星を継ぐもの の商品レビュー
テクノロジーについてを語る記述が多く、かつ、書かれた時代から40年弱も経ってしまったせいか、流石に"サイエンスフィクション"としては色褪せてしまった感が否めない。 特に前半の終わりから中盤にかけての部分はストーリーの進展があまり無く、ちょっと読むのが辛かった...
テクノロジーについてを語る記述が多く、かつ、書かれた時代から40年弱も経ってしまったせいか、流石に"サイエンスフィクション"としては色褪せてしまった感が否めない。 特に前半の終わりから中盤にかけての部分はストーリーの進展があまり無く、ちょっと読むのが辛かった。
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2027年〈!)、月面で見つかった宇宙服を着た男性の遺体。調べてみると5万年前のものだった…ところから始まるSF小説。 科学的な謎解きの辻褄が合っているのかは悲しいかな、知識が乏しいためよく分からないのですが、1977年に発表されたこの話、作者の豊かな想像力には脱帽させられます。...
2027年〈!)、月面で見つかった宇宙服を着た男性の遺体。調べてみると5万年前のものだった…ところから始まるSF小説。 科学的な謎解きの辻褄が合っているのかは悲しいかな、知識が乏しいためよく分からないのですが、1977年に発表されたこの話、作者の豊かな想像力には脱帽させられます。 5年後に月旅行とか、ひょっとしたら木星の衛星に生物が?なんて昨今のニュースに触れていると、実際にあと10年で木星の衛星や月に基地を作るまでに人類が進歩しているかどうかは分かりませんが、作中に他の星の出来事として出てきた、環境の変化や核戦争が目前に横たわっている事実には何とも言えない気持ちになりました。 『星を継ぐもの』というタイトルが読み進める内に味わい深く感じられます。つくづく、いいタイトルだなぁと思います。
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こんなSFもあるんだなあ。 現代の時間軸では何も事件は起こっていない。ただ、次々発見される事実に対して解釈を積み重ね、すべての事象を矛盾なく説明するただ一つの結論に向かって突き進む。 さながらミステリでいうところの安楽椅子探偵のようだ。
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最後のオチが凄くいい! 月で発見された人間と全く同じ遺体は五万年前のもの!? そこから始まる謎が謎を呼ぶ展開… 一個謎が解けたと思えばまた次の謎が。 あ、そう言うことなんだ!! と一番最後に繋がった瞬間は鳥肌が立った。 でも途中がちょっと難しかったりしてややふわふわと気持ちが集中...
最後のオチが凄くいい! 月で発見された人間と全く同じ遺体は五万年前のもの!? そこから始まる謎が謎を呼ぶ展開… 一個謎が解けたと思えばまた次の謎が。 あ、そう言うことなんだ!! と一番最後に繋がった瞬間は鳥肌が立った。 でも途中がちょっと難しかったりしてややふわふわと気持ちが集中出来ず展開に置いてけぼりを食らってしまった。もっと理工系に詳しければより楽しめるのだろうと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった! SFって言うと、なんとなくディストピア物を連想していた(多分読んだことある有名なSFが、機械の進化による人間存在の不安みたいなディストピア物だったせい)んだけど、これはそういう話じゃなかった。 月面でのとある発見から、その謎を地球の科学者達がそれぞれの得意分野から解明しようとする話。 地球上の国家間は最早争う必要もなくなっていて、持てる科学技術は全て人類の発展のために使われている。 性格に若干難ありに思える科学者もいるんだけども、皆の目的はただ一つ、「真実を知りたい」。 現実のドキュメンタリー番組を見ているようなワクワク感がありました。
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月面洞窟で見つかった5万年前のミイラ化した遺体。 どうやら相当な化学が発達した生物! そのなぞを解き明かしていく。 発見。仮説。検証。。議論。反論。対立。。。。 化学の発見てこんな感じなんだろうな。 地道な作業だよね。 (さいごはひらめき!っていうのも化学っぽい) というところ...
月面洞窟で見つかった5万年前のミイラ化した遺体。 どうやら相当な化学が発達した生物! そのなぞを解き明かしていく。 発見。仮説。検証。。議論。反論。対立。。。。 化学の発見てこんな感じなんだろうな。 地道な作業だよね。 (さいごはひらめき!っていうのも化学っぽい) というところで化学がちんぷんかんぷんなものにとっては 読み進めることが結構しんどいページもある。 (何度か挫折しそうになった) が、読み終わった感想は面白かった!であろうか。 最期のところでのコリエルは! おもわず親指を立てて、グッジョブコリエル!
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「月面で宇宙服を着た五万年前の人間の死体が発見された」 物語の発端はこれだけであるが、なんとも不可解で魅力的でワクワクする話ではないか。 この死体…後に「チャーリー」と名付けられた彼は手帳を持っており、地球人の科学チームはそれを解読する作業で驚くべき事実を発見する。 普通なら...
「月面で宇宙服を着た五万年前の人間の死体が発見された」 物語の発端はこれだけであるが、なんとも不可解で魅力的でワクワクする話ではないか。 この死体…後に「チャーリー」と名付けられた彼は手帳を持っており、地球人の科学チームはそれを解読する作業で驚くべき事実を発見する。 普通ならその「事実」について幾らかネタバレしたい所だが、本作はSFであると同時にミステリーでもあるのでそれは避けよう。 本作は登場人物そのままで「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」へと続くが、そこでも新たな発見、未知との遭遇が待っている。 しかし提示された謎とそれが呼ぶ新たな謎、そして最後の素晴らしく一本筋が通った解決などは本書が一番優れていると思う。
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ペルーでは三つ指のミイラが見つかりましたがいかがお過ごしでしょうか。 ドキドキしますね、ああいうのは。 本作読み終えて一月ほど経ったんですが いまだ熱が冷めなくて書きます SFミステリーの金字塔と名高い作品ですが 私自身SFに疎くて、いきなりぶっとんだ世界観から始まる、、とい...
ペルーでは三つ指のミイラが見つかりましたがいかがお過ごしでしょうか。 ドキドキしますね、ああいうのは。 本作読み終えて一月ほど経ったんですが いまだ熱が冷めなくて書きます SFミステリーの金字塔と名高い作品ですが 私自身SFに疎くて、いきなりぶっとんだ世界観から始まる、、というのがあまりなじめなかったんですが これは現代をベースに架空の未来を紐解くというお話です。 最初の方、マザーコンピュータのくだりに IBMとDECが出てきて時代を感じました。 分類学や概日リズムを用いて説得力のある検証がなされていきます。 情報量、リアリティ、作品を肉付けするための 膨大であったろう下調べに支えられた 壮大な物語が圧倒的なペースで進んでいくのが爽快です。 レビューをしっかり書こうと思って、 読みながら「これはすごい!」と興奮した箇所に 沢山ふせんを貼っておいたのですが、、 うっかりふせん機能をまるっと消してしまったので ぼんやりとした感想になってしまいました。 確実に言えることは 最後までものすごい勢いで突き進みますので、 ぐいぐい引き込まれて退屈しません。 それはもう、次々出てくる新情報から、謎をぜんぶ解き明かしきれないほどに、です。 知らなかったんですが、『ガニメデの優しい巨人』に続くんですね。
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ハードSF、40年前の作品であるにも関わらず、設定の深さ、ストーリー展開が細かく、読んでいて引き寄せられる。
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inherit the stars. I have been think about root of the human being. this story keep success cos can't DNA check in this era.
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