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項羽と劉邦(上) の商品レビュー

4.2

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    68

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

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2009/10/04

私が一番最初に読んだ司馬遼太郎さんの小説。 今まで読んできた小説にはなかった、補給の概念に驚いたのを覚えています。

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2009/10/04

前半は劉邦について多く書かれ、項梁(項羽のおじ)と項羽は後半で活躍します。 劉邦は愛嬌があるけれどダメダメで、項羽は激情家のお坊ちゃんといった感じです。

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2009/10/04

高校生の時に初めて読んだ歴史小説であり、初めての司馬作品でした。人物を覚えるのに苦労した思い出がありますが、出てくる人物一人一人が個性豊かに描かれていてとても面白いです。今でも好きな人物を思い返しては読み直しちゃうくらい好きです!

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2011/09/17

共に英雄とされて伝説となっている二人だがその性格や生い立ちは天と地ほどにも違う。負けて、負けて、負け続けて、最後に一度だけ勝った劉邦がその後300年続く漢王朝の始祖となったという歴史の現実がとても皮肉で興味深い。これを読んでいると、とにかく劉邦という人物がいかにダメダメだったかを...

共に英雄とされて伝説となっている二人だがその性格や生い立ちは天と地ほどにも違う。負けて、負けて、負け続けて、最後に一度だけ勝った劉邦がその後300年続く漢王朝の始祖となったという歴史の現実がとても皮肉で興味深い。これを読んでいると、とにかく劉邦という人物がいかにダメダメだったかを思い知らされる気分になる。だが、そのダメダメこそが彼を皇帝へと押し上げた要因だったというのが「上に立つ者」の資質を問うている司馬遼太郎の見解だろうか。「空な人」は、その分他者を受け入れる余地がある。能力もカリスマ性も血統もあらゆる面で劉邦より勝っていた項羽が、資質としては明らかに劣る劉邦に敗れた事実。だから歴史は面白い。

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2009/10/04

いやー、久々に本読んで興奮した。 上巻は秦滅亡から項羽と劉邦の台頭まで。 三国志に比べると策略も単純だし、人物のキャラクターも薄いけど、項梁が秦に攻めに行ったところから一気に面白くなったよね。 今んとこ、蕭何、項羽が好き。劉邦はなんか好きになれないな。 これから変わるかも。 早く...

いやー、久々に本読んで興奮した。 上巻は秦滅亡から項羽と劉邦の台頭まで。 三国志に比べると策略も単純だし、人物のキャラクターも薄いけど、項梁が秦に攻めに行ったところから一気に面白くなったよね。 今んとこ、蕭何、項羽が好き。劉邦はなんか好きになれないな。 これから変わるかも。 早く続き読みたい。

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2021/08/21

テストの漢文対策で読み始めた本。 しかし読んでいくとなかなかに面白い! 最後のほうは、漢文対策のことなど忘れて読みふけっていました。

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2009/10/04

負けっぱなしの劉邦が優秀な仲間に支えられて項羽に対抗する。 劉邦に武力も知略もなく、あるのは大きな徳だけ。自分に出来ないことは人に任せ、わからないことは恥ずかしげも無くわからんと言うその人となりは愚直ともいえる。 別働隊として勢力を拡大した韓信は第三勢力として劉邦に対抗できたにも...

負けっぱなしの劉邦が優秀な仲間に支えられて項羽に対抗する。 劉邦に武力も知略もなく、あるのは大きな徳だけ。自分に出来ないことは人に任せ、わからないことは恥ずかしげも無くわからんと言うその人となりは愚直ともいえる。 別働隊として勢力を拡大した韓信は第三勢力として劉邦に対抗できたにもかかわらず、そうしなかったのは韓信自身に野心が無かったことがあるにせよ、劉邦の存在がいかに特別だったかがわかる。それでも、劉邦の魅力というのはなかなかわかりにくい。 実際中国では項羽の方が英雄として人気があるような気がする。 秦という国は世界初の統治国家でその近代性は紀元前200年という時代には早すぎたらしい。 司馬遼太郎による人物評は鳥の目と虫の目を使い分けたもので、その虫の目というのはフィクションに頼るところが大きいものの、それだけ奥行きのある人間像が出来上がる。どの登場人物も皆魅力的で読む人によって好きな人物が違ってくるという群像劇の基本みたいなものをあらためて楽しめた。 08.12.19

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2012/06/29

全3巻。 時代物を読む人達の ほとんどが読んでる司馬遼太郎。 大嫌いなんです。 自分。 途中で著者が出てきて、 ずらずら自説を説かれたり、 うんちく言われるとげんなり。 歴史好きじゃなくて小説好きなので。 こういう人たちは学者とかやればよいのに。 説明文を読み...

全3巻。 時代物を読む人達の ほとんどが読んでる司馬遼太郎。 大嫌いなんです。 自分。 途中で著者が出てきて、 ずらずら自説を説かれたり、 うんちく言われるとげんなり。 歴史好きじゃなくて小説好きなので。 こういう人たちは学者とかやればよいのに。 説明文を読みたいんじゃなくて物語を読みたいの。 もう読まないわこの作家。 と思わせられた本の一つ。 でも長いの割と読んでしまったので 有名どころ読んでみようか悩み中。 この人長いの一杯あるので。 くそう。

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2009/10/04

実は司馬遼太郎の本がかなり好きで 中学高校時代は良く読んだものです。 最近になって読む機会があり さらっと読んでみたのですが 示唆に富んでいる本だなと 今回は思いました。 今まではあぁ面白いなぁとか わくわくするなぁとかしか思っていなかったと思うのですが 最近読んだ感想は人物...

実は司馬遼太郎の本がかなり好きで 中学高校時代は良く読んだものです。 最近になって読む機会があり さらっと読んでみたのですが 示唆に富んでいる本だなと 今回は思いました。 今まではあぁ面白いなぁとか わくわくするなぁとかしか思っていなかったと思うのですが 最近読んだ感想は人物像や人望についてなど やっぱり受け手によって本は変わりますね。 ちなみに、項羽は武力等において非常に優れた 人材だったけれど人望はなく 劉邦は武力はなく、心意気のようなものも欠けていたように 描かれているが、人望はあります。 歴史上の最後の勝利したのは劉邦というのは そういったほかの人がつい助けたくなる人の 人望の有意義さを示しているのではと 感じました。 数年経っただけの同じ人間の意見でさえ 変わるのだから違う人格だったら 言うまでもないだろうと思います。 今、ふと漢文の「いわんや」「且つ」とか思い出しました笑

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2011/07/17

一応上巻だけ読んだのだけど、その後残り2冊も読もうという気持ちが起こらなかったみたいだ。四面楚歌のところだけは読んだ覚えがあるけれど。中学生で司馬遼太郎を読む人も多いかもしれないけど、僕には難しかったんだろう。その頃熱中していた三国志を読むようなつもりで司馬遼太郎を読んでしまった...

一応上巻だけ読んだのだけど、その後残り2冊も読もうという気持ちが起こらなかったみたいだ。四面楚歌のところだけは読んだ覚えがあるけれど。中学生で司馬遼太郎を読む人も多いかもしれないけど、僕には難しかったんだろう。その頃熱中していた三国志を読むようなつもりで司馬遼太郎を読んでしまった。だが明代に書かれた小説と、現代の小説とでは、心理描写などがあまりに違い過ぎる。その後、現在(2008年)に至るまで司馬遼太郎は読んでいない。別に読みたくないんじゃなくて、機会がないだけ。そのうち読みます。

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