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夜中の薔薇 の商品レビュー

4.1

57件のお客様レビュー

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エッセイ集です。この…

エッセイ集です。この「夜中の薔薇」の内容は盛りだくさんです。男性の話、仕事の話、旅行の話、家族の話、食べ物の話、こだわりの話 等々。作者の鋭く、優しく、細やかな観察力には読む度に感心します。このように自分をしっかり持った大人の女性になりたいと憧れます。とにかく向田邦子さんの書くエ...

エッセイ集です。この「夜中の薔薇」の内容は盛りだくさんです。男性の話、仕事の話、旅行の話、家族の話、食べ物の話、こだわりの話 等々。作者の鋭く、優しく、細やかな観察力には読む度に感心します。このように自分をしっかり持った大人の女性になりたいと憧れます。とにかく向田邦子さんの書くエッセイはとても良いです。

文庫OFF

2026/04/11

自分にも他人にも手厳しい、それでいてあたたかい。旅行記あり食レポあり、対談あり。 手袋、の一篇がとても印象に残った。ちくま文庫のベストエッセイの文庫も持っているけれど、この本も手元に残しておくことに決定。

Posted byブクログ

2026/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昨年Netflixシリーズ「阿修羅のごとく」を観た。 本書をきっかけに向田邦子が脚本を手掛けていたことを知る。本書につづられるエッセイから主人公の4姉妹、その母親が醸し出す気丈さ、気高さの源流を味わった気がする。 海外旅行の紀行エッセイも、男性評論も、食エッセイもそれぞれ微細な観察眼と活気あふれる文体で好ましい。高いリーダビリティである。しかし、最大の魅力は著者のこれまでの苦難とそれを乗り越えるための決意を高らかに宣言する作品である。 その観点から「手袋をさがす」をおすすめしたい。 二十二歳会社勤めの著者は気に入った手袋が見つからず、意固地に手袋をはめることを避ける。上司からのある指摘を契機に、話は著者幼少期からの性分を回想しながら話は展開していき、社会が求める女性像からの決別を決意する。 【そしてー私は決めたのです。反省するのはやめにしようーと。】 この文章にぶつかったとき鳥肌がたった。ここからさらに話は飛躍していき、一般的に良いとされる製品や謙遜へ反旗を翻す。清貧はやせがまん、謙遜はおごりと偽善と看破する。すがすがしいまで覚悟である。 現代の日本社会にも、著者の事態と同様の息苦しさは残っていると肌で感じることがある。あれがしたい、これが楽しいという欲望を外部要因で抑制されることがあるだろう。それは家族、知人、職場と形を変えながら迫ってくる。そのような謙虚な態度が美徳とされるかのように。しかし、著者が述べているように大切な個性のある枝(それは長所としてではなく短所としてあらわれる)を矯めることになっていないだろうか、と疑問を持つことは大切だ。社会一般から咎められる短所は即座に矯正せねばならないという焦り。そのような焦りから解放されるためのきっかけを与えてくれる、素晴らしいエッセイである。 著者の良いも悪いも混ぜこぜの味がある人間像が、本書そこかしこから漂っている。卑屈さと世間に対する冷徹さが同居するその筆致こそが、向田邦子の魅力だろう。あけすけに本音を書き連ねるその姿勢が、閉塞感で息苦しさを覚える読者に、不思議な軽さをもたらしてくれる。

Posted byブクログ

2025/12/09

向田邦子さんらしいという言葉に尽きる本。 早くに亡くなったから良く思えるのか、 今行きてても良く思えるのか。 それを確かめるために後10年後にもう一回読んでみたい本。

Posted byブクログ

2025/11/23

短いエッセイが集まった本。夜中の薔薇や、手袋の話が有名のようですが、私はおばあちゃんの話が心に刺さりました。 「『あたしはトシだから』『面倒くさいことはカンベンして頂戴よ』と人生に対して白旗を上げてしまったが最後、残りの人生は、捕虜と同じである。」 といったお話です。自分がい...

