星を継ぐもの の商品レビュー

ジェイムズ・P.ホーガン(著者),池央耿(訳者)

2011/03/07

最上級のSF。
「月の裏側で人間の遺体が発見された。
　その遺体は５万年前のものと判明」
これだけでご飯が進みそうなミステリではありませんか。
上質の科学ドキュメンタリを読んでいるような気になってしまう。
古い作品だけど、（当時の）最新の知見や、
緻密な構成で、謎を解き明かす快楽を感じることができる。
一方、ストーリーやキャラクター性はないも同然なので、
そういうものと割り切って読みましょう。

2011/03/06

たぶん今年10冊目。
買ってから一気に読み終わった。
1つの謎が提示されて、それに対して説得力のある
仮説が提出される。
その仮説の検証を行っているうちに、さらに大きな謎にぶつかる。
そして、問題は人類の起源に迫って行く。

科学に関する言葉が飛び交うから、そういうのに対してアレルギーを起こす
人は読むのがつらいかもしれないけど、実際はそんなところ全く分からなくてもストーリーは追えるし、十分おもしろい。

個人的にはダンチェッカーがお気に入り。

2011/03/04

そんなSFで大丈夫か？一番いいのを頼む。「星を継ぐもの」
http://d.hatena.ne.jp/holypp/20110302/1299077997

2011/03/02

ＳＦ小説であったが、内容的には期待していたものとはまったく違い面白かった。話の設定がとても完成されていて、入り込みやすかった。

2011/03/02

慣れるまで読みにくかったけど、とても面白かった。
流石は名作と呼ばれる作品。ワクワクしながら読めました。

特に「誰かが、何かをする」という、
進行形の出来事があるわけではないのに退屈しない。
むしろないからこそ、終盤の煮詰まったハント博士の散歩（？）のシーンの、
何かが起こりそうな色濃い気配が、凄く際立っていると思う。

2011/03/08

SF小説をほとんど読まない私がハマった1冊。
何年も前に薦められて、ようやく手に取ったんだった。
今から30年ほど前に書かれたSF。

しかし、読み始めてみたらあっという間に引き込まれていった。
後半の仮説からまた新たな仮説が生まれ、謎が謎を呼び…というくだりは読み応えがあった。

また再読したい作品。
続きも出ているが、まだコレしか呼んでいない…(汗)

2011/02/27

月面で真紅の宇宙服をまとった死体が発見される。だが彼は五万年前に死亡していた。いったい彼は何者なのか？ということから始まるストーリー。最後の最後に「星を継ぐもの」という題名の意味が分かったときは鳥肌ものでした。
スペースオペラというより、ミステリ要素が強く謎ときがメインです。ある程度科学的な知識があったり理系志向だとより楽しめると思います。
またストーリーそのものとは関係ないですが、専門性が高い集団をまとめるゼネラリストの必要性、未知のことを検証するときにいかにそれまでの思考の枠から離れがたいかといったことも非常に面白かったです。

2011/02/24

読み終えた本は第84版。すごい版数。やっぱりそれだけの内容はあった！ 何となく読もうかと思いつつ読んでなかったモノだったけど、今読んでも色褪せる事無い内容、サイエンスなSF、でも難解じゃないし精神の世界を行き来するようなSFでも無くて、結構万人受けしそうなSF。だけど凄く科学を感じる物語。途中で謎が謎を呼ぶ所できっと答えはこうに違いない…と思いながら読んでいたりちょっとミステリーなSF。続編もあるみたいだし早速買いに行こうっとー

2011/02/22

月面で人間の遺体が見つかる。年代測定の結果、それは人が存在しないはずの遠い昔のものだった。主人公は研究者。その遺体に関する国際研究プロジェクトに参加し、次々と事実を暴いていく。
仮説→その検証→さらなる仮説の繰り返し。新事実が分かるほどにますます謎は深まってゆく。特に理系の人に呼んで欲しい一冊。

2011/02/21

月面で発見された五万年前の人間の死体
わずかな手がかりから、チャーリーと名付けられた死体にまつわる謎について考察を進めていくのがメインストーリーという、ちょっと変わったSF小説。

謎が新たな謎を呼び、次々と覆される事実の果てに迎えるクライマックスは、「そうきたか！」と胸の熱くなる展開でした。ラストもニヤリとさせられると同時に、なんとなく救われたような気持ちにもなれる良い終わり方。

文句なしの星５つです☆