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コロボックル物語(1) の商品レビュー

4.4

73件のお客様レビュー

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2011/10/13

これもまた、日本の児童文学では珍しく私がはまったシリーズ。ファンタジーに分類されるのかもしれないが、凝ったディティールには地に足の着いたリアリティーがあり、文体にも「どうせ子どもの読み物だから」という甘さは感じられない。「作り話をいかにも本当のように書」いているのか、「本当のこと...

これもまた、日本の児童文学では珍しく私がはまったシリーズ。ファンタジーに分類されるのかもしれないが、凝ったディティールには地に足の着いたリアリティーがあり、文体にも「どうせ子どもの読み物だから」という甘さは感じられない。「作り話をいかにも本当のように書」いているのか、「本当のことを作り事のように書」いているのか、判然としないところもツボ。

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2011/09/17

コロボックルに姿を現してもらえたセイタカさんがうらやましかった。 小さな国の設定がかなりリアル。コロボックルはホントに存在すると思ってしまうほどでした。 小学校のころ大好きだったシリーズ。

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2011/05/28

ほっこりあたたかくなる話。 ゆめをもつ って、なんだか現実的な職業とかが言われることが多い世の中だけど こういう、こびとや宇宙へのゆめ たいせつよね~ あとがきが 時代を重ねて増えていっているのが またいいね

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2011/08/27

セイタカさんとコロボックルとの意思の疎通がうまくいっているのが読んでいて安心できる。双方に誤解がない。不安なことがあればすぐに相談し、気持ちも性格に伝え合う。こんなふうに生き物とかかわれたら本当に良い。 なにより日本の物語なので想像しやすいのが嬉しい。英国の妖精も大好きだが、なに...

セイタカさんとコロボックルとの意思の疎通がうまくいっているのが読んでいて安心できる。双方に誤解がない。不安なことがあればすぐに相談し、気持ちも性格に伝え合う。こんなふうに生き物とかかわれたら本当に良い。 なにより日本の物語なので想像しやすいのが嬉しい。英国の妖精も大好きだが、なに、日本にはコロボックルがいるもんね、と読者に自信を与えてくれる。これ、実話だと思うのは私だけ?英国に棲む、コロボックルと同じ借り暮らしをするアリエッティよりも現実味がある気がする。あ、しかし彼らも地下に住んでいますね。

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2015/04/04

実を言うと、小学生の頃はあんまり好きじゃなかったシリーズ…村上勉さんの挿絵が怖くて。 で、ストーリーもあんまり覚えていなかった。 不思議なことに、今読み返してみると「あ、この絵好きだな」と思った。ストーリーもすごく面白い。 一気に読んでしまった。 年取ったから見方が変わったのかな...

実を言うと、小学生の頃はあんまり好きじゃなかったシリーズ…村上勉さんの挿絵が怖くて。 で、ストーリーもあんまり覚えていなかった。 不思議なことに、今読み返してみると「あ、この絵好きだな」と思った。ストーリーもすごく面白い。 一気に読んでしまった。 年取ったから見方が変わったのかな? 懐かしさと、清涼感の漂う話だった。 戦前~戦後間もなくの日本で、人気のない美しい場所が舞台だからかもしれない。 あるいは、子ども時代の秘密の場所に戻ってきた、大人の「ぼく」が主人公であるためか。 文章はどこかノスタルジックで、独特の時間が流れている。 「ぼく」とこぼしさまが平地に“矢じるしの先っぽ”の国をつくるところは、ビオトーブを作る快感に似ている気がする。 平地に小屋を建てる「ぼく」、少しずつ姿を現す小人たち。その過程にワクワクした。 小さな楽園を開拓していくのって憧れる。 「ぼく」の目線で語られるこぼしさまは、神秘的なのに可愛らしい。 あまがえるの皮を被るのが面白いと思う。リアルに考えるとちょっとエグいけど(笑) こぼしさまのルーツを探るところなんか、大変興味をそそられた。日本神話が絡んでいるとは… こういう民俗学的背景が理解出来るようになったから、昔より面白く感じたのかもしれない。 おちび先生との出会い方が素敵だ。 「ぼく」とこぼしさまの話でありながら、さりげなくボーイミーツガールであるという。 秘密を共有出来る仲間ってのがいいなあ。 道路工事を中止させる方法や、「ぼく」が山を手に入れる経緯については、「上手くいきすぎでは?」とも思ったが、この展開だからこそ幸せな気持ちで本を閉じられるのだろうな。 ほんの少し浮世離れした感じもまた魅力。

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2011/01/09

小学校高学年の頃、むさぼるように読んだシリーズ。手回しの鉛筆削りの中に、コロボックルがいないかなあ、なんて覗いてみたりして。引き出しの中が彼らの町役場になっていたらどんなに楽しいだろうと夢見たりもした。佐藤さとるの作品は、ほんのり暖かな夢をくれる、優れた作品だと思います。

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2010/11/25

 毎日が苦しいことばかりだったが、また底ぬけに楽しかったような気もする。家がやけたことを、まるで得意になって話しあったり、小型の飛行機に追いまわされて、バリバリうたれたりするのが、おもしろくてたまらなかったりした。これは命がけのおにごっこだったが、なかにはおににつかまってしまう、...

 毎日が苦しいことばかりだったが、また底ぬけに楽しかったような気もする。家がやけたことを、まるで得意になって話しあったり、小型の飛行機に追いまわされて、バリバリうたれたりするのが、おもしろくてたまらなかったりした。これは命がけのおにごっこだったが、なかにはおににつかまってしまう、運のわるい友だちも何人かあった。いまになってみれば、ぞっとする話だ。

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2010/08/29

小学生の時に読んで、好きになった本です。 学校で児童書を読むのは気が引けるので、書店で文庫本を探したんですが見つからず。。。 久しぶりに読みたい><

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2010/08/03

古き良き児童文学。 小学生の時に夢中で読んだ覚えがあるのですが、内容はちっとも覚えていませんでした笑 コロボックルに会いたいって思ってたなぁ、とか思い出しながら読みました。

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2010/06/07

これが佐藤さとるさんの終らない童話を書きたかったという作品なのだろうか。 コロボックルと主人公のお話ほっこりします。 続きを早く読みたいです。

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