コインロッカー・ベイビーズ(下) の商品レビュー
上下を通して、情景が思い浮かぶほど、「殺人」「破壊」が仔細に書かれている。 主人公はコインロッカーで生まれた孤児キクとハシで、物語は「破壊」「心臓の音」を軸として進んでいく。 いや、面白いわ、僕の感性に合う。
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読み終えて、 「え~!!、そこで終わり??」 と、思っちゃいました。 キクにはハシを救ってあげて欲しかったです。 ハシが痛々しくて…。 キクより、ハシに感情移入してしまったので、…読んでいて辛かったです。
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それにしてもあんた達いい色に焼けてるね、サーファーかい? 白いスーツできめてるとこ見ると、サーフシティ・ベイビーズだね? 店員が金を数えながらそう聞く。ヘルメットの顎紐を締めて、いや違う、とキクは言った。 俺達は、コインロッカー・ベイビーズだ。 息つく暇のなかった下巻。生き...
それにしてもあんた達いい色に焼けてるね、サーファーかい? 白いスーツできめてるとこ見ると、サーフシティ・ベイビーズだね? 店員が金を数えながらそう聞く。ヘルメットの顎紐を締めて、いや違う、とキクは言った。 俺達は、コインロッカー・ベイビーズだ。 息つく暇のなかった下巻。生きることと破壊への衝動の絡み合いが最後の最後まで重い。 刑務所でのリレーのシーンの描写なんか、好きだな。エネルギッシュで破壊的で生命力に満ちていて。
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上巻ほどの気持ちの高ぶりはない。 ハシが、地元に戻ったときの父のセリフの方言が、 ものすごいリアルで笑った。 さすが、長崎の人。 「欲しいものが何かわかっていないやつは、 欲しいものを手に入れることができない」 名言!
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二人の孤児が成長していく」お話です。 タイトル通りにコインロッカー‘に母親から捨てられた子供たちは心に傷を負って云々かんぬんで物語が始まる 成長していくにつれて離れていく二人の距離。‘破壊‘と‘自閉‘という、対照的な二人が傷を感じながら成長していく。 感情表現?みたいなのが...
二人の孤児が成長していく」お話です。 タイトル通りにコインロッカー‘に母親から捨てられた子供たちは心に傷を負って云々かんぬんで物語が始まる 成長していくにつれて離れていく二人の距離。‘破壊‘と‘自閉‘という、対照的な二人が傷を感じながら成長していく。 感情表現?みたいなのが独特で、良い意味でどろどろした文章になっていると思う。 感情移入とは違った楽しみができる そんな作品です。
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上巻に引き続き、引っぱり込まれて体験したこともない記憶が揺さぶられるような、上手いからこそと思えるそんなしんどさを感じつつ。(体調の悪い時に結構な描写のとこを読んでて貧血っぽくなったりしつつ)なんとか読み終わりました。 コインロッカー・ベイビーズだった、ではなく、「コインロッカー...
上巻に引き続き、引っぱり込まれて体験したこともない記憶が揺さぶられるような、上手いからこそと思えるそんなしんどさを感じつつ。(体調の悪い時に結構な描写のとこを読んでて貧血っぽくなったりしつつ)なんとか読み終わりました。 コインロッカー・ベイビーズだった、ではなく、「コインロッカー・ベイビーズだ」という現在形なんだなと思った。今でもベイビーズなんだ、きっと。普通の人なら何の苦労もせず生まれてくるところを、ハシとキクはコインロッカーに捨てられたばっかりに、きちんとこの世に「生まれる」ことが出来なくて、そしてまだ「生まれる」ことが出来ていないから母親という像が妙に抽象的だったり理想的だったりして。コインロッカーという無機質な胎内には存在しなかった鼓動の音を探して、「生まれよう」としてる。普通の人のように最初に母親の信号を充分に受け取れていないから、必死でその意味を探す。 引用部分のふたつめは、読んでいて泣きそうになった。破壊することで初めて「生まれる」ことが出来たハシとキク。 破壊と生の関係が余り矛盾するように思えなかったんだけど、それは村上さんのお話にまんまと引き込まれたんだろうか。
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薬島、歌手の夢、愛する人。 薬島、実の母、ダチュラの謎。 汚い街をリセットする、 もう一度あの音を聴くために。
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読むの時間掛かったけど面白かった 長編というのもあり、話が進むに連れ、キャラに愛着を持った これが長編の良さだな 内容も大胆で色々と刺激された気がする 頭がパイナップルみたいになった でもやっぱり漢字が難しくて読めなかったりするのであった
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