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初ものがたり の商品レビュー

4

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    55

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2017/08/31

岡っ引き、回向院の茂七親分を主人公にした短編集。心のやりとりが読んでいて楽しいですね。素晴らしいです。

Posted byブクログ

2024/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『鰹千両』は幻冬舎のアンソロジーにも収録されていて、読むのは3度目だが、ラストの茂七が格好いい! ネタバレですよ いくら親への服従が当然だった時代とはいえ、生まれたばかりの我が子を道傍に捨ててしまう人間と、血の繋がりはなくとも縁あって家族になった幼子の為に、仕事も住まいも変えてしまう人間と、どっちが親として上等か、考えるまでもない。 あくまでファンタジーなんだけどさ、こういう展開は胸がすく。おはるちゃんは賢く優しい娘に育っているから、ここで真実を打ち明けたところで、生みの親のところには行かないだろう、病気とか災害とかの不運が出来しない限り、絶対、魚屋夫婦の下で幸せになる。そう思わせるお話でした。(2024-02-23再読)(2017-07-01L)(2024-02-14L)

Posted byブクログ

2017/01/30

十手持ちの回向院の茂七の人情に厚いところがとても好き。稲荷寿司屋台を切り盛りする正体不明の親父の作る料理が美味しそうで、この話を読んでいると目の前に湯気の立った料理が置いてあるように思ってしまう。 陰惨な事件に頭を悩ます親分と一緒に頭を悩ませながら、稲荷寿司屋の暖簾を潜って初物の...

十手持ちの回向院の茂七の人情に厚いところがとても好き。稲荷寿司屋台を切り盛りする正体不明の親父の作る料理が美味しそうで、この話を読んでいると目の前に湯気の立った料理が置いてあるように思ってしまう。 陰惨な事件に頭を悩ます親分と一緒に頭を悩ませながら、稲荷寿司屋の暖簾を潜って初物の料理に舌鼓を打つのが乙な一冊。

Posted byブクログ

2017/01/10

面白かったです。宮部さんの人情時代物、しんみりと楽しませていただきました。岡っ引きの茂七もですが、気になるのは稲荷寿司屋台の親父です。彼は一体何者なのでしょう。

Posted byブクログ

2016/10/12

数々起きる事件に、本所深川の岡っ引き、茂七が挑み解決していくのだけど、常にその時期の旬の食材と料理も登場して、あ〜食べたいな〜って思う。 そして、江戸時代にあるどうにもならない身分の差や貧富の差や事件の中に必ず見えてきて、その人なりの幸せというものを、茂七とともに考えちゃったりな...

数々起きる事件に、本所深川の岡っ引き、茂七が挑み解決していくのだけど、常にその時期の旬の食材と料理も登場して、あ〜食べたいな〜って思う。 そして、江戸時代にあるどうにもならない身分の差や貧富の差や事件の中に必ず見えてきて、その人なりの幸せというものを、茂七とともに考えちゃったりなんかする。 一つ謎を残しつつこの本は終わるので、別の本でその謎が明かされるのか…期待したい。

Posted byブクログ

2016/04/16

回向院の旦那、茂七の活躍を描く六篇。犯人探しのミステリというより人情もの。時代は違っても人を悩ませる社会問題って同じ? もう一つ、初物がテーマになっていて、出てくる食べ物が全て美味しそう…!

Posted byブクログ

2016/02/27

いつぶりの宮部本? 内容うんぬんより、出てきたものが食べたい。すごく。 続きがあるなら読んでみたいですねー。 時代物の探偵小説のようで、読みやすく、なおかつわかりやすい。しかしながら、で、どうなの?というのは読者に託されている気もする。

Posted byブクログ

2015/12/24

日道や稲荷屋台の親父のこと、気になるまま終わってしまいます。続きが読みたい!食べものの描写がとても繊細で、どんなものなのか、是非とも実際に食べたくなってしまいます。季節を感じられるのも、会話からわかる当時の生活も、宮部さんらしい。

Posted byブクログ

2015/09/15

江戸が舞台の事件ものってだけでも十分なのに、季節ごとの「初もの」が絡んでくるからなお面白い。お腹減る。

Posted byブクログ

2015/06/11

時代物の本を読むことは殆どなく、最初はどうだろうと思いながらだったが、食べ物の描写などおいしそうであっという間に読み終えた。しかし、完本ではないのでそちらを読まなければすっきりしないだろう。

Posted byブクログ