卒業 の商品レビュー
加賀恭一郎シリーズ第一弾。 終盤様々に伏線回収がされており、この頃からさすがだったのか!? ただ、雪月花之式のトリックは非常に分かり辛い↷素人には映像化してくれないと無理なんで諦めた(笑) 文庫本巻末の解説に反するが「いや、大学生ってこんなに大人じゃ無いでしょう!??」当時...
加賀恭一郎シリーズ第一弾。 終盤様々に伏線回収がされており、この頃からさすがだったのか!? ただ、雪月花之式のトリックは非常に分かり辛い↷素人には映像化してくれないと無理なんで諦めた(笑) 文庫本巻末の解説に反するが「いや、大学生ってこんなに大人じゃ無いでしょう!??」当時、東野圭吾も20代だったが…老人が若作りしてるような学生とまでではないが…やっぱり学生達が大人すぎる。 最後、ソチラも『卒業』したんだ。。後作で再登場するのかな??
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加賀シリーズ1作目。ドラマしか見てなかったので、まさか加賀が大学4年でしかも同級生が亡くなる事件を調べるとは思いもよらなかった。若いが故の悲劇なのか浅さなのか、苦い思いで読み終わる。この苦さが卒業を指すのかと思うとやるせ無い。ここからどうシリーズが進むのか気になる
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初めて東野圭吾の初期の作品を読んだ。何十年も前の作品なので、男尊女卑のような表現が散見された。また、トリックがわかりづらい点、今考えるとキザだなと思える点はあれど、それを上回るほどの作品の切れ味はすばらしかった。現在と変わらず先が気になって仕方がない展開作り、あの描写がここでつな...
初めて東野圭吾の初期の作品を読んだ。何十年も前の作品なので、男尊女卑のような表現が散見された。また、トリックがわかりづらい点、今考えるとキザだなと思える点はあれど、それを上回るほどの作品の切れ味はすばらしかった。現在と変わらず先が気になって仕方がない展開作り、あの描写がここでつながるのかというプロット作り。加賀恭一郎シリーズを制覇したいと思った。
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新参者でお馴染み、あの加賀恭一郎シリーズの第1作!加賀の大学4年のお話です。加賀は加賀である。生い立ちを感じられる作品でした。 親友が死んだ。自殺か?他殺か?自分たちは親友のことをどれだけ知っていたのだろう。 とにかく切なかったな〜。なんか、沙都子が可哀想でしたね。「友情」に振...
新参者でお馴染み、あの加賀恭一郎シリーズの第1作!加賀の大学4年のお話です。加賀は加賀である。生い立ちを感じられる作品でした。 親友が死んだ。自殺か?他殺か?自分たちは親友のことをどれだけ知っていたのだろう。 とにかく切なかったな〜。なんか、沙都子が可哀想でしたね。「友情」に振り回されて終わる、なんだかやりきれない感情。優しいのか、世間知らずなのか、ピュアなのか。最終的に2人の関係はどうなったのか。 正直トリックは難しすぎて(みんな言ってますよねw)理解はできてないですが、スッキリした終わりではあります。 そして、卒業とはなんだろう。その人が次にすすむときのけじめ、なのかなと思いました。 加賀の、卒業するからと言って何かが劇的に変わるわけではない。という言葉に、グサリときました。確かに!でも、卒業って言葉があるおかげで、気持ちに、想いに、けじめをつけることができますもんね。万能な言葉だな〜 この本を読んで、個人的には恩師である先生の言葉に色々感じるものが。 「打ち明けられないから秘密なのよ」 「どういうふうにしても四方八方うまくいくということが無理な場合は多いものです。あなたの決心が固いのならそうなさい。お父さんも納得させて、皆から祝福されながら旅立とうというのは虫のいい話ね。」 「私が夫のことを今も慕っているということはあなたがたもよく知っているでしょう。でも私がこんなふうに考えるということまでは知らない。自殺の動機とはそういうものだと思うのよ。原因はあなたたちならきっと知っているはずなの。でもその原因が、どういう経路で死と結びつくかまでは本人にしかわからない」 特に2つ目の言葉は響きました!人間って傲慢だから、自分が好きで決めたことでも、もし反対されたとしても全ての人に応援されたい、肯定されたいって思っちゃうんですよね。 「そもそも自分が決めたことなのだから、それなりの試練は覚悟しているはずなのに。それは甘え以外の何物でもない。」最近プライベートでそういう相談をされることが多かったので、これを読めと思いました笑
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
加賀恭一郎シリーズ1 トリックは難しくてよくわからなかったけど、ストーリーに入り込めました! 結局藤堂は何がしたかったの? 祥子は死ぬ必要あった? 波香を殺す必要あった? 華江はただただ最低… 些細な歪みがここまでの事件になるとは… 友情とは何だったのか… ドラマと映画は昔に一度だけ見たので、加賀恭一郎は完全に阿部寛を思い浮かべて読みました。 シリーズ読破目指して、次は眠れる森を読みます!
