星を継ぐもの の商品レビュー

ジェイムズ・P.ホーガン(著者),池央耿(訳者)

2012/02/12

ハントのどんでん返しは予想の範囲内でした。

だけど最後のダンチェッカーのどんでん返しには「うおおお！！」ってテンションあがりました。

あんまりＳＦは得意でないし外国の作品っていうのも苦手要素なんでなかなか進まなくてよみづらかったです。

けど読みがいはありました。
さまざまな意見がまとまっていく様子は一種のカタルシスがありました。
そしてそのカタルシスを最後に爆発させてくれる結論にも満足です。
評価が高いだけのことはあったようにおもいます。

それにしても70年代ってやっぱりこういく宇宙のＳＦが多かったんですかね？？ちょうどガンダムもこのころですし。
時代を感じます。

2012/02/11

長く評価されているだけあって、とても面白かった。
小説としてみると、あまり人間の描写には力は入っていないかもしれないが、SFとしてみると最初から最後まで非常に魅力的な謎を追い続け、この作品の持つ世界に引き込まれる。
読み終わって、現実の世界に戻らされたのが残念でならない。

2012/02/07

もはやハードSFの大クラシック。 ただ人物描写は薄っぺらく、登場人物は皆、物語を進行させる為の狂言回しのような存在ばかり。 ただ、そんな疵を補って余りあるものがここにはある。 そう、センスオブワンダー！！月面で発見される宇宙服をまとった死体。 解剖学的には人類と思われるが死亡推定時期がなんと５万年前。 物理学、化学、数学、言語学、生物学等 斯界の権威が集められ彼の正体を探る。 仮説が出ては覆されするうちに木星の衛星での新たなる発見が・・ そして驚愕の真相へと傾れ込んだ思ったら最後にもう一ひねり。次作への伏線もさりげなく。 P.S.登場人物が月面基地で月の砂漠を見ながら堂々と煙草を吸う場面に時代を感じた。 唯一の不満は続編がここソウルでは簡単に手に入らないこと。 文庫本をアマゾン経由で買うのはちと高すぎる。

2012/01/28

事前に想像していたような戦闘シーンがあるような小説ではなかったが面白かった
特に最終盤は登場人物の台詞どおり「そうだ、･･･そのとおりだ」と言いたくもなる

読むのに時間が掛かったけれど楽しかった

１月２７日　　読了

2012/01/23

文章が堅いのと、段々設定集を読んでいる気分になってきたのとで途中で挫折。再挑戦することもないだろう。

2012/01/22

久しぶりに読んだSF、物理学的、生物学的、宇宙工学的な言葉になかなかなじめず、てこずった。
物語としてはおもしろいけど、ありえないでしょ。
月に乗ったまま宇宙を旅するなんて、どんだけ！

2021/06/05

図書館の期限で一旦返却。無念。(2012.1.19)

9年越しで読了！
SF特有の状況説明や理論の細部が頭に入ってこないのには辟易するが(これは全く私の頭のせいだと思う)、それを押しても興味深いストーリーだった。
最後の人類の起源についてのダンチェッカー教授の熱弁は、胸が熱くなる。

2012/01/15

星や人類をテーマに大きなスケールで話が進むが、実在する科学的根拠と作中の科学的根拠が積み重ねられて明らかになる事実は「本当に起こったことではないのか」と錯覚させられてしまうほどのリアリティを帯びている。
序盤の機器の名前などは読みにくさを感じたが、それ以降はそういったことはなく作品の世界にに引き込まれた。30年以上前に書かれたと言うのは驚き。
聞きかじった程度の科学の知識があるとより楽しめると思う。

2012/01/15

某アニメのタイトルにも使われた、あまりに有名なSF作品。
月で見つかった5万年前の遺体から、次々に明かされる人類の謎。
仮説が次々と挙げられ破棄され、最終的な結論に至る爽快感は言葉に出来ない。

2012/01/11

謎につぐ、謎。
次つぎに浮かび上がる新事実。
はじめは、わたしの文系あたまには理系用語が入りにくかったけど、読み進めて行くうちにどんどん引き込まれていきます。
SF的な描写がわくわくすることはもちろん。意外と科学者同士のコミュニケーションや仕事の進め方が興味深かった。ハント博士のように仕事のできるひとになりたいぜ。