星を継ぐもの の商品レビュー
異星人のミイラの発見を起点に、進化の過程や人類の起源までを扱った硬派な科学SF。登場人物は淡々と発見された科学的事実を基に推論を重ねる主人公と仲間の科学者達だけという、SFにしては地味な設定だが、次々と明らかになる異星人の謎と新たに湧き上がる疑問にグイグイと引き込まれ、一気に読破...
異星人のミイラの発見を起点に、進化の過程や人類の起源までを扱った硬派な科学SF。登場人物は淡々と発見された科学的事実を基に推論を重ねる主人公と仲間の科学者達だけという、SFにしては地味な設定だが、次々と明らかになる異星人の謎と新たに湧き上がる疑問にグイグイと引き込まれ、一気に読破。SF初心者だが、これを機に他のものにも手を広げてみたいと思う。
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読んだのは1年ほど前。 硬派なSF小説。 30年以上前に書かれたのに、科学技術や人類の進化に関して現在でもほぼ違和感無く読める。 古さを感じるとしたらDNAに関する検証が無いくらい。 おもしろい!! と自信を持って薦められます。
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ゴリゴリなSF小説。 設定の細かさと著者の博識さに脱帽!! 1980年代の作品なので、少し内容が古臭く感じるかと思ったものの 全然そんなことはなく世界観にのめり込むことが出来る。 あらすじとしては、人類が月面探索を行ったら、明らかに最近のものでない 人類らしきミイラが発見されて・...
ゴリゴリなSF小説。 設定の細かさと著者の博識さに脱帽!! 1980年代の作品なので、少し内容が古臭く感じるかと思ったものの 全然そんなことはなく世界観にのめり込むことが出来る。 あらすじとしては、人類が月面探索を行ったら、明らかに最近のものでない 人類らしきミイラが発見されて・・・という内容。 ありきたりと言えばありきたりな内容なのに、それを感じさせない説得力とリアリティーがツボ。 チャーリーはどこから来たのか?人類の起源は?なぜチャーリーら ルナリアンは滅びたのか? 議論の展開も非常に面白い◎
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もう30年も前の作品であるにもかかわらず。まったく色褪せない面白さ、本を読んで「おおっ!楽しい!」と思った久しぶりの作品
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良くも悪くも珍しい本に出会った。 それが第一印象かもしれない。ストーリーというよりも論文や研究書を読んでいるような錯覚に時折陥り、中々前へ進まない事もしばしば。内容を吟味しながら、空想と現実を行ったり来たり…。でもいつしかどこまでが創作か分からなくなってしまう。 矛盾のない展開に...
良くも悪くも珍しい本に出会った。 それが第一印象かもしれない。ストーリーというよりも論文や研究書を読んでいるような錯覚に時折陥り、中々前へ進まない事もしばしば。内容を吟味しながら、空想と現実を行ったり来たり…。でもいつしかどこまでが創作か分からなくなってしまう。 矛盾のない展開には本当に舌を巻いた。更にドンデン返しもあり。これは凄い。でも文章として楽しむ事が出来たか?と問われると疑問が残ってしまうようにも感じた。個人的には様々な意味で興味を掻き立てられる本だっった気がする。
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1977年に書かれた作品とは思えないくらい面白いSFモノ。 月で発見された宇宙服を着た死体が発見され、それが地球の人類よりも古い、しかしどう見ても地球人。一体どういうことなのか、という解明がされていく。まさかタイムマシンで未来から来た、みたいなオチではなく、実は人類よりも前に発...
1977年に書かれた作品とは思えないくらい面白いSFモノ。 月で発見された宇宙服を着た死体が発見され、それが地球の人類よりも古い、しかしどう見ても地球人。一体どういうことなのか、という解明がされていく。まさかタイムマシンで未来から来た、みたいなオチではなく、実は人類よりも前に発達した文明が地球外に…という発想が読んでいてワクワクする。 続編があるらしいので、読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドイツ旅行の機内用に購入。 購入のきっかけは、SFを読みたかった事と、ブクログの評価が高く名著っぽかったため。 想像以上のスケールで、見事にSFの世界に引き込まれて、帰国直後の時差ぼけ中に読破。伊坂作品もそうだけど、ページをめくる度のドキドキ感が好き。 ただ、途中、専門用語パレード(原文だともっと読みやすいのか?古いからかいかにも訳しましたみたいな文章。。)で、きつかった。
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20年以上ぶりに再読。 子供の頃に読んで好きだった本を再読しても、当時の興奮は蘇らないこともままありますが…この本に関してはそんなことは一切なし。 月で見つかった5万年前の人類の死体。 その謎を科学者チームが淡々と解き明かしていくだけのストーリーなんですが… それだけが実に手に汗...
20年以上ぶりに再読。 子供の頃に読んで好きだった本を再読しても、当時の興奮は蘇らないこともままありますが…この本に関してはそんなことは一切なし。 月で見つかった5万年前の人類の死体。 その謎を科学者チームが淡々と解き明かしていくだけのストーリーなんですが… それだけが実に手に汗握る展開なんですな… で、ラストには胸の熱くなる種明かし SFの名作中の名作。 読まなきゃ人生損。
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(110916) 面白いSF小説は?というと、大抵本書が挙げられる。故に期待しすぎたかもしれない。ということで、面白かったんだけど、もっとドーンとしたサプライズがあってほしかったかなーと個人的には思った。
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20年ぶりくらいに再読。当時も衝撃を受けたのだけど、やはり今読んでみるとまた違う感想だな~。今の自分の仕事と照らし合わせてみると、よくできたプロジェクト進行の小説とも読めてしまう。自分にない知見をどうやって人から引き出して、テーブルに並べて吟味し、ベストと思える選択をするのか。 ...
20年ぶりくらいに再読。当時も衝撃を受けたのだけど、やはり今読んでみるとまた違う感想だな~。今の自分の仕事と照らし合わせてみると、よくできたプロジェクト進行の小説とも読めてしまう。自分にない知見をどうやって人から引き出して、テーブルに並べて吟味し、ベストと思える選択をするのか。 そういった読み方にも耐える小説。実に面白い。ハッキリいって大傑作。 ずっと再読しようと思ってたのだけど、やっぱりそうして良かった。 続編をちゃんと読んでなかったからこの際全部読んでみようっと。 映像化されてないのかな?ちょっと調べてみたらスピルバーグが権利を取得してるという記事があったけど。 そういえばこの作者って今年亡くなったんだよな。晩年はあまり評価されてなかったような論調も見かけるけど、偉大な才能を失ったのだと思う。寂しい限り。
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