シッダールタ の商品レビュー
印度を旅する前にこの本は読んだ方が良いと勧められた。求道者が沙門や遍歴や世俗を通じて悟りに達するまでの道のりを描いた物語。美しい文章でシッダールタの無常に変化する心情が表現されている。「知識や言葉は重要でなく、体験として伝えることのできない知恵が人生を豊かにしてくれる。」と結ばれ...
印度を旅する前にこの本は読んだ方が良いと勧められた。求道者が沙門や遍歴や世俗を通じて悟りに達するまでの道のりを描いた物語。美しい文章でシッダールタの無常に変化する心情が表現されている。「知識や言葉は重要でなく、体験として伝えることのできない知恵が人生を豊かにしてくれる。」と結ばれているがこれは解釈が難しい。ああ何年後かに読み直したら理解できるのだろうか。ちなみにシッダールタとは釈迦の出家以前の名であるがこの物語はフィクションである。
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24歳の時、何故か会社に入る前の課題で読みました。 そのときもかなり感動したのですが、 今、ヨガやブッダをほんの少しずつ勉強しているので全く記憶と違うものでした。 というか、まったく記憶が間違っていて、ブッダの話だと思っていたけど、 ブッダは別にいて、主人公はブッダではなかった...
24歳の時、何故か会社に入る前の課題で読みました。 そのときもかなり感動したのですが、 今、ヨガやブッダをほんの少しずつ勉強しているので全く記憶と違うものでした。 というか、まったく記憶が間違っていて、ブッダの話だと思っていたけど、 ブッダは別にいて、主人公はブッダではなかったのです。 そしてまったく記憶になかった渡し舟の船頭に感動しました。
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古本屋で50円で買ったものが、 無上の感動を与えてくれた。感謝。 ヘッセの仏教への理解は本当に素晴しいと思う。 同時に、自分の志がそれと深く寄り添えるものであることを 心から嬉しく思う。 座右に置きたい書というのはこういうことだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
釈迦のことではなくて、お釈迦さま出家以前の名前シッダールタの名前を借りたある人物の人生を描いた作品。 仏教的悟りとはまた違った、分かりやすい悟りの境地を短い本でありながら教えてくれる。 最終盤の台詞から引用 「~世界を透察し、説明し、けいべつすることは、偉大な思想家のすることであろう。だが、私のひたすら念ずるのは、世界を愛しうること、世界をけいべつしないこと、世界と自分を憎まぬこと、世界と自分と万物を愛と賛嘆と畏敬をもってながめうることである」 世の中になんと偉大な思想家の多いことかと感じざるを得ない、しかしそんな世の中だからこそ退屈せずにいられるのかなとも実は感じる。 世の全ての人間が彼と同じ域に達したのなら、一つの理想郷にはなるかもしれないが同時につまらぬ世の中になってしまうかもしれない。 もちろんそこには世界が平和状態であるという但し書きがつくのだけど。 だが私個人としては、シッダールタの達した境地には共感を覚える、偉そうに世の中を知った気になりたくはないし世界の在り方を素直に受け入れ軽蔑したくないし、できれば自分をあるがままに見つめ憎みたくはない。 そして、ありとあらゆる万物を畏敬をもって眺めてみたいと思うから。
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うつ状態で寝込んでいる時に読了。 ベッドから抜け出せずに、会社にもいけない。自分って何だ?何で生きてる?と思春期の少年のように悩みこんでいた。その時に前に買って積読状態になっていた本書を手にとった。 この本に出会って人生観が変わって、うつから開放されました!! というわけには行か...
うつ状態で寝込んでいる時に読了。 ベッドから抜け出せずに、会社にもいけない。自分って何だ?何で生きてる?と思春期の少年のように悩みこんでいた。その時に前に買って積読状態になっていた本書を手にとった。 この本に出会って人生観が変わって、うつから開放されました!! というわけには行かなかったのであるが、とても印象に残った事は確か。 このシッダールタというのはいわゆるブッダではないのではあるが、その境地は仏教の悟りそのものだと感じた。もっとも私は悟ったことはないのでどういう状態が悟りなのかはしらないが。 やっぱ色々経験してからじゃないと分からないことがある。この物語を読むと、何人分もの一生を体験した気にさせられた。 ヘルマンヘッセというと車輪の下しか知らなかったのだが、これはそれにも劣らない名作であると思う。
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見出すとは、自由であること、心を開いていること、目標をもたぬこと。 ←→ 探り求めるとは、目標をもつこと。 言葉で表現されうることは、すべて一面的で半分であり、統一を欠いている。
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ヘッセの仏教観が分かると言えばそれまでだが、余り深い理解だとは思えない。西洋人がテーマに選ぶ事自体珍しいが、後ブッダと呼ばれるシッダールタについて知るゲートウェイには成ると思う。
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ヘッセは本当に久しぶりに読んだけどすごい。言い回しにちょっとだけ違和感を感じるので原文を読めるドイツ語力が欲しい。
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ずいぶん前(10年くらい)に買っておいたのですが、やっと読むことができました。ヘッセならではの本だと思います。
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『知識は伝える事ができるが、知恵は伝える事ができない』 仏陀に教えを請うことよりも、自分で様々な経験をした中から悟る人生を選ぶ。 全て起こる事の中から経験する事そのものが人生。 良いも悪いもないのですね。
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