星を継ぐもの の商品レビュー

ジェイムズ・P.ホーガン(著者),池央耿(訳者)

2012/02/26

本格派SFの傑作。様々な空想技術・生物が登場するので、科学好きの僕はわくわくしながら読み進められた。起承転結の「転」と「結」が繰り返され、最後に導き出される結論は、合理的にも関わらず想像不可能。理系諸君には是非ともおすすめしたい一作。

2012/02/25

『月面の荒涼たる砂漠に立って頭上に輝く新世界をふり仰いだ彼らルナリアン最後の生存者たちの気持ちがどんなものだったか、きみたち、想像できるかね。周囲には生命と呼べるものは何一つない。彼らの知る限り、その時宇宙で生きているのは自分たちだけだったのだよ』

月面で五万年前の死体が発見される、というだけでわくわくするのに、全ての謎が明らかになったラストのインパクトは絶大！

2012/02/20

専門家たちが意見をぶつけ合う場面がよかった。そしてなんといっても謎がとかれた時の充実感と驚きは是非経験して欲しいと思うほど。SFに興味がない人も薦めたい作品。

2012/02/18

スケールがデカイ！

難しい部分もあり、すらすらとは読めませんでしたが最後まで楽しんで読めました。

2012/02/17

私にとって新しいSF。
事件も戦争も陰謀もない。冒険活劇ではない。

うちからわき上がる静かな興奮に新鮮さを感じた。

2012/02/16

序盤のめり込むまで少し我慢が必要だが、頑張って読み進めているといつの間にか没頭している。
終盤、若干の中だるみがありつつも、最後まで残った謎を一気に解き明かす様は圧巻。
ただ、流石に出版年度のせいか類似の話が他の作品でもまま使われているため、SF好きには『あ、あのパターンね』と先読みされてしまうかもしれない。今となっては明らかになりつつある科学的謎もある。それでも出版当時に読めていれば、圧倒的インパクトを受けたに違いないし、今読んでもそれほど色褪せていないと感じる。

2012/02/15

月面で死後5万年が経過した人類に似た死体が発見される。
その死体に関して次々と出てくる謎を徐々に解明していくSF小説。

魅力的な登場人物たちがその謎を千思万考する様にこちらも考えさせられる。
その果てに幾多の手がかりを何ら無理なく説明できる仮説を得たときの爽快感は筆舌に尽くしがたい。
人類の進化におけるミッシングリンクに対する仮説などを説得力を付加して説明しており、その論が完全に否定できないあたり、有り得るかもしれないと錯覚させられる。
エピローグのシーンも脳裏に浮かぶかのようで、タイトルの意味、先の爽快感も相まっていつまでもその強烈な読後感に浸っていたくなるような作品。

2012/02/14

月で深紅の宇宙服を着た5万年前の人間の遺体が発見された。彼は何者だ？
というところから始まるお話。

科学用語が多いですが読みやすかったです。
最後の教授の推理はすごいとしか言いようがない。

2012/02/13

一度は挫折しつつも完読。
最後は途中でやめられずに一度に読んだ。
正直40％位しか理解できていないと思うけれど、そんなこもどうでもいいと思わせる圧倒的なスケール。
壮大なロマンだ。

2012/02/13

コミックがきっかけで遠い昔（たぶん学生時代）に読んだ本を探したけれど見つからず、amazonで購入して読み直してみた。奥付の「87刷」にも驚いたけれど、当時読んだ記憶がほとんど残っていなかったことにも驚いた…。