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失敗の本質 日本軍の組織論的研究 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
| 発売年月日 | 1991/08/09 |
| JAN | 9784122018334 |

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失敗の本質
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失敗の本質
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商品レビュー
4.2
642件のお客様レビュー
2026/07/27 読み終わった 失敗を摂取しようシリーズ。失敗の話大好き。先人の失敗を学び、我々は同じことを起こさないように学ぶことが何よりも大事だと思っている。 この本は、第二次世界大戦の日本軍の失敗を題材にしている。全3章で、1章が実際に当時何があったかを時系列で紹介す...
2026/07/27 読み終わった 失敗を摂取しようシリーズ。失敗の話大好き。先人の失敗を学び、我々は同じことを起こさないように学ぶことが何よりも大事だと思っている。 この本は、第二次世界大戦の日本軍の失敗を題材にしている。全3章で、1章が実際に当時何があったかを時系列で紹介する事例紹介章。2章がその事例から一般化された失敗の本質を論じる章。3章が、その失敗の教訓を今日に活かすためにはという未来に向けた章。 最初から読んだのだけど、正直1章の事例紹介は軍事の専門&出来事の紹介すぎて全然入ってこず。大枠だけ捉えて2章にすぐ進んだ方が良さそう。 2章以降は、日本軍の何が失敗でどう改善すべきだったのかが詳細に紹介されており、読み応えあり。2→3を読んで、その中で実際に何が起こったのか気になったら1を読む方が入ってくるかもしれない。 そして何が失敗だったか。俺が究極に恣意的に解釈すると、「日露戦争で勝った」ことが原因だったのではないかな。日本軍が日露戦争で得た成功体験はそっくりそのまま第二次大戦の失敗の芽になっていたことを改めて感じた。 今に通じる教訓としては、環境の変化に合わせて自己否定学習をできるかどうか。これが大事。一番むずかしい。
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『失敗の本質』は、前半で日本軍の6つの失敗事例を取り上げ、後半でそこから失敗の本質と教訓を抽象化していく構成になっている。 大東亜戦争における日本軍の研究パートは非常によくまとまっており、単純に戦史として読んでも楽しめる内容だった。一方、後半は個別の戦史から組織論へと抽象化して...
『失敗の本質』は、前半で日本軍の6つの失敗事例を取り上げ、後半でそこから失敗の本質と教訓を抽象化していく構成になっている。 大東亜戦争における日本軍の研究パートは非常によくまとまっており、単純に戦史として読んでも楽しめる内容だった。一方、後半は個別の戦史から組織論へと抽象化していくため、やや強引に感じる部分もあったが、全体としては納得しやすい理論として整理されていると感じた。 個人的に最も印象に残ったのは、日本軍が過去の成功体験に適応しすぎ、「過学習」のような状態に陥っていたという見方である。 これは現在のAIにも通じる考え方だと思った。AIは学習データに対して過度に最適化すると過学習を起こし、未知の状況に対応できなくなる。そのため、単に学習を続けるだけでなく、学習したものを捨てたり、一般化したりすることが重要になる。 それと同時に、その考えは人間や組織にも当てはまるものなのだと気付かされた。 「経験から学ぶ」ことは重要だが、経験を絶対視すれば、それ自体が新しい環境への適応を妨げる。過去の成功を学習するだけでなく、必要に応じてその学習を棄却することもまた、成長には必要なのだと教えてくれた一冊だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第3章がキーメッセージ。日本史の知識が浅いので第1章は読み進めるのに少し苦労した。 本質は古さを感じさせないものであり、それはつまり、日本の組織の持つ課題が初版刊行の1991年から30年以上改善できていないことの表れなのだと思う。 適応しすぎた結果、適応できなくなる とはまさに今の企業の課題であると感じる。平時に最適化されたマニュアル、仕組み、体制で思考停止状態で通常業務が回っており、いざ何か起こった時に、そこからグランドデザインを描いて切り開ける人材が不足している。それがこの失われた30年と呼ばれる停滞を引き起こし、なお打開策が見えずにいる原因なのだろう。ではなぜそうなってしまうのか。個人的には教育に課題があるのではと感じているが、本書ではこの背景まではスコープ外であった。 歴史に学ぶべきであり、多くの人が手に取るべき本かと思う
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