短いエッセイが集まった本。夜中の薔薇や、手袋の話が有名のようですが、私はおばあちゃんの話が心に刺さりました。 「『あたしはトシだから』『面倒くさいことはカンベンして頂戴よ』と人生に対して白旗を上げてしまったが最後、残りの人生は、捕虜と同じである。」 といったお話です。自分がいま、まさに白旗を上げようとしていたので…これは、刺さります。

Posted byブクログ

2025/07/23

童は見たり野中の薔薇 のフレーズをずっと夜中の薔薇と思い込んでいた知り合いの話に 夜中の薔薇という言葉に向田さんが囚われていく話 夜中のの薔薇から連想される 孤独 子供が見てはいけない物 売れ残りの薔薇 短編ながら伏線を探して読むととても面白い。

Posted byブクログ

2024/04/21

20年前に一度読んだ時は、強くて弱くて素敵な女性のカッコ良くも赤裸々なエッセイで、楽しく読みました。 しかし、今読み返すと、今ならアウトな表現の数々(花嫁姿が見たい、男性鑑賞法、等)にショックを受けてしまいました。 小説は昔の作品でも「その時代の設定」として読めるから全く気になら...

20年前に一度読んだ時は、強くて弱くて素敵な女性のカッコ良くも赤裸々なエッセイで、楽しく読みました。 しかし、今読み返すと、今ならアウトな表現の数々(花嫁姿が見たい、男性鑑賞法、等)にショックを受けてしまいました。 小説は昔の作品でも「その時代の設定」として読めるから全く気にならないけれど、エッセイはナマモノなのだとつくづく思い知らされました。 この20年で私自身の考えがアップデートしたからなのだと思いますが、もし今でも向田邦子が生きていたらどんな文章を書いていたのだろうかと想像します。 それでも、熱く自分の心情を吐き出す「手袋をさがす」は名作だと思いました。

Posted byブクログ

2023/12/28

台湾での飛行機事故による急逝。その直前直後に世に出た文章を含む、稀代の随筆巧者による珠玉の随筆集。そういえば「父の詫び状」も凄く良かった。 そしてあらためて著者の年齢を知って驚いた。昭和5年生まれの亡父よりさらに1歳年長だった。 テレビ等でリアルタイムで拝見した記憶もある生前の姿...

台湾での飛行機事故による急逝。その直前直後に世に出た文章を含む、稀代の随筆巧者による珠玉の随筆集。そういえば「父の詫び状」も凄く良かった。 そしてあらためて著者の年齢を知って驚いた。昭和5年生まれの亡父よりさらに1歳年長だった。 テレビ等でリアルタイムで拝見した記憶もある生前の姿が、不運な急逝を境に、それ以降「更新」されることなくロックされたまま印象に残り続けていたこともあるのだろう。漠然と「ご存命なら80歳くらいだろうか」と思っていたより実際には遥かに古く、まさしく「昭和ひとケタ」ド真ん中の世代の方だったのだ。 そしてそれにしては、お書きになる文章の内容やリズム、そして感性が、やはりお若い。いや、近代的、先鋭的と云おうか。要は、亡父と同じ世代の人間が同じ時代に書き残した文章だとは到底信じられない。 中でも「手袋をさがす」には甚く感服。これは再読しなくては。三十を過ぎた息子にも強く勧めたい。 久し振りに他の著作も読み直してみたい。

Posted byブクログ

2023/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

体調不良で学校をお休みしているときに、たまたま家に置いてありましたのでベッドの上で読んでみることにしました。向田邦子さんは名前こそ存じ上げていたものの、本はあまり読んだことがありませんでした。しかし本当に素敵で面白くて、精神的にも荒んでいだ私の心にスーっと入ってきて、癒してくれるようでした。 特に、様々やらかして来た私にとって、”私は負け犬の方が好きです”と書いてあってなんだか報われたようでした。 今では向田邦子さん大好きです。私が向田邦子さんを好きになったきっかけの本です。

Posted byブクログ

2023/03/31

この人の性格、薄々気づいてたけど自分に似ているなと思った笑(調べてみたら誕生日まで近かった)。 料理の描写はどれをとってもヨダレが...

Posted byブクログ