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失敗の本質 の商品レビュー

4.2

613件のお客様レビュー

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2024/04/29

明確な広い観点から戦略を立てよ。一度方針を決めた後も状況に応じて変更せよ。決定が間違っているとわかっても、合議に関与したプライドや投入した労力を無駄にしたくないため、一度決めたことを撤回できなくなる。戸部良一『失敗の本質』1984 防衛大学校教授 理性ある服従。命令を正しく疑い...

明確な広い観点から戦略を立てよ。一度方針を決めた後も状況に応じて変更せよ。決定が間違っているとわかっても、合議に関与したプライドや投入した労力を無駄にしたくないため、一度決めたことを撤回できなくなる。戸部良一『失敗の本質』1984 防衛大学校教授 理性ある服従。命令を正しく疑い、是々非々で、上に言うべきことは言え。伊藤俊幸『参謀の教科書』2023 海上自衛官

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2023/02/21

自分がゾッとする程に日本人なんだと思い知らされ、社会(日本という国)が本質的に笑っちゃう程変わってないと分かる本。 はっきり言葉にしない事は決して正確には伝わらないし(言葉にしたって伝わるとは限らない)、察するは妄想と紙一重。

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2023/02/19

読了に時間がかかる本だが、組織論・リーダー論として読み応えがある。 今の会社、個人と、この頃の失敗の本質というのはあまり変わらない。

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2023/02/12

面白いですこれ。 太平洋戦争での敗因から、現代の日本に染み付いてる失敗の理由を解説されてる著書。 一言で言えば目的ドリヴンですね。 例えば、日本は太平洋戦争で島の面取り合戦で7割支配してました。 ただ、残りの3割に実は重要な勝つための島が入っていて、そこを抑えたアメリカに見...

面白いですこれ。 太平洋戦争での敗因から、現代の日本に染み付いてる失敗の理由を解説されてる著書。 一言で言えば目的ドリヴンですね。 例えば、日本は太平洋戦争で島の面取り合戦で7割支配してました。 ただ、残りの3割に実は重要な勝つための島が入っていて、そこを抑えたアメリカに見事に敗因。 例えば、日本は技術こそありながら、コンピュータにおいては、その処理速度に捉われて、所謂経済的メリットにつながる開発をしておらず、いつのまにかアメリカに面を取られていたり(インテルやMicrosoftなどはまさにその例) つまり、何を成すか、そこに向けてどう戦略を立てて行動するか、を考えられてるかどうかで、日本は考えられていなかったために失敗した。かつ今も昔から変わらずそうだよ、という話。 人生でいえば、何を目的にするかで、そこに向けたアプローチや時間の過ごし方が変わってきます。 本質は同じだな、という部分が歴史と共に学べる名著だと思いました。

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2023/02/07

ようやく読了! 全3章のうち第1章では6つの作戦の経緯を説明してくれるが、日本軍の組織の成り立ちを知らなかったので、なんとなく読む。 それらを取りまとめ、残りの2章で敗因を分析。 読み取れてない箇所もあると思うが、敗因は 過去の成功(日露戦争などの様な当時の革新的な勝利)にしが...

ようやく読了! 全3章のうち第1章では6つの作戦の経緯を説明してくれるが、日本軍の組織の成り立ちを知らなかったので、なんとなく読む。 それらを取りまとめ、残りの2章で敗因を分析。 読み取れてない箇所もあると思うが、敗因は 過去の成功(日露戦争などの様な当時の革新的な勝利)にしがみつき、その時代にあった適応ができなかった事のように思えた。 また、本文中にあった、「適応し過ぎて、適応できなかった」と言うフレーズが印象に残った。ガラパコスと言うフレーズは出てこなかったが、発刊された当時(1980年代?)からそういう考え方はあるのだなと思った。 加えて、この本はビジネス書や啓発本ではないので、負けた分析はしてるものの、それを活かして現代日本の会社組織はこのようにした方が良い、或いは教訓を活かしてこの様に生きるべきと言った事は書かれてない。 それらを活かすのはこの本を落とし込み、自分で考えるべきの様だ。

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2023/01/29

社会に出てそこそこだった数年前に買ったものの、なかなか消化できず読むのに苦労し、長く積読していた。組織に身を置いてある程度の年月が経った今、恐ろしいくらい頁にのめりこみ、悲しいくらい身に染みる。

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2023/01/04

戦史としても組織論としても浅いです。 日本軍が経験した6つの負け戦を表面的にさらって、組織論の言葉で問題点を指摘していますが、分析が浅いだけに、結論への流れにこじつけ感があります。

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2022/12/18

日本の戦争での失敗を研究者達が専門分野の視点から分析した本。 かつての日本人が戦略性を重視せず、くだらない地位やプライド、そして勝利に必要のない情緒的な妥協をしていた。過去の戦争の勝利で驕り高ぶって、成長せずに、そして、成長の仕方がわからなくなり、そのまま太平洋戦争を迎えてしま...

日本の戦争での失敗を研究者達が専門分野の視点から分析した本。 かつての日本人が戦略性を重視せず、くだらない地位やプライド、そして勝利に必要のない情緒的な妥協をしていた。過去の戦争の勝利で驕り高ぶって、成長せずに、そして、成長の仕方がわからなくなり、そのまま太平洋戦争を迎えてしまった。 それに反してアメリカは、過去の対戦での敗北からその敗因を分析・改善を繰り返し、第二次世界大戦時には、どの国よりも高度な航空機、無線機、そしてオペレーションが構築されていた。戦略に必要な武器・武力が整えられ、鍛錬をそこまで積んでない兵士でも簡単に扱えるよう簡素化も施されていた。 日々の振り返りや改善は自分達の生活においても必要不可欠だし、その繰り返しをしていれば、日常の変化や環境の変化に対応できる。そういった習慣は今できているから、これからも続けていこうと思う。 失敗を振り返ることは本当に大切だということを気づかされる本。良い本だった。

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2022/12/14

日本史の読み物としての側面はないこともないが、本書の冒頭にも書かれている通り「なぜ日本は太平洋戦争で負けたのか」を日本軍と米軍の組織としての構造を対比して理由を明確に示してあった。 その中で驚くのは、敗戦国としての日本軍の組織構造は今の政治や企業組織と基本的なところで変わらないの...

日本史の読み物としての側面はないこともないが、本書の冒頭にも書かれている通り「なぜ日本は太平洋戦争で負けたのか」を日本軍と米軍の組織としての構造を対比して理由を明確に示してあった。 その中で驚くのは、敗戦国としての日本軍の組織構造は今の政治や企業組織と基本的なところで変わらないのではないかと思わされるその結論だった。

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2022/12/06

日本型組織論の名著にして、現代でもなお通じる分析本。ここが恐ろしい。日本は、300万人もの死者を出してなお、全く進歩していない! 歴史は、悲劇は、きっと繰り返される。みんな、この本は読んでおいたほうがいいよ。

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