罪と罰(上) の商品レビュー
上巻。ストーリーの展開に緩急がありすぎる。ラスコーリニコフの精神状態がおもしろい。 2016/2/6
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数十ページのこしたまま読み控えている「カラマーゾフ」も凄いが、『罪と罰』もさすがドすとえふすきー引き付けるられる。ラスコーリニコフの白昼夢っぽい独白が永遠とつづくがなぜかなかなか良い。罪と罰の反対語ってなんだろう、検索すると同じ様なことを考える人っているものだ、けっこう質問して...
数十ページのこしたまま読み控えている「カラマーゾフ」も凄いが、『罪と罰』もさすがドすとえふすきー引き付けるられる。ラスコーリニコフの白昼夢っぽい独白が永遠とつづくがなぜかなかなか良い。罪と罰の反対語ってなんだろう、検索すると同じ様なことを考える人っているものだ、けっこう質問してる(笑
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ずっと気になっていたがなかなか手が伸びなかった本。 買ったはいいが、積読になりそうだったので勇気を出して読み始めた。 想像通りこれはどう読めばいいのか、非常に難しい。 テレビの音でも近くにしてようものなら、忽ちただの文字の羅列に化けてしまう。 話に入るのにはかなりの集中力を要...
ずっと気になっていたがなかなか手が伸びなかった本。 買ったはいいが、積読になりそうだったので勇気を出して読み始めた。 想像通りこれはどう読めばいいのか、非常に難しい。 テレビの音でも近くにしてようものなら、忽ちただの文字の羅列に化けてしまう。 話に入るのにはかなりの集中力を要した。 人の名前は全て紙に書き出し、どのような人物かメモを取り ウィキペディアで先にあらすじを読むという禁じ手を犯して 何とか上巻を読み終えることができた。 (そうでもしないと、本当にストーリーが頭に入ってこない・・・。) 上巻の終盤での会話にこそ、この上巻の物語の意味があるのだろうが、 理解するのは非常に難しい・・・。 読み手によって、様々な解釈があるのかもしれない。
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9割5分タイムマジック/1分間記憶法で 通読。 ところが!何が書いてあったのかおぼえていない! 豚ちくしょう! 小説を速読なんて意味が無いッ! 意味がわからないながら6秒毎に頁を繰らなければならないこの苦痛! 苦行に耐える訓練なのか? かの青木雄二先生も離職中に読み感銘をうけた罪と罰、そしてドドストエフスキー先生、こんな読み方してごめんなさい。 さあ、捨てよ!うちには下巻がないからな!
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当然知ってたがなかなか読めずにいた古典。正直、読み進めるには気合いが必要だった。ただなんというか、小説らしい小説だと思う。後半、予審判事ポルフィーリの登場で推理小説の様相も出てきた。さて、下巻に進むか。。。
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ずっと読もう読もうとしていて、25歳になり、今になって読了。なによりもまず20代のうちに読めれて良かった。よく、太宰治を読んで これ私だって思う人が 多い中、ラスコリーニコフをみて、これ私だって 思った。 殺人の合理化が、延々と語られるが、ラスコリーニコフは、自分は悪いと分かっているから、延々と語るのであって 凡人と非凡をいったりきたりしている、ごく普通の等身大の生身の人間こそが、ラスコリーニコフなんだと思う。人は、善と悪の二面性があって、そのときそのときの自己都合により、使い分けているんだと思う。
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スヴィドリガイロフが好人物すぎて笑ってしまう。ラスコーリニコフがぐだぐだ理屈こねてるのに付き合うには忍耐が必要だ。彼の理論はいかにも青臭く、凡庸である。しかし、スヴィドリガイロフは心やさしく、辛抱強く聞いてくれる。そして、説教して改心させようとするのでなく、自分の話をするのであ...
スヴィドリガイロフが好人物すぎて笑ってしまう。ラスコーリニコフがぐだぐだ理屈こねてるのに付き合うには忍耐が必要だ。彼の理論はいかにも青臭く、凡庸である。しかし、スヴィドリガイロフは心やさしく、辛抱強く聞いてくれる。そして、説教して改心させようとするのでなく、自分の話をするのである。それは、スヴィドリガイロフが全然立派でないどころか、誠実さそのものであることをよく示している。しかし同時に、これは彼が自分自身のことにも周囲の人間に関しても無関心すぎるからこそできることでもある。ドゥーニャは知識や教養はあっても頭は良くなかった。そもそも、スヴィドリガイロフを救ってあげるだけの義理なんて全然なかったのである。考えられる中でも最悪な方法でスヴィドリガイロフは突き進んで喜びながら死ぬしかなった。ラスコーリニコフの独白のバカバカしさはもしかしたらドストエフスキーの法学に対する無知に起因するのかもしれないけれど、そんなことは小説において重要ではない。無関心と過剰な優しさと、非情な実利的思考とがすれ違い続ける物語のあることが読む人を救うのだから。
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「カラマーゾフの兄弟」に引き続いて読了。 ドストエフスキーはやはり面白い。 ラスコーリ二コフの殺人は現代でもありそうだと思った。 善悪とは?を改めて考えさせてくれる。 ゲーテの「ファウスト」を思い出したりもした。 描写が詳細、会話による内面描写が圧倒的。 頭の中に映像がリアルに立ち上がってくる。 貧困の描写がすさまじく、ラスコーリ二コフの犯罪の原因は案外本当に貧困かもしれない。 まともなものを食べないと、考えもおかしくなってくる。 シベリア送りになった後に悔悟したのは、規則正しい生活と栄養のお蔭だったりして。 ドストエフスキーの小説には神様みたいに美しい心の人間が出てくるのが興味深い。 次は「白痴」を読んでみたい。
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ラスコーリニコフの心理描写がうまいこと描かれている。 友人のラズミーヒンがラスコーリニコフが指輪、鎖とうわごとで言ったことを気にしていた意味。 それは殺人事件が起こった質屋に質草を預けたことを ラズミーヒンに話したことによりラズミーヒは指輪、鎖と質屋が結びついた。 その思い込みを...
ラスコーリニコフの心理描写がうまいこと描かれている。 友人のラズミーヒンがラスコーリニコフが指輪、鎖とうわごとで言ったことを気にしていた意味。 それは殺人事件が起こった質屋に質草を預けたことを ラズミーヒンに話したことによりラズミーヒは指輪、鎖と質屋が結びついた。 その思い込みを悟ったラスコーリニコフのにやりとした感情。 前半は登場人物が多かったり、正式名称やあだ名で呼んだりとごっちゃになって難しかったけど、登場人物が わかりだすと内容的にはすっと入ってきた。 心理描写、人間関係、時代の背景などがうまく描かれているなと思いました。
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和訳が直訳?っぽく読みづらい。がそれを上回るほど先を読みたくなるストーリー展開である。 岩波のが易しい訳で読みやすかったのでそっちも買うかも。
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