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初ものがたり の商品レビュー

4

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    55

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2024/04/21

人情に溢れた宮部みゆきさんの江戸時代のミステリー。 岡っ引きの茂七親分が難事件に挑んでいく。 江戸時代の季節や人々の暮らしも感じられ、楽しめました。 茂七親分に、何かあったら相談にいきたいわ。

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2023/12/02

これは以前NHKで高橋英樹が主演でやっていた回だったのでストーリーはよくわかっていたのだけど また読み返して頭の中でドラマ展開がされてよかった。 宮部みゆきの時代劇小説はほんと面白い

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2023/08/06

岡っ引き茂七の続編。6編の連続短編小説。 新しい登場人物も増えた。稲荷寿司屋台の主人は何者なのか、気になってとどんどん読めた。何者か気になる…

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2023/06/18

かなり前に読んだが、内容を忘れていたので再読した。 本所深川が舞台であり、茂七親分の周りで起きる事件を描いている。事件自体はスッキリ解決しないものもあるうえ、続編を匂わせて終わるため謎が明かされていないことも多い。 そして何年も続編が出ていないので本当の意味で謎が謎のまま終わって...

かなり前に読んだが、内容を忘れていたので再読した。 本所深川が舞台であり、茂七親分の周りで起きる事件を描いている。事件自体はスッキリ解決しないものもあるうえ、続編を匂わせて終わるため謎が明かされていないことも多い。 そして何年も続編が出ていないので本当の意味で謎が謎のまま終わっている。悲しい。 (文学でも漫画でもよくある話しだけど…) 茂七親分が事件を解決するヒントを得るために日々通うのが、謎の親父が店主の稲荷寿司屋。 池波正太郎の作品を彷彿とさせるように食の描写が良い。柿羊羹、白魚蒲鉾、美味しそう。 宮部みゆきさんは作品の引き出しが多いなぁ… ミステリーからファンタジー、時代物まで。 昔から好きな作家さんではあるので、続編を気長に待ちながら他の作品を楽しもうと思う。

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2023/05/13

私にとってもこれが宮部みゆきさんの初読みの一冊。 推理小説として綺麗に事件を解決する結末も好きですが、江戸を舞台にした小説には人情というスパイスで曖昧なまま終わる結末も多く、そういう結末も大好きです。久しぶりの一気読みでした。 印象に残ったのは「凍る月」タイトル共に良かったです。...

私にとってもこれが宮部みゆきさんの初読みの一冊。 推理小説として綺麗に事件を解決する結末も好きですが、江戸を舞台にした小説には人情というスパイスで曖昧なまま終わる結末も多く、そういう結末も大好きです。久しぶりの一気読みでした。 印象に残ったのは「凍る月」タイトル共に良かったです。

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2023/03/30

本棚を整理して出てきた本。 過去に読んでいたのかまったく記憶に無い。 時代劇もの、岡っ引きが主人公。 出てくる料理とか、まるで池波正太郎。 だから、面白い。 ん~、なら池波正太郎読めばイイじゃんって気になってくる。(笑) 宮部みゆきのミステリー小説は好きじゃないが、この手の奴な...

本棚を整理して出てきた本。 過去に読んでいたのかまったく記憶に無い。 時代劇もの、岡っ引きが主人公。 出てくる料理とか、まるで池波正太郎。 だから、面白い。 ん~、なら池波正太郎読めばイイじゃんって気になってくる。(笑) 宮部みゆきのミステリー小説は好きじゃないが、この手の奴ならイイな。 けど、大人の事情とかで、この小説の続編はないらしい(あるのかもしれないけど、後書時点ではないと書かれている) なかなかイイ本でした。 ただし、「だがしかし」という言葉が頻繁に出てくるのがちょっと気になった。 この人の癖でしょうかね?

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2023/03/04

2023.3.4 読了 ミステリーと言われると少し物足りなさを感じるけれど事件を追いながら江戸の人情や四季折々の食の数々を堪能させてくれる良作だと思います

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2022/12/20

岡っ引きの茂七が事件に挑む短編集。鰹、白魚、鮭、柿、桜、と江戸の四季を彩る「初もの」が題材となっている。著者の最近の作品に比べると淡白だが、人情は心にくる。 この作品に登場する正体不明の稲荷寿司屋の親父が、先日読んだ『きたきた捕物帖』にも言及されていて、宮部ワールドがつながってい...

岡っ引きの茂七が事件に挑む短編集。鰹、白魚、鮭、柿、桜、と江戸の四季を彩る「初もの」が題材となっている。著者の最近の作品に比べると淡白だが、人情は心にくる。 この作品に登場する正体不明の稲荷寿司屋の親父が、先日読んだ『きたきた捕物帖』にも言及されていて、宮部ワールドがつながっているらしい。 読んだあとで知ったが、これに3篇を加えた<完本>版があるようなので、そちらも読んでみたい。

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2022/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本所深川一体をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引の茂七親分。年は50過ぎで、裁縫の腕の立つおかみさんと慎ましやかな二人暮らし。 若くてにぎやかな糸吉と物静かな権三の二人の下っ引きをつれて、本所深川の人々の生活を日々温かく見守っている。 蕪、白魚、鰹、柿、鮭、桜など季節の初物を題材に、江戸で起こる難事件を茂七親分が解決してゆく連作短編集。 謎多き稲荷寿司屋台の親父の作る数々の料理が物語を彩る。稲荷寿司はもちろん蕪汁に白魚蒲鉾、鰹の刺し身、柿羊羹、小田巻き、蒸し蜆汁、桜餅などなど酒のつまみからスイーツまで何でもござい、でどれもこれも美味しそう。 しかも茂七親分が事件の謎に行き詰まると、さらっといい助言をしてくれるので、正体不明ではあっても茂七親分がこの親父を頼りにするのも納得である。 実はこの茂七親分の物語はシリーズになっているらしい。 『本所深川ふしぎ草紙』→『かまいたち』→『幻色江戸ごよみ』→『初ものがたり』→『堪忍箱』→『あやし〜怪〜』(茂七親分の後継者・政五郎親分登場) この他、最近読んだ『きたきた捕物帖(二)』にもチラッと出てきたような覚えが…。 どちらにしても、どうやらうっかりシリーズのど真ん中から読んでしまったみたい。 しかも今回読んだ『初ものがたり』には未収録の3篇にイラスト多数を添えた完全版となる〈完本〉があるなんて!どうりで終わり方が中途半端だと思った。これはいずれ〈完本〉を読まなければ。折角だから順調にシリーズを追ってみようと思う。 なお、回向院とは墨田区両国に“本当に”あるお寺だそうで、これまたびっくり。

Posted byブクログ

2022/04/28

回向院の茂七が登場する連作短編集。 いつもながらの宮部みゆきの時代物の短編で楽しめた。が本作はもう一つ、毎話登場するお稲荷さんがいい味を出していて良かったなぁ、と思った。

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