クリスマス・カロル の商品レビュー
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クリスマス前には必ず読みます。読んだ後にはじんわり心が温かくなります。最後の『彼自身の心は晴れやかだった。彼にはそれで充分だった。』がいいですね。かくありたいです。
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クリスマスが近づくとこの話を1度は読んでみたくなる。 本でなくてもいい。映画でもアニメでもいい。 でも、ケーブルでもここ数年はあまり見かけなくなった。 「ホワイトクリスマス」同様に。さびしい。 宗教的ではあるけれど、この本を1年に1度は読んでじんわりとするのが好き。
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良い話で子供にも読ませたい作品。だけど、老人が主人公なんだからもっと哀愁があってもいいと思う。子供向けとはいえ、寂しい過去への後悔だけでなく、先のない人間の寂しさ・悲しさをもっと描いても良かったんじゃないかな。
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これも高校時代の課題図書、10年ぶりに読み返してみた ケチなスクルージ老人は、クリスマス・イヴの夜、相棒だったマーレイの亡霊と対面し、翌日から彼の予言とおり行動し、暖かい心に入れ替わる。そんな頑固じいさんを改心させてくれる幽霊が本当にいてくれたらいいなと思った。10年前はこんな...
これも高校時代の課題図書、10年ぶりに読み返してみた ケチなスクルージ老人は、クリスマス・イヴの夜、相棒だったマーレイの亡霊と対面し、翌日から彼の予言とおり行動し、暖かい心に入れ替わる。そんな頑固じいさんを改心させてくれる幽霊が本当にいてくれたらいいなと思った。10年前はこんな感想言わなかっただろうな笑
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あからさまに教訓じみていてあまり好きではなかった。主人公がすぐ改心してしまうのもイマイチ。少しずつ改心していく内容じゃないと、と思った。
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泣いた本シリーズそのいち。 酷薄な守銭奴だったスクルージが優しい心を取り戻したい!人生をやり直したい!と幽霊に必死で語りかける場面が胸に迫って、涙がこぼれた。 スクルージがどうしてひねくれてしまったかという問題も、それに対する解決も示されない物語は、写実主義の観点から言えば失敗...
泣いた本シリーズそのいち。 酷薄な守銭奴だったスクルージが優しい心を取り戻したい!人生をやり直したい!と幽霊に必死で語りかける場面が胸に迫って、涙がこぼれた。 スクルージがどうしてひねくれてしまったかという問題も、それに対する解決も示されない物語は、写実主義の観点から言えば失敗作だ、なんていう理屈はもうどうでも良い。 スクルージが幸せになって本当に良かった!
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いい話である。村岡花子の訳文は好きだが、この小説は3人の幽霊が紡ぎ出すイメージの展開が豊かで、その分、簡単な小説ではないと思う。スクルージの過去など謎は多い。ディケンズ(1812-1870)が生きた当時は、マルクスが『資本論』(1866)で書いていたような労働者階級の非情な現実が...
いい話である。村岡花子の訳文は好きだが、この小説は3人の幽霊が紡ぎ出すイメージの展開が豊かで、その分、簡単な小説ではないと思う。スクルージの過去など謎は多い。ディケンズ(1812-1870)が生きた当時は、マルクスが『資本論』(1866)で書いていたような労働者階級の非情な現実がある(ドレスの縫い子が狭い部屋で数日間不眠不休で働かされて過労死したとか、機械作業の防護措置がとられずに子供の指が飛んだとか、教育はされずQueenを男だと思っている子供がいたとか)。そういった時代のなかにあって、「クリスマス」という一点から、隣人愛の物語を書いたディケンズはやっぱりヒューマニズムの作家であって、単なるリアリズムの作家ではないと思う。「男も女もみんな隔てなく心を打あけ合って、自分らより目下の者たちを見ても、お互いみんなが同じ墓場への旅の道づれだと思って、行き先のちがう赤の他人だとは思わない」というスクルージの甥の言葉からは、「赤子叱るな来た道じゃ。年寄り笑うな行く道じゃ」という諺を思い出した。映画やドラマなどさまざまな作品に翻案があるが、金融資本主義の問題が大きくクローズアップされる今日、読み返されるべき作品だと思う。「毎日がクリスマス」のように隣人愛をもって暮らす必要があるのは、今日こそなのかもしれない。スクルージの最後の境地、「この世では何事でも善い事なら、必ず最初にはだれかしらに笑われるものだ」は大切で勇気を与えてくれる言葉であろう。
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少女時代以来の再読。すっかり忘れていたけれど出だしの数ページで最後のオチまで見えてしまった気がする。けれど後発の全ての作品の原点がここにありとも思わせる。シンプルな話ながら、風景の、人間の描写がすばらしく、後世に残る名作だけのことはあると思いました。特に最後の数行は思わず涙してし...
少女時代以来の再読。すっかり忘れていたけれど出だしの数ページで最後のオチまで見えてしまった気がする。けれど後発の全ての作品の原点がここにありとも思わせる。シンプルな話ながら、風景の、人間の描写がすばらしく、後世に残る名作だけのことはあると思いました。特に最後の数行は思わず涙してしまった。村岡花子さんの翻訳はとても好きです。それにしてもキリスト教国に生まれ、クリスマスが祝えないことは日本人が想像する以上に不幸なことだと思う。
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午後からの開催だったこともあり、本日は普段より人数が多かったように思います。その分、多くの本を紹介いただき楽しかったです。 午後からの開催だったこともあり、本日は普段より人数が多かったように思います。その分、多くの本を紹介いただき楽しかったです。
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クリスマスキャロルは、ディケンズの有名な本です。 3回読みました。 最初は、イギリスの文化、歴史にくわしくないので、あまりピンと着ませんでした。 ダールの「マチルダ」でディケンズを読むという話があったので、あわてて2度目を読みました。それでもなかなか理解できなかったので、映画を見ました。 映画を見たら、すこしはわかりました。 これまで自分では想像できなかったことを、視覚化してくれて、ああ、なるほど、そういうことだったのかと分からせてくれました。 そこでもう一度読みました。 本書で、イギリスの文化のよい面を知ることができました。 どんな地方にも、よい文化があり、よい文化がその地方を支えているのだということがわかりました。 また、文化は、一人一人の心の中に宿るものだということがわかりました。
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