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卒業 の商品レビュー

3.3

1128件のお客様レビュー

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    92

  2. 4つ

    307

  3. 3つ

    531

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    98

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2025/01/11

今年こそは絶対読もうと決めていた作品。 加賀恭一郎シリーズ1作目。 国立T大の女子大生が入居している「白鷺荘」の一室で遺体が発見された。彼女の親友であり、遺体の発見者である相原沙都子は仲間とともに残された彼女の日記帳から真相を探っていく。彼女は自殺か?それとも他殺か? 今作は...

今年こそは絶対読もうと決めていた作品。 加賀恭一郎シリーズ1作目。 国立T大の女子大生が入居している「白鷺荘」の一室で遺体が発見された。彼女の親友であり、遺体の発見者である相原沙都子は仲間とともに残された彼女の日記帳から真相を探っていく。彼女は自殺か?それとも他殺か? 今作は昭和61年刊行。 登場人物たちの会話の言い回しに時代を感じた。 剣道経験者なので、剣道の試合の場面は様子を思い浮かべやすかったし、胸が熱くなった。 あまり読んだことはないけれど、スポーツものも読んでみたら結構好きかもしれない。 自分は友達の何を知っているのか? 本当の友達とは? 考えさせられる内容だった。 東野圭吾さんは初期からすごかったんだな。 トリックも人間ドラマも面白かった。 いろんな意味を持つ「卒業」。 最後は少し切ない。 ✎︎____________ 恋とは忍ぶことなり(p.7) 打ち明けられないから秘密なのよ(p.63) 死ぬと、過去を大掃除するみたいに、いい噂も悪い噂も広がってしまうものなのね(p.65) 納得できないことを、納得できないまま終わらせることは俺にはできないんだ。(pp.193~194) 嘘か本当か、一体誰が判定できるのかしら?(p.288)

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2024/12/08

密室殺人も、複数の目がある中での毒殺も、どんなトリックが使われてるのか 人間関係にどんな秘密が隠されてるのか 問題が山積みで困る。← 後半に進むにつれてどんどん引き込まれる。 事件の真相は「なるほどなあ~」って感じ。 毒殺のトリックが複雑で図解を見てもあまり理解できてない部分もあ...

密室殺人も、複数の目がある中での毒殺も、どんなトリックが使われてるのか 人間関係にどんな秘密が隠されてるのか 問題が山積みで困る。← 後半に進むにつれてどんどん引き込まれる。 事件の真相は「なるほどなあ~」って感じ。 毒殺のトリックが複雑で図解を見てもあまり理解できてない部分もあるので、もう少し分かり易いトリックだったら良かったなあ。 なんだか悲しい結末だった。 加賀の恋愛が気になった。

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2024/12/03

加賀恭一郎シリーズ1作目に立ち返ってみた。まさか大学生の時から始まるとは。ちょっとした加賀の恋愛事情も気になったが、何より茶道を利用したトリックが面白かった。

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2024/11/25

加賀恭一郎シリーズをはじめから読んでみたくて、手に取りました。 あっこれは伏線だろうなと思いながら読んでいたのですが、トリックは全く分からず。難しかった… 読みやすいはずの東野圭吾作品ですが、初期のこの本格謎解きミステリーは読むのに少し時間がかかりました。 でも頑張って順番に読ん...

加賀恭一郎シリーズをはじめから読んでみたくて、手に取りました。 あっこれは伏線だろうなと思いながら読んでいたのですが、トリックは全く分からず。難しかった… 読みやすいはずの東野圭吾作品ですが、初期のこの本格謎解きミステリーは読むのに少し時間がかかりました。 でも頑張って順番に読んでいくぞー!

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2024/11/15

『あなたが誰かを殺した』を読んで、加賀恭一郎シリーズを最初から読んでみたくなり手に取りました。 どんどん謎を解き明かしていくにつれて、続きが気になりページをめくる手が止まりませんでした。 やっぱり東野圭吾さんは最高です!

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2024/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加賀恭一郎シリーズ第1弾 大学4年生、就職や卒業を迎える忙しい時期に起こった一つの死。 密室で起こったのは自殺なのか他殺なのか。 恭一郎と沙都子による犯人探しは、青春を共に過ごした仲間たちの絆を強くするのか分つのか… 私の中で恭一郎の人物像がくっきりと浮かび上がった。 体躯がよく黒髪短髪、、いい意味でも悪い意味でも冷静沈着な彼がくりなす犯人探しに目が離せない! 沙都子と恭一郎は果たして結婚するのか、、

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2024/10/31

ひと昔の『学生』って感じだなと思っていた。大学生というより、学生って感じ。女学生とかの言い回しっぽい時代。 アホなので情景を思い浮かべることに苦戦。図解がありがたかった。 解説に学生をリアルに表してるって書いてあってやっぱそうなんだと思った。

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2024/10/26

加賀恭一郎シリーズ初読。 沙都子と恭一郎のが共に同級生の死について真相に近づいていく物語。 先生の行動が非常に印象的だった。年齢を重ねたからこその行動というか、思想というか、思いの行動が記憶に残る。 卒業。様々な思いを含んでそれぞれ卒業していく。

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2024/10/20

加賀恭一郎シリーズを読もうと思い、まずはその第1作であるという本作からスタートしてみた。 やはり、東野圭吾初期の作品ということで、文体も内容も古く感じる。30年近く前に乱歩賞受賞作「放課後」を読んだ時は純粋に感激したのだが…。 本作は、文章なども稚拙と感じる部分もあり、また雪月...

加賀恭一郎シリーズを読もうと思い、まずはその第1作であるという本作からスタートしてみた。 やはり、東野圭吾初期の作品ということで、文体も内容も古く感じる。30年近く前に乱歩賞受賞作「放課後」を読んだ時は純粋に感激したのだが…。 本作は、文章なども稚拙と感じる部分もあり、また雪月花式の茶会でのトリックは全く理解できず、めんどくさくなって読み飛ばしたりした。 また、殺人の動機などもとても納得できるものでは無い。 要するに、推理小説としては、私の求めている面白さはあまり感じることができなかった。 ただ、評価の高い加賀シリーズの出発点と言えるこの作品では、青春ミステリーの雰囲気を味わえたことや、加賀恭一郎の刑事としての資質を垣間見ることができたことが良かった。 これから加賀恭一郎がどう成長していくか楽しんでいくことにしよう。

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2024/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加賀くーーーーん!!!!!! 学生時代の加賀君、なんか尖ってて 若さをひしひしと感じる…ッッ 彼の出るシリーズを楽しみにしてたからワクワク♬ こういう親友達、行きつけの喫茶店、 煌めく青春の淡い思い出…… お抹茶と和三盆をお供に読んだよね!!! ミステリとしては、 洋子は自殺、波香は華江と若生を疑っていたけど、 かなり最後までトリックが分からなかったので エンドまでずっと犯人を考えてた。 なるほど結構いつくかが絡み合っていたのか…!! と改めて驚きと加賀の推理力に脱帽した。 と同時に、最後の沙都子の女性ならでは?の推理も 天晴れだった…ッッ! それはそうと、 行きつけの個人経営喫茶店って良いなぁ… と暖かさを感じては思うのであった。

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