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罪と罰(上) の商品レビュー

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308件のお客様レビュー

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2023/06/03

トロッコ問題。 世の中の9割ぐらいは消費するのみである、言葉を選ばず言うならばバカで、1割は創造的。 その1割が、全体にとって良い事を行う為ならば、犯罪を犯すことは許される、という論。 愛称が日本人にとっては紛らわしいので整理が必要。翻訳なのもあってか、表現が難解というわけではな...

トロッコ問題。 世の中の9割ぐらいは消費するのみである、言葉を選ばず言うならばバカで、1割は創造的。 その1割が、全体にとって良い事を行う為ならば、犯罪を犯すことは許される、という論。 愛称が日本人にとっては紛らわしいので整理が必要。翻訳なのもあってか、表現が難解というわけではない。

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2023/03/28

登場人物の議論や思想がとてもおもしろい本作ですが、これから読み始める人のためにアドバイスを書き残しておきます…… 「初めて出てきた人名は書き留めておくこと」 大抵一人の人間を表すのに2つ以上は名前が出てきます。しかも登場人物が多いのに推理小説ではないので紹介のまとめページがな...

登場人物の議論や思想がとてもおもしろい本作ですが、これから読み始める人のためにアドバイスを書き残しておきます…… 「初めて出てきた人名は書き留めておくこと」 大抵一人の人間を表すのに2つ以上は名前が出てきます。しかも登場人物が多いのに推理小説ではないので紹介のまとめページがない。また血縁関係が無いのに名字が同じ人物が出てきた時にはもうえらいこっちゃでした。私のように横文字の名前が覚えられないという方は絶対にメモをすることをオススメします……

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2023/02/18

 ロシア文学の最高傑作と言われる「罪と罰」。長編かつ難解なので読むのに時間がかかった。主人公の動機が不純だと感じたので感情移入は出来なかったが、「悪を罰するのに一部の選ばれた者は罪を犯してもよい(それがいずれ正義となる)」という考えは、ドストエフスキーが投げかけた一つのテーマでも...

 ロシア文学の最高傑作と言われる「罪と罰」。長編かつ難解なので読むのに時間がかかった。主人公の動機が不純だと感じたので感情移入は出来なかったが、「悪を罰するのに一部の選ばれた者は罪を犯してもよい(それがいずれ正義となる)」という考えは、ドストエフスキーが投げかけた一つのテーマでもあるのだろう。  刑事との心理戦は正直長いと感じたし、罪に苛むまでの時間も悠長だと思ってしまった。とはいえ、ニヒリズム、社会主義思想、キリスト要素など沢山のテーマが散りばめられているのは流石だった。そしてヒューマニズムが失われることへの警鐘も。  最終的に愛の力(と言うと安っぽく聞こえてしまうが)が垣間見えたのは少し気恥ずかしかった。そこで救われるんかい!というのが率直な気持ちだが、教養のためにも読んでみてよかった。

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2023/01/22

登場人物の名前が長い上に、愛称、フルネーム、苗字だけなど関係性によって名前がワラワラ出てくるので、この人誰?ってなることも少なくない。内容自体は至ってシンプル。どんなにくだらない人間だと思っても殺人はいかんよ、殺人は。

Posted byブクログ

2022/12/14

たまには文学作品でもと思って手にしてみたが、国も時代背景も何もかもが違う物語になかなか感情移入出来ずに正直しんどかった。 ただラスコーリニコフが老婆を殺害するシーンは臨場感が素晴らしく引き込まれた。 とりあえず下巻に進んでみようと思う。

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2022/11/16

時代背景が違うため、勿論考え方が違うけど。 人間としての葛藤は共感できる。 でもラスコーリニコフの葛藤に追いつこうとすると頭が破壊されそう。

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2022/11/14

二回目の読了。 前回よりはスラスラと物語を噛み砕くことができたように思う。 極限の貧しさを知らない私には、ラスコーリニコフが行った行為と哲学と呵責に対してただの気狂いにしか見えないと、漠然とした感想が出てきただけだった。 しかし、ドストエフスキーの年表や、当時のロシアにおける時...

二回目の読了。 前回よりはスラスラと物語を噛み砕くことができたように思う。 極限の貧しさを知らない私には、ラスコーリニコフが行った行為と哲学と呵責に対してただの気狂いにしか見えないと、漠然とした感想が出てきただけだった。 しかし、ドストエフスキーの年表や、当時のロシアにおける時代的背景を調べ鑑みてみると、えてして眉唾でもないのかもしれないと末恐ろしくもなる。 我々は良い時代に生まれたものだ。その分、軟弱な人間ばかりになってしまったが。 ドストエフスキーの実存主義的な主題のもと、人間というものをえぐい程ほどストレートに表現する様に読む者は時に気付かされ、時に辟易させる。 読書とは、こういうことなのだ。

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2022/09/25

カタカナの名前表記がなかなか馴染めず、長い正式名と略称が混在して人物像をイメージしにくいのはロシア文学の特徴なのでしょうか?いいところで上巻が終わったのでこれから下巻へ突入します!

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2022/07/05

登場人物が多く正式な名前で表記されたり急にニックネームになったりで困惑するので整理しながら読むのが大変だった。評価は下巻を読み終わってしようと思います。

Posted byブクログ

2022/04/18

ラスコーリニコフが老婆を殺すシーンは臨場感があって引き込まれた。悪いことをしたら、それをずっと抱えてることが辛くなる。仏教では、仏心と呼ばれる良心を誰もがもっていると考えるようだ。それに近いのかもしれない。

Posted byブクログ