初ものがたり の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2013/10/11

岡っ引きの茂七の親分が主人公のお話し

各話とも謎と捜査と解決がオーソドックスに展開する
直近まではぼんくら、日暮し、おまえさんを読んでいたせいか、解決編の展開の速さはなんだか物足りない記がする

ただまぁもっと大きな謎（屋台のオヤジの正体）がメインなんだろうけど
これまたあとがきで謝罪している通りに中途半端な終わり方（笑）

続編、出ないのかなぁ・・・

2013/08/15

江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎。というキャッチフレーズなのですが、物語中では、ことさらそれが強調されてない感じです。
まあ、宮部さんらしい時代ものミステリーワールドです。
連作短編集ですが、宮部さんの諸事情により、本書では完結しておらず、また続く作もだされていません。
「いつか必ず再開します」とあとがきで述べられていますので、いつか楽しみです。

2013/07/19

何故か元々家にあった本。
ドラマを見て読んでみたら、これがすごく面白い！

ミステリーを織り交ぜながら江戸の人情や文化が生き生きと描かれ、思わずのめり込んでしまいます。
初物をテーマに綴られた短編で、毎回美味しいものが出てきます。屋台の主人と話してみたい。
読んでいて思わずニヤニヤしそうなくらいキャラクターが魅力的でした。

2013/07/18

江戸の岡っ引き茂七の渋い活躍が光る時代小説。
短編になっていて読みやすく、それでいて宮部みゆきワールドはどっぷり・しっかり楽しめる作品でした。
ただ唯一残念なのが、最後に残った謎。あとがきを読んでちょっとがっかりしました。

2013/07/09

とりあえずご飯の描写が美味そうでした。図書館で読んだ帰りカツオのたたきを買って帰りました。
まだまだ続くーという感じの話ですがどうなんでしょう。

2013/06/28

江戸本所深川を舞台に、さまざまな季節にさまざまな事件が起こる。 岡っ引きの茂七、下っ引の糸吉と権三がそれらの事件に立ち向かう。 事件を起こした側にも悲しい事情がある。 茂七はただ下手人を捕まえる だけではなく、その悲しい事情を思いやることも忘れない。 そこのとこ ろが読み手の心をほのぼのとさせる。 江戸の庶民の生活も生き生きと 描かれていて、楽しめる作品だった。

2013/05/28

宮部さんの文章を読んでいると、私も江戸時代に生きてみたかったなー、と思う。そして、あの屋台へ行きたい。

2013/05/14

江戸時代の短編。

愛蔵版だと「糸吉の恋」を追加収録。料理用語を若干訂正。

本所深川ふしぎ草紙
幻色江戸ごよみ
のなかのお話も取り入れ、
NHK総合テレビ　金曜時代劇
「回向院の茂七」を主人公にしたドラマが放映。

妻が仕立物をして収入があり、
手下がそれぞれ仕事を持っているので、
お金に振り回されなくて済むという、
恵まれた環境。

宮部みゆきの理想の家庭像がここに。

2013/05/12

食べるとき、いつ、どこで、誰と、何を、に敏感になろう。覚えていられるようにしよう。

もう少し、食べ物の描写があると嬉しかった。

2013/05/10

回向院の茂七親分の連作形式捕物帖。本所深川をあずかる岡っ引きの茂七親分が、下っ引きの糸吉・権三とともに、江戸の下町で起こる魔訶不思議な事件に立ち向かう。茂七に事件解決のヒントを与える謎の稲荷寿司屋や、超能力をもった拝み屋の少年など、個性あふれる登場人物たちと織りなす人情捕物話の数々…。「鰹」「白魚」「柿」「桜」など、江戸の季節を彩る「初もの」を題材に、ときに哀しく、ときに妖しく描く時代小説。1994年「小説歴史街道」誌上でスタートし休刊⇒廃刊で以下次号のまま…あとがきでは「必ず再開します」ですが……