青空チェリー の商品レビュー
気持ちよく読めた。 三編入ってるけども、”青空チェリー”よりも”ハニィ空が灼けているよ” ”ハニィ空が灼けているよ”よりも”誓いじゃないけど僕は思った”が好き。
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青春感たっぷり。 若い作者なのに、熟練の小説家みたい。 でも、ちゃんと若さも滲み出ている。 豊島ミホさんの、他の作品も見てみたい★
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ユーモアがある。作品の設定にしろ、物語の流れ、言葉選びから。全部ユーモアがあると思った。3編入っているが、ハニィ、空が灼けているよ が印象深い作品。
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「檸檬のころ」を読んだ後に読んだデビュー作を含む文庫本。こういう作風だったんだーと意外な一面を発見。
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ハードカバーの青空チェリーの改良版? あたしはハードカバーのが好きだなと思いました。文とかがストレートだし。 なんかハードカバーを読んでこっちを読むと直したところが結構バレバレでした。 でもこっちもサイドストーリーみたいのもあるし良かったです。 3つ目の「誓いじゃないけど僕は思っ...
ハードカバーの青空チェリーの改良版? あたしはハードカバーのが好きだなと思いました。文とかがストレートだし。 なんかハードカバーを読んでこっちを読むと直したところが結構バレバレでした。 でもこっちもサイドストーリーみたいのもあるし良かったです。 3つ目の「誓いじゃないけど僕は思った。」が好き。
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今しがた完読。 同年代の女性作家であるが、男性目線の文章・シチュエーションもあって素晴らしい。 どんな特徴があるのか? とても純度の高い部分。 大人の予定調和。あのとき、「あの人は何をおもっていたのだろう?」こんな、すべてを知らなくてもいい!!lって言う所を包み隠さずに表...
今しがた完読。 同年代の女性作家であるが、男性目線の文章・シチュエーションもあって素晴らしい。 どんな特徴があるのか? とても純度の高い部分。 大人の予定調和。あのとき、「あの人は何をおもっていたのだろう?」こんな、すべてを知らなくてもいい!!lって言う所を包み隠さずに表現しているように感じました。 ダメな男像がよく出てくるから、個人的には、現在ボディーを食らっている気分である。
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戦争はいきなり始まって、なのにすんなりと日常に同化したのだった。突然に見えて、ちゃんと前々から準備されていたことだったんだろうと、今になれば思う。 (P.14)
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設定が不思議でステキ。 全体的に切ない感じ。文章がなんだか若い!そして読みやすいです。最後の「誓いじゃないけど僕は思った」というのが最高に好き♪
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いろんな恋物語が読みたい方にはこれを1冊。 というか、豊島さん作品はどれを読んでいてもスッキリした爽快感が現れています。
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何考えてるの、と言う間も置かず、ダーリンは私の手にカナヅチをにぎらせた。 「ハニィ。これで俺の脚の骨、潰して」 (「ハニィ、空が灼けているよ。」p.103l.10〜11) 予想外に読み応えのある本で感動している。 収録順を無視して 「青空チェリー(デビュー作)」→ 「ハニィ、...
何考えてるの、と言う間も置かず、ダーリンは私の手にカナヅチをにぎらせた。 「ハニィ。これで俺の脚の骨、潰して」 (「ハニィ、空が灼けているよ。」p.103l.10〜11) 予想外に読み応えのある本で感動している。 収録順を無視して 「青空チェリー(デビュー作)」→ 「ハニィ、空が灼けているよ。」 の順で読んだのだが、 とんでもなく文章力を上げている。 「青空チェリー」はデビュー作だけあってイメージで書き進めた印象が強かったのに、「ハニィ、空が灼けているよ。」はきちんと小説に仕上がっていた。 デビュー当時の原稿を加筆修正した作品とはいえ、デビューしてまだ三年ほどしか経っていない。 こんなに進化が目に見える作家も珍しい。 そして同時に、同じ年の生まれだというのが悔しくて嬉しい。 書き下ろし「誓いじゃないけど僕は思った」は、「ハニィ、空が灼けているよ。」「青空チェリー」に比べてどこかぼんやりした読後感。 この方の文章は、男性一人称より女性一人称の方が断然面白い。
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