峠 改版(上) の商品レビュー
以前は分厚い上下2巻…
以前は分厚い上下2巻でしたが、手頃な上中下3巻になりました。主人公は河井継之助ですが、著者は別の短編「英雄児」でも彼を取り上げています。
文庫OFF
2026/2/16読了。幕末の動乱に巻き込まれて、これから面白くなりそう。 小吏としての能力はないが、家老としての才があり、どちらが幸福かと言うとそれは小吏の才あるもの、というくだりは、身につまされる話だと思った。 司馬作品の主人公としては、河井継之助は今のところあまり魅力的に映...
2026/2/16読了。幕末の動乱に巻き込まれて、これから面白くなりそう。 小吏としての能力はないが、家老としての才があり、どちらが幸福かと言うとそれは小吏の才あるもの、というくだりは、身につまされる話だと思った。 司馬作品の主人公としては、河井継之助は今のところあまり魅力的に映らない。今後に期待。
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Geminiからのレコメンドで読んでみました。初めての司馬遼太郎作品でしたがすんなり読めて続きが楽しみです。 自分の適性をどう見極め、どこに自らを置くのかは非常に関心のあるテーマで、河井継之助の視点でそれを見られるのがとても楽しみになっています。体面よりも正しさを貫き、頭でっか...
Geminiからのレコメンドで読んでみました。初めての司馬遼太郎作品でしたがすんなり読めて続きが楽しみです。 自分の適性をどう見極め、どこに自らを置くのかは非常に関心のあるテーマで、河井継之助の視点でそれを見られるのがとても楽しみになっています。体面よりも正しさを貫き、頭でっかちにならず行動を是とする継之助が眩しい。 (政治思想のコメントは差し控えたいですが、)欧米諸国から圧を受け激動する幕末期の状況が、現代の日本を取り巻く環境に重なるように感じました。
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初司馬遼太郎。読みやすい。 河井継之助の言動の源流、幕末という時代背景、長岡の地理 継之助の行動力と先見の明に驚かされる
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自分の考え方と照らし合わせながら読む。共感できる部分とできない部分もあるが、やはりこの時代の小説は面白い。たまたま言志四録を併読しているので佐久間象山、山田方谷などとの関係や、朱子学、陽明学の理解が深まった。中巻も楽しみ。
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河井継之助はいわゆる敗軍の将であり、戊辰戦争時には小藩を率いて官軍に抵抗し一目置かれた存在である。その継之助が何者でもない、自分探しのような旅に出るのがこの上編となる。 江戸に遊学して古賀謹一郎の私塾に学び、備中松山へ山田方谷に会いに行き、長崎や横浜に逗留して海外情勢を読むとい...
河井継之助はいわゆる敗軍の将であり、戊辰戦争時には小藩を率いて官軍に抵抗し一目置かれた存在である。その継之助が何者でもない、自分探しのような旅に出るのがこの上編となる。 江戸に遊学して古賀謹一郎の私塾に学び、備中松山へ山田方谷に会いに行き、長崎や横浜に逗留して海外情勢を読むといった行動をする継之助。彼はすでに幕府は倒れるであろう見通しを持っており、開国や尊王の不可逆な流れは避けられないと悟る。司馬史観における幕末アナザーストーリーとして、どこまでが史実かは不明だが、まるで坂本竜馬である。 しかし彼の立場はあくまで徳川譜代大名の家臣であり、佐幕と体制維持の圧力を公私にわたって受け続けることとなる。自分自身を客観的に評価し、小藩の能吏となるよりも家老職を目指して藩主に直言するような大胆さを持つ継之助に対して、変化の時代はやがて彼に役割を与えていくのだった。
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幕末の長岡藩士である奇才 河井継之助の物語。 この時代に広く長期的な視野を持ち、それを実践するためには並大抵の精神力では覚束なかったはずで、だからこそ周囲からは奇人と受け止められたであろう。 誰にも相手にされなくてもおかしくないところですが、彼の幸運は時代の空気もさることながら父...
幕末の長岡藩士である奇才 河井継之助の物語。 この時代に広く長期的な視野を持ち、それを実践するためには並大抵の精神力では覚束なかったはずで、だからこそ周囲からは奇人と受け止められたであろう。 誰にも相手にされなくてもおかしくないところですが、彼の幸運は時代の空気もさることながら父親、師、藩の重役や藩主などが決して進歩的な気質ではないけれど頭ごなしに否定せず、どこか面白がって言動を封殺しなかったことじゃないかと思う。 さて、中巻ではどのような活躍を見せるのか。
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「竜馬がゆく」「燃えよ剣」に続き、3作目の幕末編。立場変われば、こんなにも時代や物事の見方が変わるのかぁ。中・下巻も楽しみ。
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長岡の記念館に行って基礎知識を仕入れてから読みました。 徳川が政権を放棄し、薩長が増長している中で、河井継之助の長岡藩は、商いで財をなし軍備を整えました。で、会津と薩長を仲裁して外国の脅威に立ち向かおうと考えていました。が、交渉は不調に終わり、薩長の大軍に攻め込まれ、傷を負って...
長岡の記念館に行って基礎知識を仕入れてから読みました。 徳川が政権を放棄し、薩長が増長している中で、河井継之助の長岡藩は、商いで財をなし軍備を整えました。で、会津と薩長を仲裁して外国の脅威に立ち向かおうと考えていました。が、交渉は不調に終わり、薩長の大軍に攻め込まれ、傷を負って亡くなります。 侍の終焉を確信していながら、長岡藩士として戦う生き様に心を打たれます。読んでみて下さい。 高田は、人材がいなかったそうです(泣)。
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河井継之助の一代記。上巻では戊辰戦争の10年ほど前までの継之助の動きが前史として描かれる。 朱子学全盛の時代に陽明学を奉じ、考えることのみならず行動に移すことを重要視した。また、自他共に認める大物であり、普通の出世栄達には拘らず、自分は将来家老になる人物として遊学を希望し、江戸...
河井継之助の一代記。上巻では戊辰戦争の10年ほど前までの継之助の動きが前史として描かれる。 朱子学全盛の時代に陽明学を奉じ、考えることのみならず行動に移すことを重要視した。また、自他共に認める大物であり、普通の出世栄達には拘らず、自分は将来家老になる人物として遊学を希望し、江戸、横浜、大垣、津、京都、備中松山、長崎と遊学しながら山田方谷やスイス人、オランダ人と渡り合い、学び、その傍ら遊女と遊んだり、今日の公家女と昵懇になったりもした。 時代の動乱と幕府の崩壊を予言し、その中で長岡藩の立場でどう乗り切るかを考えていた。班の上役から奇人扱いされるが最後は藩主の牧野忠恭に見出されて公用方を務めることになる。藩主に幕府から京都所司代や老中という重責を負わせようとする中で、継之助はそれに反対して長岡藩としての国力を浪費しないように力を入れていく、
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