星を継ぐもの の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
終始、専門的内容の会話と説明が続く重厚な雰囲気が漂っているのだけど、その中で徐々に浮かび上がるルナリアンの歴史と人類の起源、その規模のでかさに圧倒された。 そして、全て読み終えたあとでタイトルを見返したとき、更に衝撃。 物語自体はかなり淡々としたものだけど、こういう包みこむような感動の与え方があるのかと素直に驚かされた。 ガニメアンのあとを継ぐものとしてのルナリアン、月を継ぐものとしての地球、そして、月から地球へと渡ったルナリアンの血を継ぐものとしての人類。 すごく綺麗なものに触れられたような気がする。
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有名なSF小説ということで読みました。ふとしたきっかけで解明する謎と新たな発見、そこからまた新たな謎へ…と、読み進めるうちにどんどんのめりこんでいける面白さ。 小説の内容はほぼ謎の解明に焦点を置いています。さらに専門的な説明が多々あるので、苦手な人にはキツいかもしれません。 私も...
有名なSF小説ということで読みました。ふとしたきっかけで解明する謎と新たな発見、そこからまた新たな謎へ…と、読み進めるうちにどんどんのめりこんでいける面白さ。 小説の内容はほぼ謎の解明に焦点を置いています。さらに専門的な説明が多々あるので、苦手な人にはキツいかもしれません。 私も作中の理論、理屈のほとんどが理解できませんでしたが;最後に謎が一気に解き明かされる場面には、周りの科学者たちと同じ場所に立って感動してたような錯覚に陥りました。それほど読んでいてワクワクするいい小説でした。
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超絶面白かった。人類発展のカギを握るルナリアン、チャーリーとその謎を解明する為に献身的に働く科学者たち。なんつー想像力だ!こんなプロジェクトだったら僕も人生をかけて関わりたいw 1977年に書かれたものだけれど、内容も出てくるガジェットも少しも古さは感じない(はい過ぎかな)。続き...
超絶面白かった。人類発展のカギを握るルナリアン、チャーリーとその謎を解明する為に献身的に働く科学者たち。なんつー想像力だ!こんなプロジェクトだったら僕も人生をかけて関わりたいw 1977年に書かれたものだけれど、内容も出てくるガジェットも少しも古さは感じない(はい過ぎかな)。続きも読みたい。
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以前から気になっていたが、ブクログでの評価がかなり高かったので購入。 月面で真紅の宇宙服をまとった死体が発見され、調査の結果5万年前に死亡していたことが判明した・・・というストーリーの本格SF。 結末を“早く知りたい”感はスゴイ。結末に至るまでの主人公たちの議論や論理の展開の理系...
以前から気になっていたが、ブクログでの評価がかなり高かったので購入。 月面で真紅の宇宙服をまとった死体が発見され、調査の結果5万年前に死亡していたことが判明した・・・というストーリーの本格SF。 結末を“早く知りたい”感はスゴイ。結末に至るまでの主人公たちの議論や論理の展開の理系っぽさ、いろんな科学用語のオンパレードは好みが分かれるかもしれないが、読み流しても楽しめるかと思う。 読了後、想像力の無限な大きさに感心すると同時に、ちょっとひっかかるところが残ってしまったので★4つ。
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SFがあまり得意ではないので休み休み進んでゆっくり読了。 分類としてはSFだしいかにもなカタカナ名称が沢山出てくるが、内容としては学術ミステリっぽいなと思った。 月面で発見された5万年前の遺体。人の姿をしたその遺骸は高度な科学技術を有していた。「彼」は何者なのか?一体何処からやっ...
SFがあまり得意ではないので休み休み進んでゆっくり読了。 分類としてはSFだしいかにもなカタカナ名称が沢山出てくるが、内容としては学術ミステリっぽいなと思った。 月面で発見された5万年前の遺体。人の姿をしたその遺骸は高度な科学技術を有していた。「彼」は何者なのか?一体何処からやってきたのか? 有能な科学者達が集い、それぞれの理論を持ち寄って仮説を組み上げては覆し、徐々に真実に近づいていく。 物語の全篇が「彼」の正体と、その存在が意味することを解き明かすのに費やされている。 その侃々諤々のやりとりは現代の学者達の論争とちっとも変わらず、いかにもありそうだなあとにやりとした。 エピローグは少し切ないが、実際この状況だったらこうなるのも仕方ないんだろう。
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これがハードSFというジャンルらしいですよ。 月面で宇宙服に身を包んだ死体が発見された。 C14法で測定すると、なんとその死体は5万年前のものだった! 彼にチャーリーという名前をつけ、 世界中の科学者たちが、チャーリーの謎に迫る。 彼は、なぜ月面にいるのか。 SFは普段読まな...
