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罪と罰(上) の商品レビュー

4

306件のお客様レビュー

  1. 5つ

    93

  2. 4つ

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    71

  4. 2つ

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2014/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公ラスコーリニコフは、自分の理論と精神的病気のせいで老女を殺す。完全犯罪だったが、主人公の行動から予審判事にはわかってしまい、自白を勧める。殺した事に対して、後悔のない主人公は、娼婦ソーニャによって最後、人間らしい気持ちになる。

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2014/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あなたは昨日わたしたちにすっかりくださいましたのね!」 より大きな善のために行われる法律違反は、許される。そのような考えのもと、ついにラスコーリニコフは殺人を犯す。しかし、殺人の重さに耐えるのに精一杯で、善行のために必要と考えていた金品の奪取がおろそかになる。そして、道徳心に苛まれ、また、自ら進んでは罪を告白できない弱さから、捕まえられることを望む。一方で、このまま逃げ切ろうとする気持ちも湧き起こり、その狭間で揺れる主人公が描かれる。 そもそもラスコーリニコフは強い人間ではない。殺人を実行するのにも大きな迷いが見られていた。殺人を犯した事で初めて罪の重さに気づいたのではない。始めから分かっていたのだ。それでも、彼が犯行に及んだのは、それ以外に彼の生活の現状を打破するものがなかったからであろう。自分のさらなる貧困が見えている以上どこかで手を打たねばならなかった。その現状を打破するためにも、身近に見える悪の元凶”高利貸し”を殺害するしかなかったのだ。

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2014/08/27

とても面白かったです。登場人物の考えのひとつひとつがとても考えさせるもので感動しました。個人的にラスコーリニコフは好きなキャラクターの一人です。

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2014/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あっさり人殺しすぎのわりにうじうじする。 かっとなってやった。 計画的なのかそうでもないのか。 ようするにチキンなんだな、主人公。 登場人物をブックカバーに書いてたけど表だけじゃ足らなくなったw お茶かぶってしわしわになったksg!

Posted byブクログ

2014/07/06

【良心を侵した罪と当然報いる非凡の罰】 とにかく読みづらい。過去の名作とはいえ、誰かが勝手に書き直してほしいと思うくらい読みづらい。そして僕の中ではやはりもう、古さが面白さよりも立つ。

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2014/06/18

過去の名作なのに楽しく読めました 名作になる条件として誰に評価されるのか、ということが重要です エリートに評価された作品が名作として後世に残っていきます この世の価値観を作っているのがエリートだからです そんなことはない、江戸時代には大衆文化が花開いたじゃないか、と。 し...

過去の名作なのに楽しく読めました 名作になる条件として誰に評価されるのか、ということが重要です エリートに評価された作品が名作として後世に残っていきます この世の価値観を作っているのがエリートだからです そんなことはない、江戸時代には大衆文化が花開いたじゃないか、と。 しかし今どれだけ江戸時代に制作された物に触れることが出来るでしょうか テレビなどで紹介される江戸文化のほとんどはやはりエリートに選ばれたものに限られています 海外で受けた浮世絵 金持ちの道楽の歌舞伎 庶民が普段読んでいた本が手軽にみられることはめったにないと思います  専用の古本屋に行けば別ですが その点でこの作品はエリートうけします、 彼らが陥りやすい悩みが非常にうまく書かれているからです

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2014/04/27

名作、キリスト教の話ということでさぞかし高尚で難しいことが書いてあるんだろうなと思ったら、以外と物理的に事件が色々起きて面白かった。ちょうど連続ドラマを見ている気分。読みやすかった。

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2014/04/09

【読書その92】ドストエフスキーの名著「罪と罰」。本当に恥ずかしながら、しっかり読んだのは初めて。とにかく面白かった 。これまで読まなかったのが恥ずかしいくらい。主人公ラスコーリニコフは、人間を非凡人と凡人に分け、ナポレオンのような非凡人は悪人を殺すことさえ許されるという理論を持...

【読書その92】ドストエフスキーの名著「罪と罰」。本当に恥ずかしながら、しっかり読んだのは初めて。とにかく面白かった 。これまで読まなかったのが恥ずかしいくらい。主人公ラスコーリニコフは、人間を非凡人と凡人に分け、ナポレオンのような非凡人は悪人を殺すことさえ許されるという理論を持つ。それを実施するため、高利貸しの老婆を殺害する。本書では、それに至るまでの主人公の心理描写を本当に細かく記述しており、心理小説のような緊張感がある。

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2014/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 世界一有名な小説?かな。今回初挑戦。「カラマーゾフの兄弟」を先に読んでいたから作品の雰囲気は掴みやすかった。長いけれども「カラマーゾフに比べれば…」というのもあってまずは上巻を読破。  話の中で事件、出来事は少ない。粗筋の紹介なら一分あればできそう。この作品の凄さはラスコーニコフの内面描写にある。何か起こるごとにラスコーニコフが何を考えているのか丁寧に書かれている。この内面描写にハマれないとこの作品を読むのは辛いかも。ラスコーニコフは周りの人間からは精神病患者扱いされるような言動をするが内面描写をはさむと行動の理由が分かる。この小説を読むと普通の小説の描写が表面的で物足りなくなってしまうかもしれない。  ラスコーニコフは彼の犯した罪とどう向き合うのか、後半はさらに引き込まれるはず。

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2014/02/24

巨匠ドストエフスキーの名著と呼ばれる、罪と罰。 しかし上巻はちょっと、まだわからないというのが本音。 あらすじは聡明だが、精神を病んでる元法学部(途中退学)の青年、ラスコーリニコフが自身の考える犯罪論に基づいて、強欲な高利貸の老婆を殺害する。しかしその時に偶然居合わせた老婆の妹も...

巨匠ドストエフスキーの名著と呼ばれる、罪と罰。 しかし上巻はちょっと、まだわからないというのが本音。 あらすじは聡明だが、精神を病んでる元法学部(途中退学)の青年、ラスコーリニコフが自身の考える犯罪論に基づいて、強欲な高利貸の老婆を殺害する。しかしその時に偶然居合わせた老婆の妹も殺害してしまう。 その後、友人が現れ、家族が現れ、ラスコーリニコフの元を訪れる、だれも彼が殺人者だと気づかない。 またラスコーリニコフ自身も精神病がなかなか治癒されないうえに、人に言えない秘密を持ってしまい、苦しむ。 そんな中、ある男に出会う。 そこまでが上巻。 つまらないと思っても耐えて読むべしと言われたので、読んでみます。

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