クリスマス・カロル の商品レビュー
クリスマスがくるだいぶ前に読み終わった。 自分の過去、現在、未来を見せる幽霊によって、主人公が改心していくストーリー。物語を楽しみつつ自分の過去を思い出してしまった。 短いけど、出てくる人々の会話や行いがリアルで、心が暖まる良いお話でした。
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「見る」×「見られる」関係が逆転するとき一瞬で世界は崩壊する! 「書く」ことの孤独と不安を描ききった問題作中の問題作。あるいは傑作。 ―― ・・・それは、『クリスマス・テロル』だ。
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子供の頃から絵本や映画で慣れ親しんだストーリー。子供の頃は3人の幽霊の方に意識がいっていたけど、大人になってから読むとスクルージの心の葛藤の方に重きを置いて読んでました。スクルージが、人に優しくなろうとするする姿が描かれており、感動します。でも冬に読むべきでたね。
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メリークリスマス! この本も長い間ワタシの愛読書です。まさに英国人という感じのしつこい文章にも今では親しみさえ感じます。クリスマスのこの時季、皆さんいかがですか?冬の幽霊たちと心を温めてみては… 2012.12.14 クリスマスが近づくとこの作品を読みたくなるのはもう何度目なので...
メリークリスマス! この本も長い間ワタシの愛読書です。まさに英国人という感じのしつこい文章にも今では親しみさえ感じます。クリスマスのこの時季、皆さんいかがですか?冬の幽霊たちと心を温めてみては… 2012.12.14 クリスマスが近づくとこの作品を読みたくなるのはもう何度目なのでしょう。今、手に取っている文庫はワタシにとっては2冊目です。 20回くらいは確実に読んでるんだろうなぁ… 毎回毎回、心の洗われる作品です。大学生のころはこの作品に続いて、同じディケンズの「二都物語」「大いなる遺産」も文庫を購入した覚えがあります。
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老齢の商人・スクルージは守銭奴でけちで有名。信仰心も人情も持ち合わせないやっかいな人物です。当然クリスマスをお祝いする気もなければ、ともに過ごす人もいない。そんな彼の元にクリスマスの夜に奇蹟(どちらかというと悪夢?)が訪れ、3人の精霊が過去・現在・未来のクリスマスへと彼を連れま...
老齢の商人・スクルージは守銭奴でけちで有名。信仰心も人情も持ち合わせないやっかいな人物です。当然クリスマスをお祝いする気もなければ、ともに過ごす人もいない。そんな彼の元にクリスマスの夜に奇蹟(どちらかというと悪夢?)が訪れ、3人の精霊が過去・現在・未来のクリスマスへと彼を連れまわします。 そこで見たことに衝撃を受けた彼に起こった変化とは… 教訓じみたところもありますが、幸せとは何かということをよく表している良い作品です。 実写でもアニメでも映画化されています。両方とも見ましたが、原作にほぼ忠実で、こちらも良い作品です。 どちらから作品の世界を楽しんでもいいと思います。
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貧しいけれど心の暖かい人々、孤独で寂しい自分の未来……亡霊たちに見せられた光景が、ケチで冷酷なスクルージの心を変えさせた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館から借りました ファンタジー。 ケチで冷酷で人間嫌いのエブニゼル・スクルージ。 彼はクリスマス・イブに「過去・現在・未来のクリスマスの幽霊」三人に逢い、改心する。 お説教物だけれど、おもしろい。ロングセラーだけある。 ただ、スクルージは三人にあってゆっくり改心するのではなくて。 一人目でかなり良い子(いい老人)になっている。 過去。優しい雇い主がくれたクリスマスパーティや、恋人との別れ、妹のこと。 それだけで、もうだいぶぐらぐら。 現在。甥っ子の楽しげなパーティーを見たり、従業員の息子が重い病なことを知り、胸を痛める。 未来。死んだ自分を悼んでくれる人がいない、という未来。 食べ物の描写のユニークさ。 テンポの良さ。 軽快さがあるからお説教は重くならない。読みやすい。 150頁ぐらい。
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幽霊によって改心していくスクルージ老人。自分だってもしあんなものを見せられたら心変わりするだろうと、老人の心境変化には共感が持てました。少しずつ今までの自分が恥ずかしくなっていく老人が微笑ましかったです。しかしラストはすごいですね。自分の結末を知ってしまって、それを必死で否定する...
幽霊によって改心していくスクルージ老人。自分だってもしあんなものを見せられたら心変わりするだろうと、老人の心境変化には共感が持てました。少しずつ今までの自分が恥ずかしくなっていく老人が微笑ましかったです。しかしラストはすごいですね。自分の結末を知ってしまって、それを必死で否定するかのように人々に優しく勤めようとするスクルージ老人は、見ていて痛々しかったです。結局、老人の未来はああなったけれど、もし、結末は変えられないまま、絶望だけを見せつけられたのだとしたら、これほど残酷なお話はないと思います。むしろ、その残酷さゆえに手心加えたのかなと邪推さえしてしまいました。
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1843年刊行のディケンズの出世作。 目先の金銭的利益ばかりを追う人間への警告的なお話。 人情を是とするディケンズの性格がよく表れていると思います。 しかしまあ、幸福の定義について溢れるほどの選択肢がある現代では、 人情の尊重が全ての人々にとっての100%の解にはならない...
1843年刊行のディケンズの出世作。 目先の金銭的利益ばかりを追う人間への警告的なお話。 人情を是とするディケンズの性格がよく表れていると思います。 しかしまあ、幸福の定義について溢れるほどの選択肢がある現代では、 人情の尊重が全ての人々にとっての100%の解にはならないのでしょうね。
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ケチで冷酷で人間嫌いのおじいさんが昔の友人の幽霊と3人のクリスマスの幽霊の手によって改心するお話。 ディケンズなんて難しそうだなあと思っておりましたが、人物の描写が巧みで、幽霊たちもチャーミング!ユーモアあり涙ありのお話でした。 欧米の人達にとっては、クリスマスというのは本当...
ケチで冷酷で人間嫌いのおじいさんが昔の友人の幽霊と3人のクリスマスの幽霊の手によって改心するお話。 ディケンズなんて難しそうだなあと思っておりましたが、人物の描写が巧みで、幽霊たちもチャーミング!ユーモアあり涙ありのお話でした。 欧米の人達にとっては、クリスマスというのは本当に特別で、大事な日なんだなというのがわかりました。 読み終わったときは、ちょっと遅いクリスマスプレゼントをもらったような、じんわり温かい気持ちになりました。
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