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デビュー作の『放課後』と同じく『卒業』も学園ミステリー作品である。著者の人気シリーズでもある加賀恭一郎シリーズの第一作であり、加賀が大学生のときの話である。雪月花を用いたトリックは図が用いられていることで、茶道に造詣が深くない読者にもわかりやすく解説されているが、それでも理解する...
デビュー作の『放課後』と同じく『卒業』も学園ミステリー作品である。著者の人気シリーズでもある加賀恭一郎シリーズの第一作であり、加賀が大学生のときの話である。雪月花を用いたトリックは図が用いられていることで、茶道に造詣が深くない読者にもわかりやすく解説されているが、それでも理解するのに少々時間がかかった。ストーリーの展開も事件だけにフォーカスされているのではなく、加賀が所属する剣道部の試合の話であったり、事件に関係のある話以外の部分についても詳細に語られていて、登場人物がどのような人物であるか窺うことができた。 本書のタイトルにもなっている「卒業」には二つの意味があることに気づいた。この作品を読み、彼らの人生の一つの節目である大学の卒業と、様々な動機が絡み合うことで起きてしまった事件による仲間との別れという意味での卒業の二つの意味を自分なりに解釈した。
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久しぶりに東野さんを読んだけど、やはり謎解きは見やすいしわかりやすい。加賀シリーズなるものを読むのはこれが初。もっと読みたいな。◆友人関係とはどれくらいのものなのか、考えさせられた。信用することは大事だけど、それと同等かそれ以上に、疑うことも大事なんだろう
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初めて読んだ加賀恭一郎シリーズ第一作。 通常密室というと密閉された部屋を思い浮かべるが今回は管理人の目という現実的に考えたら不完全な密室を、何度も管理人の目が厳しいという描写を細かく入れる事で読者に完全な密室と認識させた点は流石だと感じた。 また、雪月花之式の殺人事件のトリック...
初めて読んだ加賀恭一郎シリーズ第一作。 通常密室というと密閉された部屋を思い浮かべるが今回は管理人の目という現実的に考えたら不完全な密室を、何度も管理人の目が厳しいという描写を細かく入れる事で読者に完全な密室と認識させた点は流石だと感じた。 また、雪月花之式の殺人事件のトリックはすこし頭が混乱したがなかなか楽しめた。 次回作も早く読み切っていきたい。
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★★★★☆沖縄県の雰囲気って、こんな感じなのかなと思える作品でした。一度、旅行で行ったので海の感じや明るい日差しを思い出しながら読みました。主人公の明青が、幸と名乗る女性に恋するラブストーリーでした。時々、明青の幸に対する行動や気持ちに少し焦ったく感じることもありましたが、ラスト...
★★★★☆沖縄県の雰囲気って、こんな感じなのかなと思える作品でした。一度、旅行で行ったので海の感じや明るい日差しを思い出しながら読みました。主人公の明青が、幸と名乗る女性に恋するラブストーリーでした。時々、明青の幸に対する行動や気持ちに少し焦ったく感じることもありましたが、ラストで幸から明青に宛てた手紙は、想像もしていなかった内容でした。全体的に良いお話しで面白かったです。
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茶道のトリックが出て来て、ちょっと頭に拒否反応が出てしまいましたが、それを乗り越えると後半すらすらと読み終える事が出来ました。 作中色々な人間関係や動機、トリックのヒントがあるのに、なかなか繋ぎ合わせる事が出来ないのは悔しいですね。
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