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僧正殺人事件 の商品レビュー

3.9

48件のお客様レビュー

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マザーグースになぞら…

マザーグースになぞらえた殺人が発生! その後に登場してきた作家にも多大な影響を与えた、本格ミステリの傑作。

文庫OFF

マザーグースの「誰が…

マザーグースの「誰が駒鳥を殺したか」に合わせて人々が殺されてゆく。犯人は何故そんな殺し方を続けるのか、真犯人の正体は? 最後のヴァンスと犯人の対峙・どんでん返しが流石でした。 しっかし相変らずヴァンの影が薄いです(笑) ダインのエッセイやダインに関する解説書は読んだことが無いんで...

マザーグースの「誰が駒鳥を殺したか」に合わせて人々が殺されてゆく。犯人は何故そんな殺し方を続けるのか、真犯人の正体は? 最後のヴァンスと犯人の対峙・どんでん返しが流石でした。 しっかし相変らずヴァンの影が薄いです(笑) ダインのエッセイやダインに関する解説書は読んだことが無いんですが、ワトソンの持つ「語り手」と「助手」の機能を、ダインはそれぞれ「ヴァン」と「マーカム」に振り分けたのかな、などと想像しながら読みました。

文庫OFF

2023/12/24

ヴァン・ダインの名作古典2冊目。喜国さん本によると、山本小鉄氏の愛読書だったとのこと。 グリーン家との比較しか出来ないが、こちらの方が難しかった。後半で数学的な話が延々と続いたり、種明かしが長かったり。動機としては理解できなくもない…。 ケチをつけるのは簡単だが、これが書かれ...

ヴァン・ダインの名作古典2冊目。喜国さん本によると、山本小鉄氏の愛読書だったとのこと。 グリーン家との比較しか出来ないが、こちらの方が難しかった。後半で数学的な話が延々と続いたり、種明かしが長かったり。動機としては理解できなくもない…。 ケチをつけるのは簡単だが、これが書かれた時代を考えると、やはり凄い小説だったろうと思う。当時の人たちの生活はどう成り立っているのだろうとは思うが。

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2023/05/01

 古典的な推理小説。設定が少し込み入っていて、あまり読み進めやすい小説ではなかったが、古典的名作ということで、読んでおいても良いと思う。

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2022/03/06

小学生の頃に子ども向けのを読んだ。あの時は、この本の持つ異様な雰囲気と、主人公であるファイロ・ヴァンスの今で言うイケオジ的なカッコ良さに、めちゃくちゃ惹き込まれちゃったんだよなぁ。 そんな気持ちを思い出して懐かしくて、大人になってもう一度読んでみた。 わかっていたことだけど、難...

小学生の頃に子ども向けのを読んだ。あの時は、この本の持つ異様な雰囲気と、主人公であるファイロ・ヴァンスの今で言うイケオジ的なカッコ良さに、めちゃくちゃ惹き込まれちゃったんだよなぁ。 そんな気持ちを思い出して懐かしくて、大人になってもう一度読んでみた。 わかっていたことだけど、難しい。現代語訳が少々古いので理解するのに少し手間取ってしまった。 でも、やはりおもしろい。そして変わらずにヴァンスがカッコいい。わたしは、ヴァンスのような芸術に造詣が深くキザで、頭の回転が速い上、持ってる知識量が半端ない、そして強いオトコが好きだ。映像化するとしたら、ヴァンスは誰だろうか?などと妄想しながら、読み進めていくのが楽しかった。 話は、マザーグースをもとに殺人事件が起こる。 子どもの頃にも思ったけど、マザーグースって残酷で恐ろしいものだ。一種の子守唄的なものであるマザーグースに「殺し」だの「死んだ」などと不穏な言葉が並ぶなんて、子どもの情操教育にいいのか?なんてちょっと思ってしまう。 現実でこんな事件が起こったら戦慄モンだけど、ヴァンスと犯人の頭脳戦・心理戦はぞくぞくする。 大人になって、読んでよかったよ。

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2017/11/21

久しぶりの再読。面白かった覚えがあったのだが…意外に読み難かった。もちろん訳が古すぎるせいもあるのだが、途中、展開が冗長すぎて中弛み。天才と名高い(はずの)ヴァンスがぎりぎりまで犯人の目星をつけられず、最後まで確かな物証を見つけられなかったのは少し期待はずれ。捜査も推理も割と雑な...

久しぶりの再読。面白かった覚えがあったのだが…意外に読み難かった。もちろん訳が古すぎるせいもあるのだが、途中、展開が冗長すぎて中弛み。天才と名高い(はずの)ヴァンスがぎりぎりまで犯人の目星をつけられず、最後まで確かな物証を見つけられなかったのは少し期待はずれ。捜査も推理も割と雑な印象。しかもずいぶん乱暴な結末持ってきたなあ…。

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2016/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 予想以上に楽しめた。マザーグースを題材とした殺人事件はアガサ・クリスティで読みなれた感があったが、アガサとは全く違う方向性であり、飽きる事無く読めた。  探偵役であるヴァンスは余り見ない形の探偵であり、作者の頭がよほど高度でない限り書けない様な頭脳を持っているように感じた。途中ヴァンスの台詞で理解できない部分があったが知識をつけてから再読すれば更に楽しめるのかもしれない。犯人の動機解明シーンでは事件の特異性から犯人は数学者であると推理する部分は素直に作者を尊敬できるつくりである。事件の経過も本にのめり込めるほどで、ページが進むにつれて先がどういう風に展開していくのか全く予想できないほどで、章の終わりに来るたびに驚いた覚えがある。特に真犯人については最も驚いた。意外なところから意外な形であらわれたので、不意を突かれた感じがして最高の瞬間だった。  難点があるなら、時間の経過が酷くゆっくりな事で50ページ読んでもそれほど作中で時間が経ってなく、時間の流れに混乱したことが何度もあった。それと完全犯罪で証拠もない事件の解決方法としてはありきたりなものであるという印象を受けてしまった。せめてヴァンスが鮮やかに証拠を犯人に提示する展開も見てみたかった気がする。  しかし、それ以外では難点をつけられないほどの良作であり、此処までの作品なら何度でも読んでいいと思った。

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2015/09/21

ヴァン・ダインは名前だけ知っていたのだが、読むのは初めてだった。 今ではありふれている見立て殺人モノだが、この僧正殺人事件が最初だったんだと知って、感慨深かった。 そして誰もいなくなったとか、獄門島とか、これが元ネタなんだなあと思いながら読んだ。 古い話だからもっと堅苦しいの...

ヴァン・ダインは名前だけ知っていたのだが、読むのは初めてだった。 今ではありふれている見立て殺人モノだが、この僧正殺人事件が最初だったんだと知って、感慨深かった。 そして誰もいなくなったとか、獄門島とか、これが元ネタなんだなあと思いながら読んだ。 古い話だからもっと堅苦しいのかな、と思っていたが、一気に読めた。 数学のところはよくわからなかった。 根拠のないまま犯人だけは当てられたので、気分はいいけれど、ヴァインの最後の行動は腑に落ちない。

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2015/09/07

見立て殺人 マザーグースはあまり知らなかったのですが、童謡ってやっぱり歌詞をよく考えると不気味なところありますね。 ラストは探偵のあり方をちょっと考えさせられる感じ。

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2015/06/30

面白いことは面白いんですが、深く入ってこない感じでした。全体的に靄がかかったまま進展していったからでしょうか。

Posted byブクログ