかなり問題があったようだが、極普通の未来戦争物語として読ませてもらった。
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だいぶ前に読み終わった本。 テレビを見ていた時に「ガンダム」の元になった要素がけっこうでてくると言っていて、ああ、なるほどねと思った一冊。 モビルスーツの原型みたいな強化服というのがでてきて、これを巨大化させるとそのまま「ガンダム」みたいな。 敵は異星人だし、あまり重い話はでてこ...
だいぶ前に読み終わった本。 テレビを見ていた時に「ガンダム」の元になった要素がけっこうでてくると言っていて、ああ、なるほどねと思った一冊。 モビルスーツの原型みたいな強化服というのがでてきて、これを巨大化させるとそのまま「ガンダム」みたいな。 敵は異星人だし、あまり重い話はでてこないのでさくさく読めて面白かった。
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軍国主義への風刺がかなり効いた洋画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。 こちらは風刺を効かせた作風ではないが、映画が好きなら読んでも損にはならない。 他惑星の生物バグによる侵略から故郷を守るために、軍に志願した若者の話。 バグの描写や戦闘が、臨場感溢れており、恐怖できる。 戦...
軍国主義への風刺がかなり効いた洋画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。 こちらは風刺を効かせた作風ではないが、映画が好きなら読んでも損にはならない。 他惑星の生物バグによる侵略から故郷を守るために、軍に志願した若者の話。 バグの描写や戦闘が、臨場感溢れており、恐怖できる。 戦艦や訓練、装備なども密に書かれていて、SF好きには堪らない。
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SFの古典と言うので図書館でリクエストして借りました。正直男の子の為のお話だなあ~と思いました。 闘うために戦う、と言うスタイルが良い悪いと言う判断は置いておいて、上の人間が判断した事に盲目的に従うのを疑問にも思わない人間を作り上げるのはどうかと思うのですが… そして訳者の...
SFの古典と言うので図書館でリクエストして借りました。正直男の子の為のお話だなあ~と思いました。 闘うために戦う、と言うスタイルが良い悪いと言う判断は置いておいて、上の人間が判断した事に盲目的に従うのを疑問にも思わない人間を作り上げるのはどうかと思うのですが… そして訳者の後書きに反戦主義と書かれてましたが初期の後書きを読む限りとてもそう受け取れない。つまり真の反戦主義者を作る為にはある一定期間軍隊勤務を義務付け、一回ぐらい戦争を経験させろ、と言っているように読めるのですが… ただ現実に暴力が日常化している地域でいかに対話による平和的解決を求めても鼻で笑われるだろうこともわかります。ただ力による解決は所詮侵略側の利権が絡んでいるからの武力行使な訳であって真の意味で正義だ人権保護なんて観点から戦争が行われたためしも無いよなあ~なんて冷めた目で読みました。
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