ガニメデの優しい巨人 の商品レビュー
前作「星を継ぐもの」を読んでて、続編を読みたいと思いながらも、なかなか機会がなくやっと読了。 ややパワーダウンしたと思うが面白い。前作からの謎が引き続き提示されて、また新たな謎も・・・。 ただ、前作と違って、この作品では地球人と異星人のコミュニケーションが頻繁に描かれており、そ...
前作「星を継ぐもの」を読んでて、続編を読みたいと思いながらも、なかなか機会がなくやっと読了。 ややパワーダウンしたと思うが面白い。前作からの謎が引き続き提示されて、また新たな謎も・・・。 ただ、前作と違って、この作品では地球人と異星人のコミュニケーションが頻繁に描かれており、その辺は好みに合わない。安っぽいアニメや漫画を見せられてるようだ。とは言え、テーマは人類の起源等、興味深いものだけにお子様向けの小説じゃない。 続編の「巨人たちの星」も読みたくなった。
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「…(人類は)もう最悪の段階は通り越したんだ」 この物語が生み出されたのは、1978年だそうだ。 冷戦真っ只中。70年代初頭は、一瞬東西の緊張が緩和する方向へ動き出したかのように思われたが、後半は新たな火種が燻り始めた時でもあった。 冷戦と云っても、アメリカとソ連が直接交戦しな...
「…(人類は)もう最悪の段階は通り越したんだ」 この物語が生み出されたのは、1978年だそうだ。 冷戦真っ只中。70年代初頭は、一瞬東西の緊張が緩和する方向へ動き出したかのように思われたが、後半は新たな火種が燻り始めた時でもあった。 冷戦と云っても、アメリカとソ連が直接交戦しなかっただけで、その代理戦争は世界中で起きたことは周知。 そう云う時代背景を踏まえると、この物語に込められたのは楽天的な人類賛歌ではなく、作者の祈りにも近いようなものだったのではないか。 先年、ホーガンは亡くなったが、未だ紛争の絶えない人類を、彼はどんな風に捉えていたのだろう。
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第一作の星を継ぐものも面白かったが、これはそれ以上に面白かった。謎を解く要素は第一作に軍配が挙がるが、ガニメアンの人柄に笑みがこぼれる内容だった。現実の人類が地球外知的生命体と邂逅する時も本作のようなものであればと願わずにはいられない内容。また、人類に対する著者の賛美も美しく勇気...
第一作の星を継ぐものも面白かったが、これはそれ以上に面白かった。謎を解く要素は第一作に軍配が挙がるが、ガニメアンの人柄に笑みがこぼれる内容だった。現実の人類が地球外知的生命体と邂逅する時も本作のようなものであればと願わずにはいられない内容。また、人類に対する著者の賛美も美しく勇気付けられる素晴らしいものだった。
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星を継ぐものの続編。 むっちゃ好き。 今読むと何だかなあ、と思うところが無くもないが、中学高校辺りで何回も読んだ。 果てしない人類礼賛はちょっと恥ずかしいけど、それは更に巨人たちの星に続いて行く。 さて、うちのどっかにある筈やけど、探すのが大変。
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名著『星を継ぐもの』の続編。巨人がめっちゃ優しい。明かされる人類誕生の謎は、やや無理矢理感もあるけどなかなかに良い論理建て。読んでて『リング』シリーズの続編っぷりを思い出した、やや無理はあるものの面白い、的な。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホーガンの構成力はやはり凄いと思った。 今回はダンチェッカーがかっこよかったのも良かった。 ガニメアンの特性について、きちんと科学的な根拠を述べていく様が非常に面白かった。 人間にも言えることだけれど、心理学的哲学的要素に対してしっかりと歴史的根拠を持って読み解いていく姿勢は非常に好きだなと思った。
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2500万年という圧倒的な時間の流れの中での生命の営みを、まあ、よくこうも想像できるモノだと感心するしかない。 最近の文庫と比べればその圧倒的ボリュームは2冊にも3冊にも相当して、読み切るのに何日もかかるが、本当に読み応えがあって素晴らしい。
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『星を継ぐもの』の続編。前作は五万年の謎だったが、今度は更にスケールアップして、なんと2500万年の謎です。2500年前の宇宙船が出てきます。地球外知的生命体が出てきます。地球にやってきます。 宇宙船や宇宙人と聞くと宇宙戦争が起きるのかと思ってしまうが、とんでもありません。人間と...
『星を継ぐもの』の続編。前作は五万年の謎だったが、今度は更にスケールアップして、なんと2500万年の謎です。2500年前の宇宙船が出てきます。地球外知的生命体が出てきます。地球にやってきます。 宇宙船や宇宙人と聞くと宇宙戦争が起きるのかと思ってしまうが、とんでもありません。人間と彼らとの交流が描かれています。彼らが人間と違う社会性を備えた経緯などはとても面白いです。 しかしラストの謎解きのもっと上手いやり方はなかったものかなと思ってしまいました。二人で話してるだけじゃ・・・。
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傑作SFである。星を継ぐものほどの推理要素は無いにしても,読んでいてこれだけワクワクする小説というのも久しぶりだ。
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―――木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。 ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。 そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。 『星を...
―――木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。 ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。 そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。 『星を継ぐ者』の続編 前作で残された謎が次々と解き明かされる この本は 異星人との対面を通じた、すなわち、異星人という比較対象を置いたことでより強調される、人間讃歌の物語である。 ……とか思ってキュンキュンしてたら 最終章とエピローグでさらに持ってかれた これは更なる続編『巨人たちの星』読まざるを得ない
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