これがハードSFというジャンルらしいですよ。 月面で宇宙服に身を包んだ死体が発見された。 C14法で測定すると、なんとその死体は5万年前のものだった! 彼にチャーリーという名前をつけ、 世界中の科学者たちが、チャーリーの謎に迫る。 彼は、なぜ月面にいるのか。 SFは普段読まないので、新鮮でした。 謎解きのわくわく感はあるけど ミステリとは違った感じですね。 人を疑ったり騙したりしないw みんな真摯で紳士だ。 ハントが全体を俯瞰する立場になったことで 文字や単位が解明されたあたりがとても面白かった。 あとはハントの最後のビデオ演説。 人類の誰もが知らないことを知っていくってロマンだ。 だから宇宙ってロマンが詰まっているよねー。 『星を継ぐもの』っていうタイトルも素敵。 私は科学分野に興味がない上に 海外作品が苦手なので、評価低めです。 この2つに抵抗なければお勧めです。 「しかし、人類は大きな夢を描きます……」彼は、低い声でゆっくりと言った。「人類が今日描いた夢は、明日きっと実現するのです」 「われわれの伝統には、敗北の概念はない。」
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実は海外の大物SF作家はほとんど読んでませんでした。 P・K・ディック(映画の台詞、1つで十分ですよはガンツでもネタにされてましたが(笑))やR・A・ハインラインも敬遠してたんです。 で、出張先の移動待ちに時間があってこれ(分厚かったから)買ったんですが『食わず嫌い』を反省しまし...
実は海外の大物SF作家はほとんど読んでませんでした。 P・K・ディック(映画の台詞、1つで十分ですよはガンツでもネタにされてましたが(笑))やR・A・ハインラインも敬遠してたんです。 で、出張先の移動待ちに時間があってこれ(分厚かったから)買ったんですが『食わず嫌い』を反省しましたねぇ・・・ 正直『SFミステリー』の傑作と言われていた理由に納得。 当然続編『ガニメデの優しい巨人』も読後に購入となり、当然『プロテウス・オペレーション』も・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
SFをあまり読まないせいか、初めの世界観・キャラクター・用語の説明に何度か心が折れかけた。 そこを耐えて読み進めるとどんどん物語りに引き込まれる。 1つの謎が出たと思うまた1つ、また一つと出てくるのがほんと面白い。
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大好きなジャンルであるSF小説。その中でもハードSFと呼ばれるかなり癖のある文章が、とても刺激的だった。 ひとつ謎が解けたと思ったら、みごとに覆され、さらに謎が深まっていく…。読み出したらとまらなかった。 本当に30年以上も前に描かれた小説なのだろうか? 難解な数式や、用語が...
大好きなジャンルであるSF小説。その中でもハードSFと呼ばれるかなり癖のある文章が、とても刺激的だった。 ひとつ謎が解けたと思ったら、みごとに覆され、さらに謎が深まっていく…。読み出したらとまらなかった。 本当に30年以上も前に描かれた小説なのだろうか? 難解な数式や、用語がたくさんあり、現実と空想の世界を行ったりきたりで、大満足の1冊となった。
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月で見つかった死体が5万年前以上前のものだということがわかった。 その謎を解くため、科学者が集まり、ああでもないこうでもないとひたすら研究を続ける。 なので、ほぼひたすら科学的な記述ばかり。 主人公をはじめたとした人物の私生活とかは全然出てこない(笑) でも、それでも面白い。 ...
月で見つかった死体が5万年前以上前のものだということがわかった。 その謎を解くため、科学者が集まり、ああでもないこうでもないとひたすら研究を続ける。 なので、ほぼひたすら科学的な記述ばかり。 主人公をはじめたとした人物の私生活とかは全然出てこない(笑) でも、それでも面白い。 ネタバレになってしまうので言いませんが、とにかくスケールの大きい話。 でも、なんだか信じちゃう。 続編も読みたくなりました。
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