1,800円以上の注文で送料無料

スティル・ライフ の商品レビュー

4.1

256件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

チェレンコフ光につい…

チェレンコフ光についての台詞をを読んだ瞬間、引き込まれた。小説とは合いそうにない科学的なことが、うまく溶け合っているように思う。不思議な気持ちになるシーンがいくつもあって、印象に残っている。

文庫OFF

第九十八回の芥川賞を…

第九十八回の芥川賞を受賞した作品です。落ち着いた文章に惹かれます。

文庫OFF

池澤さんの作品を読む…

池澤さんの作品を読むのが今回が初めてでしたが、話の内容云々よりも、文中に出てくるフレーズが心に残りました(例えばチェレンコフ光についてだったり)、

文庫OFF

妙に哲学的で、読んで…

妙に哲学的で、読んでいて作者に拒まれているような気がしました。それでも、読みたくて無理やりしがみついて読みました。引き込まれるのに拒む文体に酷く消耗します。元気な時に振り回されましょう。

文庫OFF

2025/09/25

ースティル・ライフー はじまりの文章がきれいだった。 世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。 きみの意識は二つの世界の境界の上にいる。 大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの...

ースティル・ライフー はじまりの文章がきれいだった。 世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。 きみの意識は二つの世界の境界の上にいる。 大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。  たとえば、星を見るとかして。 俳句的だなと思った。 この世の時候、自然、天気、食物、そういった季語を介して心をあらわし、調和をはかる はじめの2ページで読んでみようと思った。 物語は、主人公2人の語りが静かに進み、哲学的で、科学的で、本当に静かなバーで静かなポッドキャストを聴いてるようで、わたしにはとても心地よかった。 好きな世界観だった 思索に耽ける静かな時間 表紙絵もウィリアム・モリスで素敵 でも、だんだん少し不穏な展開が漏れ出てきて、物語の方向性が気になってくる。 読み終えると、なんともいえないまったりとした不思議な話だったけれども、悪くはなかった。 天体と時空とひと 天体からみた自分的な視点の会話 最後の二重人格の話もよかった。 「心の一部を軌道に上げておく」メタ的な視点の自分と、今、目の前の状況をその地上レベルで察知し、なんとかしようとしている、もう一人の自分 なんか、わかるなと思った。 もう一つの「ヤー・チャイカ」は、さらに不思議な話だった。 自分の想像の中の自分、自分の想像するもう一人の自分との二重性のような話 不思議な読書体験だった。

Posted byブクログ

2025/09/14

久しぶりに池澤さんの古い本を読みたくなって。 言葉の選ばれ方やストーリーを楽しみつつ、ファックスとか会社四季報とか、今となっては、うわぁ、と思ってしまう部分でも楽しめてしまった。

Posted byブクログ

2025/09/09

正直よく分からなかった。 初めて池澤夏樹さんの本を読んだけど 楽しいかもって思ったころに池澤ワールドに急に放り投げられて、色んな言葉達にぶつかってやっと抜けたと思ったら「アレ?さっきのなんだったの?」みたいな感覚になってよく分からないというか 自分がまだ理解できるほど文学や著者に...

正直よく分からなかった。 初めて池澤夏樹さんの本を読んだけど 楽しいかもって思ったころに池澤ワールドに急に放り投げられて、色んな言葉達にぶつかってやっと抜けたと思ったら「アレ?さっきのなんだったの?」みたいな感覚になってよく分からないというか 自分がまだ理解できるほど文学や著者に対して知見がないっていうのを感じさせられた。 笊に水を落としても水滴しか残らないみたいに 池澤さんの言葉を浴びた量に対して自分の中で得られたものが、水滴ほど少ないんだなっていうのが 悔しい

Posted byブクログ

2025/08/13

星新一のショートショートほど毒気は無いけれど、ラストがどうなるか予想が出来なくて、結果、「あらま。」と期待をいい意味で裏切られた。ページ数も少なくて、一気に読みきってしまった。面白かった。 文章中に、ミクロとマクロ、宇宙の果てと今ここ、雪が降ってくるのか/それとも自分が空へと登...

星新一のショートショートほど毒気は無いけれど、ラストがどうなるか予想が出来なくて、結果、「あらま。」と期待をいい意味で裏切られた。ページ数も少なくて、一気に読みきってしまった。面白かった。 文章中に、ミクロとマクロ、宇宙の果てと今ここ、雪が降ってくるのか/それとも自分が空へと登っていっているのかというような、視点の変化が散りばめられていて素晴らしい感性だなと思った。 日常のなかで、気付こうと思わなければ忘れてしまう、時間的/空間的な「より大きなものからの視点」と「より小さなものからの視点」を忘れずに生きていきたいなと思わされた。 そう言えば、世界は相対的であり/絶対的であり、現在は過去からみた未来であると共に/未来から見た過去であり、人間は生物は雲は雪はみんな元素の塊だったんだ。

Posted byブクログ

2025/07/10

私にとっては珍しい部類の小説。 ストーリー展開を楽しむのではなく、文章そのものを楽しむと言ったらいいのか。 詩の様な随筆のような独自な世界。 このような作品を好きな人は多いんだろうけど、ある意味難しいと感じてしまう人も居るだろうな。 自分は後者。 悪くはないんだけど、別作品も読み...

私にとっては珍しい部類の小説。 ストーリー展開を楽しむのではなく、文章そのものを楽しむと言ったらいいのか。 詩の様な随筆のような独自な世界。 このような作品を好きな人は多いんだろうけど、ある意味難しいと感じてしまう人も居るだろうな。 自分は後者。 悪くはないんだけど、別作品も読みたいなとは思えなかった。

Posted byブクログ

2025/06/03

池澤夏樹の小説は初めて読んだが、これはとても良い。 みずみずしく透明感がある小説。この感触は読まないとわからない。 読み終えて、また時をおいて読み返すのが楽しみ。

Posted byブクログ