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失敗の本質 の商品レビュー

4.2

634件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2026/04/05

最初にこの本が出てから40年以上が経って、今やこの分野の古典の感があります。 最初にこの本を読んだのはまだ学生の頃、戦史に興味があってそういう本を乱読していたので戦史の分析には物足りないものを感じましたが、第3章の組織論のところは初めて読む内容に感心したような気がします(昔のこと...

最初にこの本が出てから40年以上が経って、今やこの分野の古典の感があります。 最初にこの本を読んだのはまだ学生の頃、戦史に興味があってそういう本を乱読していたので戦史の分析には物足りないものを感じましたが、第3章の組織論のところは初めて読む内容に感心したような気がします(昔のことなので詳しくは忘れましたが)。 今読むと、戦史の分析は事例ごとの執筆者により差がありますが、総じて短いレポートの中にうまくまとめられている印象でした。第2章は事例分析のまとめで内容は同じ。第3章は環境変化への対応に焦点を当てて、経営学、組織論の観点から日米の軍事組織の比較を行い、日本の組織の硬直性や高齢化、長老支配、下に厳しく上に甘い点など、今に通じる欠点を指摘しています。 時代を経て古くなったり更新された内容もあると思いますが、古典として概説として、今でも十分再読に耐える内容に思いました。

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2026/02/16

日本軍の大東亜戦争の敗北事例を基に、組織が失敗(敗戦、戦略と帰結のギャップ)に至る原因を分析する。 組織は現状と結果を想定し、期待する結果に至るために「戦略」を構築する。 その戦略の実行過程と結果を基に、新たな「組織学習(learning +unlearning)」をして、環境...

日本軍の大東亜戦争の敗北事例を基に、組織が失敗(敗戦、戦略と帰結のギャップ)に至る原因を分析する。 組織は現状と結果を想定し、期待する結果に至るために「戦略」を構築する。 その戦略の実行過程と結果を基に、新たな「組織学習(learning +unlearning)」をして、環境に適応した戦略を構築できる、自己学習できる組織を目指す。 望ましい戦略を構築し、望んだ結果を得られる組織は「学習できる組織」である。 「学習できる組織」とは… ①不均衡の創造(オープン・コネクト) ②自立性の確保(現場の主体性) ③異端との共存 ④知識の淘汰と蓄積 ができる組織。

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2026/02/08

プロジェクトマネジメントに関して学んだ時に、聞いたことがあるような話が多く出てきたな、と感じた。組織内の立ち回りに悩む人は、少し読んでみるとヒントがあるかも。 日本軍の具体的なケースを第一章で読んだ後に振り返り考察するスタイルなので、第二章・第三章を先に読んでから第一章を読む形で...

プロジェクトマネジメントに関して学んだ時に、聞いたことがあるような話が多く出てきたな、と感じた。組織内の立ち回りに悩む人は、少し読んでみるとヒントがあるかも。 日本軍の具体的なケースを第一章で読んだ後に振り返り考察するスタイルなので、第二章・第三章を先に読んでから第一章を読む形でもいい気がした。 個別の感想 ・秀才の登用で平次オペレーションは回るが、ダイナミックに物事が動く時に既存の枠組みの中で解決策を探してしまいがちな話を読んで、確かになと思った。この仕組みは今も変わってなさそうで、エリートではない歩兵としての生存戦略を考える一つのヒントになった。 ・戦略性の大切さを改めて感じた。戦略の大方針に対して施策を考える必要があるが、内容は「みんなで頑張る」のような精神論ではなく、現状を踏まえ何を達成するのかブレないようにする必要がある。曖昧すぎる戦略や方針で現場判断させる形は、いざという時の判断が、期待と異なる形になる可能性がある。 ・第二次世界大戦の日本軍の分析結果を見ているのに、本日の日本企業の労働環境がここから進化しているのか?と疑問に思うことがある。優秀層が集う先進的な企業以外は、ここに書かれた組織の素質を兼ね備えているんじゃないか?と思った。

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2026/02/02

各作戦の詳細を含め丁寧に解説されていて、大変面白かった。読み終えてからYouTubeなどでいくつか解説動画を見るとなお理解が深まってよい。

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2026/01/24

いつか読もうと思い続けて数年、、仕事でも戦略とは何かを考えることが増えて、ようやく重い腰を上げて手に取った。 いやぁ、、、名著とはこういうことかと、ただただ感嘆。これまでもいわゆる古典と言われる本を読んだことがあったけど、英語を訳しているせいか読みにくさを感じることが多々あった。...

いつか読もうと思い続けて数年、、仕事でも戦略とは何かを考えることが増えて、ようやく重い腰を上げて手に取った。 いやぁ、、、名著とはこういうことかと、ただただ感嘆。これまでもいわゆる古典と言われる本を読んだことがあったけど、英語を訳しているせいか読みにくさを感じることが多々あった。でもこの本は当然ながら日本語で書かれているから読みやすい(そして今時のカタカナ語が少ないのもありがたい笑)。それでいて全く古さを感じさせない(古さを感じないあたりが、自分が所属している組織のやばさを露呈しているかもしれない…)。本質というのは変わらないんだな、と感じた。 環境に適合していくこと、そのために目標や問題の基本構造そのものを再定義し変革するダブルループ学習が不可欠。 2章、3章を繰り返し読みたい。

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2025/12/18

素晴らしい本だと思うが難しい。理解困難、抽象的な表現多数で読み飛ばした部分も多かった。1冊に時間がかかった。信念で勝つという異常な精神主義。精神主義は敵戦力の過小評価をした。相手の装備が優勢であっても精神力においては劣勢と判断、また自己の戦力を過大評価しがちだった。

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2025/11/29

大東亜戦争における6つの作戦の失敗を、組織論の観点から分析。戦後、今の社会を作り上げた人の多くには軍隊での基礎体験があるわけで、まだその流れの中にいるであろう自分たちへの一考。一番大切なことは、具体的な目的を1つ持ち、きちんと共有すること。これなかなか難しい

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2025/11/19

いつか読もうと思いながら、長らく手にしてませんでした。わかっていた重い内容。ミッドウェー、ガタルガナル、インパール、沖縄。大東亜戦争での激戦が目に浮かびます。また、たらればもあちこち。現代の経営に関する教訓や、指導がたっぷり入っています。

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2025/10/24

ノモンハン事件から沖縄本島での決戦まで、大東亜戦争における6作戦の失敗から学ぶこととは… 日本軍の最大の失敗は、「特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった」こと アメリカ軍は演繹的、日本軍は帰納的 日本の「空気を読む」「察する」文化 自己否...

ノモンハン事件から沖縄本島での決戦まで、大東亜戦争における6作戦の失敗から学ぶこととは… 日本軍の最大の失敗は、「特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった」こと アメリカ軍は演繹的、日本軍は帰納的 日本の「空気を読む」「察する」文化 自己否定的学習 安定は組織にとっての死である などなど、時間はかかったけど大変興味深く読めました

Posted byブクログ

2025/10/18

現代日本企業の会議、上層部の振る舞い、そして戦略の策定手法。これらは、先の戦争から数十年を経た今もなお、驚くほどその本質を変えていない。

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