星を継ぐもの の商品レビュー
古き良きスペースオペラみたいなぼんやりしたイメージで読み始めたら、ぜんっぜんそういう話じゃなくて、予想してた展開に全くならなくて面白かった。徹頭徹尾SFだけど、確かにミステリ。風呂敷の広げ方もたたみ方も、スケール大きくてさすが。
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SFの最高傑作!!これが40年以上前に書かれたものだと思うと驚異的。サイエンス・フィクションとミステリーの要素が重なり合う絶妙な面白さ!人間はどこから来たのか、そして地球やこの太陽系の成り立ちまでもフィクションでありながらも圧倒的な科学的、論理的な構成で読者を引きつけ、本当にこう...
SFの最高傑作!!これが40年以上前に書かれたものだと思うと驚異的。サイエンス・フィクションとミステリーの要素が重なり合う絶妙な面白さ!人間はどこから来たのか、そして地球やこの太陽系の成り立ちまでもフィクションでありながらも圧倒的な科学的、論理的な構成で読者を引きつけ、本当にこうだったのではないかと思ってしまうほどの説得力がある。SFの古典としてSFを語るものは絶対に読むべき小説。
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冒険譚ではないが果てまで旅立ち、戦闘シーンはないが戦争はある。 謎解きはあるが密室も殺人事件もなく、未知との邂逅はあるが対話も対立もない。 ヒーローもヒロインもいないこの物語を駆動するのは、ただ知的好奇心のみ。 なるほどこれがサイエンスフィクションか。 科学描写は緻密で具体的。...
冒険譚ではないが果てまで旅立ち、戦闘シーンはないが戦争はある。 謎解きはあるが密室も殺人事件もなく、未知との邂逅はあるが対話も対立もない。 ヒーローもヒロインもいないこの物語を駆動するのは、ただ知的好奇心のみ。 なるほどこれがサイエンスフィクションか。 科学描写は緻密で具体的。人物・心理描写は簡易で最小限。 新たに発見される事実とそれから得られる推測によって進むストーリー。 まるで小説ではなく、普段自分が読んでいる科学本、歴史本を読んでいる気分にさえさせられる。 1970年代の作品であるがゆえの、その頃に描いた未来と現代の科学や文化の差異については、 答え合わせのように楽しむこともできるし、現在の延長線ではない別次元の世界の話としても楽しめる。 新しいわけではないが、色あせた古い物語でもない。 むしろ今こそ、本作を一番楽しめる時代なのではないだろうか。
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よく考えるとSFでありながら、ストーリー中ではなにひとつ起こっていない。過去に起こったことを知的に推理していく発掘SFとでもいうもの。そう考えるとミステリーと言われればまあそうかな、と。ちょっとしたきっかけを元に各分野の科学者が推理を展開していくところはリアリティがあって「なるほ...
よく考えるとSFでありながら、ストーリー中ではなにひとつ起こっていない。過去に起こったことを知的に推理していく発掘SFとでもいうもの。そう考えるとミステリーと言われればまあそうかな、と。ちょっとしたきっかけを元に各分野の科学者が推理を展開していくところはリアリティがあって「なるほどなー」と思わされた。
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近未来、月面で発見された宇宙服の死体、5万年前、人類に近い。次々見つかるルナリアン、学者たちが遺物から言語・記録を解読していく。対抗する二大種族。消滅した惑星ミネルヴァとその月。木星で見つかった宇宙線と別種族ガニメアン。 今まで見つからなかったのは何だったの?というくらい、次々...
近未来、月面で発見された宇宙服の死体、5万年前、人類に近い。次々見つかるルナリアン、学者たちが遺物から言語・記録を解読していく。対抗する二大種族。消滅した惑星ミネルヴァとその月。木星で見つかった宇宙線と別種族ガニメアン。 今まで見つからなかったのは何だったの?というくらい、次々と発見が続き、数万年の謎がほんの数か月で解けてしまうなんて。
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本屋で平積みになっていたので買ってみた。 SFのどこが良いのかよくわからないが、時々、有名どころを読んでみる。 この作品も、有名なのでしょう。 ちょっと謎解きっぽいけど、科学的に本当にそうなのか証明できないところが、つらい。 でも、こんな可能性も感じるところが面白いのかもしれない...
本屋で平積みになっていたので買ってみた。 SFのどこが良いのかよくわからないが、時々、有名どころを読んでみる。 この作品も、有名なのでしょう。 ちょっと謎解きっぽいけど、科学的に本当にそうなのか証明できないところが、つらい。 でも、こんな可能性も感じるところが面白いのかもしれない。 月面で宇宙服を着た人間の遺体がみつかる これは誰なのか? この人は5万年前に死んだ人間であった
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サイエンス・フィクションの名作、というPOPに惹かれて読んだのだが、まさにその通り。 月で見つかった死体にまつわる謎を解く過程が描かれており、その精緻さに圧倒される。 正直、すべて理解できたとは言えないが、それでも面白かった。 続編も読んでみたい。 [more] 【星雲賞受賞作...
サイエンス・フィクションの名作、というPOPに惹かれて読んだのだが、まさにその通り。 月で見つかった死体にまつわる謎を解く過程が描かれており、その精緻さに圧倒される。 正直、すべて理解できたとは言えないが、それでも面白かった。 続編も読んでみたい。 [more] 【星雲賞受賞作】 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。
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最近ホーガンが亡くなったので、30年ぶりぐらいの再読。内容をすっかり忘れていたので、初読のように楽しめた。ちょっと続けてハードSFを読んでいきたい。
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SFを読むのは得意ではないが、この作品は飽きることなく読み続けることができた。内容はシンプル。月で見つかった赤い宇宙服をきた死体が何者で、どこから来たのか等の謎を解明するだけ。謎を解き明かすアプローチの緻密さがすごい。正直読んでいて理解できない部分が多かったがニュアンスだけで十分...
SFを読むのは得意ではないが、この作品は飽きることなく読み続けることができた。内容はシンプル。月で見つかった赤い宇宙服をきた死体が何者で、どこから来たのか等の謎を解明するだけ。謎を解き明かすアプローチの緻密さがすごい。正直読んでいて理解できない部分が多かったがニュアンスだけで十分楽しめる。だんだんと真相に近づくわくわく感。これは一種のミステリーかもしれません。そして謎が解明された時の爽快感。有名なだけありとても満足のいく作品でした。
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テクノロジーについてを語る記述が多く、かつ、書かれた時代から40年弱も経ってしまったせいか、流石に"サイエンスフィクション"としては色褪せてしまった感が否めない。 特に前半の終わりから中盤にかけての部分はストーリーの進展があまり無く、ちょっと読むのが辛かった...
テクノロジーについてを語る記述が多く、かつ、書かれた時代から40年弱も経ってしまったせいか、流石に"サイエンスフィクション"としては色褪せてしまった感が否めない。 特に前半の終わりから中盤にかけての部分はストーリーの進展があまり無く、ちょっと読むのが辛かった。
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