星を継ぐもの の商品レビュー

ジェイムズ・P.ホーガン(著者),池央耿(訳者)

2012/01/06

SFの古典という事でかなり期待を持って手に取りました。
タイトルからある意味予想していた結末にもかかわらず、途中の紆余曲折を読みなぞっていくなかで、いい意味で忘れさせてくれました。生物学や物理など学術的な話でコツコツと話をつみあげていく。まるで、どこかの学術雑誌を読んでいるような錯覚は、積み上げられるストーリーが現実かもしれないと、ちょっとワクワクさせてくれます。また、古典の中に現代では実現している科学技術の一端をみるのも面白い。

2012/01/05

ＳＦと言われているけど、ＳＦよりミステリー。
登場してくる機器がブラウン管だったり、小道具が微妙に古いのも今となってはご愛嬌。
それを補ってあまりあるぐらい次から次に出てくる謎、新しい謎。
片っ端から考証していく主人公たちも魅力的で、一気に読了した覚えがあります。

買って損はしない一冊。シリーズ3冊目までは必読ですよ。

星野之宣版「星を継ぐもの」も出来れば読んでほしい。デカくて高いけど、それでもコミック文庫で読むのでは迫力が段違いです。星を継ぐものからガニメデの優しい巨人、巨人たちの星までの内容が含まれています。

2012/01/03

どこから来たのか？どこへいったのか？どのように進歩したのか？
という物語の論点に対して、
事実が絡み合って露になるため、前半は全く回答にたどり着くことができない。細部まで読み込もうとすると論点が何であったのかを忘れそうになるくらいだった。並行して発生する情報を統合しながら読み進めることに難儀するします。
一方で後半の論理展開は読みやすい。最後の主人公の仮説は、一定の領域を脱することはないけれども、辻褄が合うとういことが、重くなってきた頭を急激に軽くさせてくれる。

2012/01/02

少々昔の作品ではあるけれど、生物学を始めとする科学を非常に緻密に盛り込んだSF。
今読んでもとても新鮮で、ノンフィクションかと思う位に作り込まれた作品。二度三度あるどんでん返しに受ける衝撃が素晴らしい。
そして、最後の章に描かれた皮肉さも良かった。
続編も沢山出ているので、是非読んでみたい。

(12/15)

2012/01/17

1977年に出版されたSF。古典と言ってもいいかもしれませんが、今まで読んだことがありませんでした。Google+のストリームで「面白かった！」という意見をチラホラッと見て、興味を持ち購入。

[続き]
http://wildhawkfield.blogspot.com/2011/12/blog-post_11.html

2011/12/28

うーん、おもしろいけど難しくて読むの疲れた。。。
理系の人にはいいのだろうか。
コミックがめちゃおもしろいと聞いたけど、1冊1300円は高すぎるなー。
しかし疲れた。。。
口直しにもっと軽くて簡単な本読もうっと。

2011/12/25

傑作と言われるだけのことはある。読み出したら面白く一気に読んでしまった。SFとしても謎解きとしても良く出来てる。

2011/12/28

何がスゴいって、35年も前に現代より少し先のIT文化を、大まかだけどいい感じに予想できていることがスゴイ。

そしてなにより、スケールが大きくて豪快な結論にシビれました。

ただ、その当時の言葉で世界観を表現しているため、解読するのに頭が疲れました。今度はマンガで読んでみようかな。

2012/01/06

宇宙もの。帯に書いてあるように、月から人間の死体が見つかり、解析すると5万年前の物であった事が世界中でニュースになる。なぜ、人間と同じなのか？なぜ、5万年も前なのか？なぜ、月で発見されたのか？ありとあらゆる方面の学者が物議を醸し、その謎を解明しようとすると同時に、月の調査や死体とその所有物の解析が進み新たな事実とさらに新しい疑問を産む。

2011/12/11

冒頭の謎が魅力的。
論理的帰結ではあるが、物証に乏しいと思う。
でもそうだったら面白いな、と感じる。