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暗闇坂の人喰いの木 の商品レビュー

3.9

126件のお客様レビュー

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2014/10/24

御手洗潔シリーズ、6作目。長編。 タイトルからして推理小説というより怪奇小説っぽい。トリックだけを見れば強引で無理がある感じだけれど、舞台設定が秀逸なだけに、あんまり気にならない。むしろ、そのトリックが成功してしまったことが、この小説の怪奇どころを際立たせているような気がする。...

御手洗潔シリーズ、6作目。長編。 タイトルからして推理小説というより怪奇小説っぽい。トリックだけを見れば強引で無理がある感じだけれど、舞台設定が秀逸なだけに、あんまり気にならない。むしろ、そのトリックが成功してしまったことが、この小説の怪奇どころを際立たせているような気がする。 このシリーズ、刊行順に読み始めていますが、なかなか嵌りそう。

Posted byブクログ

2014/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。御手洗のシリーズは推理小説というよりも怪奇小説といった感じ。最後のトリックには「ないだろ」と毎回突っ込んでしまうのに、全体を流れる雰囲気が好きでついまた手に取ってしまう。 今回は女性キャラも魅力的でよかった。

Posted byブクログ

2014/01/29

ストーリーはおどろおどろしい恐怖系です。今までにない非科学的な内容で新鮮味がありました。 しかし、結末のトリックはむりがあり無理矢理感がありました。 ただストーリーはとても面白く、御手洗の魅力もふんだんに出てるのでお勧めです!

Posted byブクログ

2014/01/12

先日、タクシーに乗っていたら、家にほど近いところまで来たところで「くらやみ坂の方から行きますか?」と聞かれた。そのときは、まだ引っ越したばかりで周辺の地理に詳しくなかったので、「お任せします」とだけ答えたのだが、その妙な坂の名前だけは記憶に残った。家に帰って調べてみると、たしかに...

先日、タクシーに乗っていたら、家にほど近いところまで来たところで「くらやみ坂の方から行きますか?」と聞かれた。そのときは、まだ引っ越したばかりで周辺の地理に詳しくなかったので、「お任せします」とだけ答えたのだが、その妙な坂の名前だけは記憶に残った。家に帰って調べてみると、たしかに家の近くに「くらやみ坂」と名前のついた坂がある。幕末頃に神奈川奉行所の処刑場が設けられた場所らしく、「くらやみ」とは処刑場の陰鬱な雰囲気から名付けられたのだろうか。そんな「くらやみ坂」のご当地小説があるというので、読んでみた。 島田荘司は普段はあまり読まない作家なので、この本は新鮮だった。なんというか、一昔前の推理小説という印象。トリックというトリックが出尽くして、それでも何とか新しいアイデアを捻り出して、「謎解きとしての推理小説」というジャンルを維持しようとした、懸命の努力の跡だ。というわけで、トリックに対して無理だの道理だの言うのはナンセンスなわけで、これだけの文量を一気に読ませる著者のストーリー・テラーとしての技量を素直に楽しみたい。 ちなみに今のくらやみ坂には、石垣こそ往年の状態を保っているものの、坂の上には楠もないし、銭湯の煙突もない(このあたり、どこまでが著者の創作なのかよく判らないけれど)。現場となった西洋館のあたりには、やや奇妙な色のペンキで塗られた小児科医院が開業している。

Posted byブクログ

2013/12/07

相変わらずムード満々で、舞台設定がいちいち素敵 何気に御手洗シリーズの風景描写が好きだったりします 今回は雨がよく似合う、なんとなく物寂しい後味 イギリスやスコットランドの町並みの描き方がすごく好きだった!

Posted byブクログ

2013/08/18

『西洋館の屋根で発見された死体。自殺か殺人かわからぬ奇怪な様相。真相は樹齢2千年の巨木が握っている…?』 幼い頃わくわくしながらホームズを読みふけっていたころの気持ちを思い出させてくれた逸品。現代ミステリに浸りきった頭に、おもしろいミステリはこういうものだと叩き込まれたような...

『西洋館の屋根で発見された死体。自殺か殺人かわからぬ奇怪な様相。真相は樹齢2千年の巨木が握っている…?』 幼い頃わくわくしながらホームズを読みふけっていたころの気持ちを思い出させてくれた逸品。現代ミステリに浸りきった頭に、おもしろいミステリはこういうものだと叩き込まれたような感じ。

Posted byブクログ

2013/08/15

くすのきが人を食べてしまうという言い伝えを基に怪奇的、且つ幻想的に仕上がっており、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。 謎や秘密が満載で、それがパズルのようにカチッと一つになるあたりは流石です。 トリックは奇想天外で衝撃的でしたが、失敗する危険が非常に高いので無理があると思い...

くすのきが人を食べてしまうという言い伝えを基に怪奇的、且つ幻想的に仕上がっており、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。 謎や秘密が満載で、それがパズルのようにカチッと一つになるあたりは流石です。 トリックは奇想天外で衝撃的でしたが、失敗する危険が非常に高いので無理があると思いました。 しかし、この奇想天外なトリックを思いついただけでも評価すべきだと思います。

Posted byブクログ

2013/08/27

御手洗シリーズ。長編。 暗闇坂に立つ大楠。 屋根の上で木の方を向いて座っている死体とか 木の中から白骨死体が出てきたり、 木に食べられたかのように人が木に突き刺さって死んでいたり。 暗闇坂に建つ藤並家。 藤並家の人々が次々に殺されたりケガを負ったり。 祖国に帰ったという父親・...

御手洗シリーズ。長編。 暗闇坂に立つ大楠。 屋根の上で木の方を向いて座っている死体とか 木の中から白骨死体が出てきたり、 木に食べられたかのように人が木に突き刺さって死んでいたり。 暗闇坂に建つ藤並家。 藤並家の人々が次々に殺されたりケガを負ったり。 祖国に帰ったという父親・ペイン氏が絡んでくる。 レオナ初登場。3兄妹の末っ子。 長編は読むのはすごく好きだけど 感想書くのにすごく時間がかかる・・・。 自分が後で話の内容を思い出せる要素を書いておきたいと 思うんだけど、話が長いほどそれが難しい。

Posted byブクログ

2013/08/06

う~~ん、ミステリものには、偶然がつきものなんだけどちょっと 偶然が私には多すぎた。 ミステリだけどホラーな感じ

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2013/07/13

御手洗さんシリーズ4冊目。 段々と御手洗さんのキャラに慣れたからなのか、 それともシリーズゆえなのか若干まともになってきた気がする。 また作中でも男の優しさをみせつけ女性キャラに好かれたりと 好感キャラになりつつある。 トリックは変わらず奇想天外であり、 サクサク読める。

Posted byブクログ